「アントマン」「黒く濁る村」 | スタッフAの、アノマリーな日々

スタッフAの、アノマリーな日々

アノマリーデザインの陰のスタッフ「A」が、日々思うことやお仕事のことなどを、
映画レビューとともにテキト~に書いていきますよ♪

コタツに入る日々だったのに、ここ数日でイキナリ気温30度超え。
天候が変わり過ぎて全くついていけましぇん…あせる 
…毎度ど~も、お疲れ気味のAです。叫び
…と思ったらゲーム疲れでした。(地球防衛してたせいでやんす)にひひ

映画、観てるよ~。次々観てるよ~。
とりあえず今回は2本。さぁ、いってみよ~~音譜

アントマン」(2015)
遂にレンタル鑑賞。
マーベル作品にしてはジャケット裏とか「子ども向け?」って感じだったんで
躊躇してたんですが…なかなか面白かったです音譜
ドラマありアクションあり笑いあり。
あと、ダグラスもありで。(何も知らんまま観たから、出て来てびっくり)

アントマンが小さくなって闘うシーンとか、映像がオシャレキラキラ
大きい時のアントマンは…なんかちょっと…ヘン…(ヘルメットがでかいから?)
ダグラスの娘役のエヴァンジェリンさんは「ほぼノーメイク」の方が綺麗な
ナチュラルビューティーですよね~。LOSTの時から思ってたんだけど。得意げ
…アントマン役の俳優さんはカッコいいとは思うんだけどなんか顔が覚えられない…
残念ながらちょっと印象が薄いです…(主役に失礼?)あせる

ガ~~っとテンション上がったりとかはないけど、全体的によく出来てますね。ニコニコ
続編も楽しみ~。娘、スーツ着るのか?(アントウーマン?)
あとアレ、面白いけど怖かったなぁ…でっかくなって倒れたトーマスw


黒く濁る村」(2010)
色々受賞してるみたいだし、知ってる俳優さんも結構出てるようなので
期待を込めてレンタル鑑賞。

…え~、ツッコミどころは満載ですがなかなか面白かったです音譜

ストーリーはこんな感じ。
あんたの父ちゃん亡くなったよ、と連絡があった為、
息子のヘグクは父が住んでたという村へ初めて足を運ぶ。
そしたら村長やその仲間たちがな~んかオカシイ。って言うかかなり怪しい。叫び
…あまりイロイロ詮索されたくない、って感じなのら…
疎遠だった父。一体この村で何をやってて、何故亡くなったのか…?
へグクは村へ残り探っていく、のだが…!叫び

俳優陣がまあ豪華。
主人公のへグクは「神弓」とか「グエムル」とか「殺人の追憶」とか
その他色々出てるパク・ヘイル。
おいらの中では「白いワイシャツ君」って感じの印象です。

カリスマ先生でもある父ちゃん・モクヒョン役は、
「シルミド」でツンデレ教官だったホ・ジュノ。
…今回の役は大分印象が違ってて最初分からなかったんですが。
目が据わっててなかなか不気味です…凄い存在感。アセアセ

元刑事の村長役はチョン・ジェヨン。もう色んな作品で主演やってますね。
因みにおいらは「ジャージャー麺」って呼んでます。
「殺人の告白」で食い散らかすシーンがオモシロかったんで…にやり

検事役にユ・ジュンサン。
男っぽい役が多くて、ちょいワイルドサイドなイメージ。カッコいいです。
役柄上今回は結構カッチリした格好でしたが、もっとムキムキを観たい人は
「リターン・トゥ・ベース」でご堪能くだしゃいキラキラ

村長の愉快な仲間たちである村人役にキム・サンホやユ・へジンなど。
ま~個性が強くて一度見たら忘れない顔の名脇役ですよね。にやり
サンホさんはどの映画でも同じ髪型で、(今回フサフサヘアシーン有り!)
出てくると何故かホッとしてしまう癒し系。本作ではかなり激しいシーンがありますがね。
へジンさんは毎度おなじみリアルネズミ男って感じ。
痙攣(?)しながら必死に訴え掛けるシーンでは「可哀想」を超えて「面白過ぎ!」に。
憎めないキャラしてますよね~、へジンさん。

「宗教家でカリスマだった父ちゃんが実はかなりの悪で、村人たちは実は被害者だった…
みんなで彼を殺して、みんなでその事実を隠そうとした…!恐ろしい村や…!」
…な~んて展開になるのかな~なんて勝手に思ってたんですが、そうではなかったですね。
ただ大分死人が出てしまいました。ショック

韓国映画に多い大どんでん返しは今回無いのかと思いきや、
ラストで「ヨンジ(主要メンバー唯一の女性)が意味ありげに微笑む」んです。
そこでヘグクが思い出す訳ですよ。
「そういえば親父の死を知らせてきた電話の声、彼女の声だったよな…」と。
(今思い出すんかい、ってツッコミはしないでおきましょ)

ヘグクの表情からして「全ては彼女の計画的犯行だった…?!」、
「しかも自分は加担してしまったのかもしれない…!」と、
瞬間的に悟ったんではないかと思いますね。ゾッとするラストシーンです。叫び

彼女に動機があってもおかしくない状況だったんであり得るラストではあるんだけどね。
なんせヨンジは、若い頃にモクヒョン先生に助けられたものの、
村へ移ってからは彼を守るために村長の言いなりだったからね。
代わる代わる村人に抱かれ(気持ち悪過ぎ)、不満は相当溜まってたはず。
股間を洗ってるシーンは衝撃的でごわす。叫び

ましてや財産全部奪ってやる…!って考えになってたんであれば、
彼女の最後の証言も嘘かもしれないわけで…(祈祷院事件の犯人が村長だろうって話)

あのシーンからしてなんとなくだけど、村長は嘘は言ってない気がするんだよなぁー。
暴力的で悪賢くて嫌な奴ではあったけど、最後の話は本当だった気がする。
モクヒョン先生との間に溝はあったけど、絶対的な関係だった気もするし…。
(自分に無いものを持ち「力がある」と、互いに認めている関係)

そんなわけで、ヨンジについて勝手においら的見解。ニコ
「モクヒョン先生と刑事(のちの村長)に救われた」「まだ若かった」ということから、
当時は彼らしか信じることができず、一緒に村を作って移住。
ところが村長やその仲間(罪人たち)はず~っとクソなままだし、
唯一真面目なモクヒョン先生を慕ってたはいたものの、
身勝手な村長を襲おうとした彼の姿も見たりして「オマエもかいな」と、
全てにウンザリしつつあったのかも。
村人と寝るのも苦痛で、「先生さえいなくなれば…」と思うようになっていったのかも。
それでも耐えて村から逃げなかったのは、
村に価値(村長の財産や地位)があったからじゃないだろうか…
…というわけで、祈祷院の事件についてははっきりしないけど、
彼女の証言は村長を陥れるための嘘で、先生を死なせたのも彼女ではないかと…。
あとは息子を呼べばこのおかしな村を掻き回してくれるだろうから、
そのまま村長たちに消えてもらって自分がこの村の長になってやろう、みたいな。
(先生が電話してるシーン。彼女はそれを見ており、息子の存在を知っていた)
仕返しがてら財産も手に入れた…違うかなぁ?ニコ

おいら的にもう一つ、こんな見解もあるのよねん。ニコ
え~っと、「元々強欲だった」場合のパターンね。
若い頃の強姦事件も本当はちょっと事情が違ってて、
あの時から既にヨンジは先生や村長(当時は刑事)を欺き利用してたんじゃないか…と。
被害者のふりをしながら、実は生きる術だけを考えてたんじゃないかな。
あの美貌だし。(とても綺麗) 家族も居ないっぽい…。
…これは考え過ぎでしょうかね?。これじゃヨンジが怖過ぎる?叫び

男共への復讐だったのか、ただただ強欲だった為なのか、
もう一度観てみないと何とも言えませんが。(一度観だと逃がしてるものがあるかも)

いずれにしろ彼女だけが悪人というわけでは無く、
登場人物の誰にも欲があり、罪があったと思うんです。
犯人が誰か、というよりは「人間の欲」について描いてるんでしょうかね。ニコ
(日本の予告編もそんな感じだったので。…素晴らしい出来でしたわ。
オリジナル予告編→パニックサスペンス 日本版予告編→人間ドラマ …な印象。
予告編で大分変わりますね…作風があせる

モクヒョン先生の目的(村から出る気はなかったのかな?)、死因、
地下通路(あの村には要らない気が…面白くする為なのかね)、
祈祷院事件(真実は分からないまま)など…スッキリしない事ばかりではありますが、
色々と楽しめて良かったです。にやり
長いけど、村長たちのキャラが面白いからね。
チョン・ジェヨンの爺ちゃん姿、かなりインパクトがありましたし。
家もスゴイ。電気バン!で、村中全てを見下ろせるからww
もうね、今後は「ジャージャー麺」じゃなくて「村長」と呼ばせていただきまーす。爆笑


え~、今回は以上です音譜
それではまた次回に…ニコウインクニコニコニコ