【ウシュアイア】南米最南端の町をめぐる | 世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

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山と旅と写真の記録
2019.1.7~2020.3.11世界一周旅行 完
山を求めて長野県に移住。

3月6日(金)


fin del mundo 世界の果て。
南米最南端の町、ウシュアイアにやってきました。


おお〜、本当に端っこだ〜。
4ヶ月を超える南米旅、そしてこの長い世界一周旅の終着点です。ついにたどり着きました。

そんな旅のゴールであるウシュアイアは海と山に囲まれた小さいけれど賑やかな町でした。この時期は観光客も多い。


町から氷河的な雪の塊が見える。このあたりはウインタースポーツも人気らしい。


海沿いには遊歩道があり、人々の憩いの場所となっています。海の向こうにも山々が見える。ここは人が住む町としては最南端ですが、陸はまだ少し続いています。



オブジェと化しているええ感じに傾いた船。

ウシュアイアは世界の果てであるとともに、南極クルーズの出発点でもあります。


あれが南極かぁ…。(違う)

南極もできれば行きたいな〜と思っていたんですが予算的に今回はルートから外しました。お値段は1週間ほどのクルーズで50〜100万円(幅ありすぎ)。ラストミニッツという直前飛び込みを狙えばもう少し安く行けるみたいです。


今出てるのは3月8日発 4500USドル(約48万円)。

私が聞いた中で最安は30万円です。30万円だったら行ったかなぁ…日本からの航空券とかも考えると安いよなぁ…50万円はちょっとキツイかなぁ…。でも100万円することもあるってきくと50万円も安いかなぁ。
金銭感覚が崩壊する。
南極行くのにどれほどのお金出せますか。

結局私は別に今じゃなくていいという結論に至りました。今この絶景見まくってお腹いっぱいな感性のまま勢いで行くより、またの機会にしっかり計画して準備して万全の体制で向かいたい。
ただし地球温暖化で南極の氷もどんどん解けているらしいんで、そういう意味では早く行かないとなとは思います。世界は不変ではないのだ。



話は町観光に戻る。
こちらはかわいらしい観光バス。


中心部は観光地らしくお土産やさんやカフェが並ぶおしゃれストリートです。


昔、刑務所があった名残のデザインやお土産も多い。



有名な壁ペイント。南極のペンギングッズもたくさん。ペンギンってもうペンギンってだけでかわいいもんな。


レゴみたいな…教会?


ウシュアイアもまたチョコレートが有名だそう。ホットチョコレートを飲んでみました。日本人が想像するホットチョコレートと違ってどっちかっていうとココア。

ウシュアイアの町自体の見どころはそんなに多くありません。町歩きしたり、フエゴ国立公園に行ったり宿でのんびりしたりして4日間が過ぎました。

さあいよいよ本日はアルゼンチン最終日。残高を気にしながらちまちま使っていたアルゼンチンペソを使い切るためスーパーへ向かう。きれいに使いきれるようバッチリ計算してお会計へ。

5ペソ札を断られる。


5ペソ札7枚(約60円)を使えませんでした。
これまでもこの細かい紙幣を処分したくて国立公園入場券購入とかで出してみたんですが断られた。そんなところでもこんな細かいのは使わないから断るのか?とか思ってたんですがスーパーでも断られた。

不服に思いながら、他の紙幣を使うべくレジに並び直していたら前に並んでいたおばちゃんが銀行に持っていくよう教えてくれる。

帰って調べてみると、5ペソ札は今年2月いっぱいで廃止されたそうです。


な、なんやて?

だれか教えてくれよ。え、知らんかったん私だけ?
てか10ペソ札もあるのにやたらこれでお釣り渡されるなと思ってたらそういうことだったんですか?ちくしょー。

銀行に持ってけって言われたのでたぶん両替してくれるんだと思いますが、60円分なんで思い出に持って帰ることにします。銀行もう閉まってるし。

さて気を取り直して、アルゼンチンラストディナーは何食べようか。ウシュアイアの名物といえば毛ガニです。これ食べとかないとね!
とか思いながらも結局食べたのは


肉。
ちょっとカニの気分にはならなくて。何ならウシュアイア4日間滞在中3日は肉食べてた。残りの1日は野菜スープ。スーパーで350g 200ペソ(330円)ぐらいの肉と野菜とワインを買ってきて宿で作ってのんびり食べる。これがいい。
アルゼンチン牛はこれで食べ納めです。もっとも、パタゴニア地方のアルゼンチン牛肉は日本にも輸入されているってどっかで見たけど。

さて、ついに終着点に到達したのでこの旅もおしまいです。

日本に!帰ります!!

マ、マジで〜!?まだまだ先は長いと思っていたけど始まったものはいずれ終わるのだ。

帰るんですが、ここはなんせ世界の果てなので帰るのも大変。数日かけてじわじわと日本を目指します。
正直旅はもう終わった感すごいんですけど、けっこう周りで最後の最後にトラブルが起こった話をよくきくので、最後まで気を抜かずに進みたいと思います。
そう、
お家に帰るまでが遠足です。