「どうして助産院出産したの？」
…とよく聞かれます。
「助産院」を知ったのも
「助産院で赤ちゃんを産んでみたい！」
と思ったのも25歳くらい。
ナチュラルなライフスタイルや自然療法に出会う前で
結婚前、
まだ東京で働いていたところ
先輩が主催する、20〜30代が中心の働く女性の勉強会で
自然なお産で有名な吉村院で出産した女性のお話を聞いたのがきっかけでした。
両親が医療関係者で西洋医学に親しみがあっただけに
実際助産院で出産すると決めるまで
夫と助産院の見学や、
客観的な意見をもらうため（サードオピニオン的な）別の助産師さんに相談に行ったりました。
どうして助産院にしたのか、詳しくはこちら↓
記事にも書いたように、
吉田院のドキュメンタリー映画をみてとても感動しました。
「動物のように、自然に赤ちゃん産みたい！」
ってすごく子宮が熱く疼くように感じたのを今でも覚えています。
いつか当時彼氏（現夫）と結婚して子どもがほしいなと思っていたものの
まだ予定はなかったけど
生殖行動をする生物のような不思議な感覚がありました。
助産院を決めた後も
妊娠した自分の心と身体と向き合うこと、
お腹の赤ちゃんと向き合うこと、
仕事をしながら、助産院で産むための身体づくりをすること
いろいろ乗り越えてきました。
わたしにとっては、
今振り返ると妊娠する前から母になる練習をしていたし
妊娠した時点で、母であり、
葛藤や悦びを感じながら、母として成長をしていたなぁと思います。
予定日より１週間遅れて
我が子と対面できたときは
陣痛が長かったのもあり、頭が真っ白でしたが（笑）
思い出すと今でも涙が出そうになります。
助産院を退院するとき、お世話になった助産師さんと↓
産後、精神的に不安定なこともあったけれど
息子との濃密な日々の思い出は
今では宝物です。
先日、息子は6歳になりました！
やんちゃで、負けず嫌いだけど
妹にはとっても優しい。
産まれてきてくれて本当にありがとう。
出産は、人によっていろんなストーリーがあります。
西洋医学に頼る出産を否定するわけではありません。
体調でどうしても頼らざる得ない人もいますし
近くによい助産院がないって人もいると思います。
どんな出産でも、命を産み出す尊い機会です！
ただ、出産という行為は、
何よりも自分が生物であることを感じさせてくれる尊い行為だなと
2人を助産院で出産したわたしは感じています。
だから、もし可能であれば、
自分の力で産むという行為を体験してほしいと思いますし
娘や息子にもすすめるつもりです！
（娘の場合、本人がイヤなら尊重します。
息子は情報として、娘の出産に立ち会った彼だからよくわかってるかと思います。）
わたしが第１子を出産したことがきっかけで
現在、第４子をもうけている妹も
１、2人目は病院で出産
3人目は助産院で出産
4人目は自宅出産でした。
彼女の場合、病院までの距離や
他の子どもの配慮、
頼れる家族などの事情があったのがきっかけですが
助産院で出産したとき
「病院で産んだのと全然違う！
この産み方やったら何人でも産めるわ！」
…と笑顔で言っていました。
実際4人目は自宅出産…！
１、2人目の時は、会陰切開して産後大変だったのだとか…
3人目をとりあげてくれた助産師さん曰く、
切らなくてもよかったと思うよ…と言っていたそうです。
予防的に会陰を切るドクターもいるからね…汗
はじめての出産で
悲しい思いや苦しい思いをして出産したママの話も
産後聞くことが何度もあったので
産む前の選択肢に
助産院で出産するということも加えられる
社会になってほしいと切に思っています。
もちろん、助産院で出産する覚悟って必要で
それは出産について、「お客様感覚」ではなく
「自分で出産する」ということを覚悟するということかな…
助産院の見学して感じたのは
助産院によってストイックさは全然違うけれど
一般的な病院よりも身体づくりは必要だと思います。
「わたしの出産は、わたしがデザインする」
専門家や家族の協力を得ながら
わたし自身が理想と現実をみながら
考え、決めて、行動する。
「家族の健康は、ママがデザインする」
を現在提唱して、活動しているわたしですが
