【ウシュアイア】到達しました世界最南端 | 世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

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山と旅と写真の記録
2019.1.7~2020.3.11世界一周旅行 完
山を求めて長野県に移住。

3月5日(水)

昨日一昨日は町をちょっと散策しました。その記事は明日にでもまとめて。
今日は天気が良さそうなのでこの旅最後の目的地へ向かいます。


行き先はウシュアイアからバスで20分ほどのところにあるフエゴ国立公園。ウシュアイアのバスターミナル横にあるミニバスチケット売り場にてチケット購入。900ペソ(1555円)。
あとで宿でちらっと聞こえた話ではここのは高いらしい。町にはツアーオフィスが色々あるのでそっちのが安かったのかも。


町と国立公園を行き来しており、公園内で何回でも乗り降りできます。2時間おきにしか来ないけど。


他にも色んな行き先があるようだ。


参考までに時刻表など。

11:00発車。
入場ゲートで国立公園入園料を支払い。560ペソ(944円)。


11:30、Zarategui Bayに到着。


これが旅の最終目的地、
世界最南端の郵便局だ!
ひぇ〜たどり着いた〜。

最南端といえば、昨年5月にアフリカ大陸の最南端にも行きました。そこから私的最北端スウェーデンのアビスコまで北上し、また南下して南米最南端まで。なんだか感慨深いねぇ。何事も終わりが近づくと感慨にふけりがち。


郵便局内装。掘っ建て小屋。薪ストーブの上でポットがしゅんしゅん湯気を吹いている。ええ感じである。


そしてこちらが名物郵便局員のおじいさん。ブログでもよく紹介されており、ポストカードやグッズにまでなっていらっしゃる。それらの写真よりややお痩せになられたようである。
「こんにちは」と日本語で挨拶してくれました。
他に人がいなかったので写真をお願いしたら快く一緒に写ってくれた。名物局員なだけあって毎日ここで働いているんだろうか。お休みあるんだろうか。気になる。


ここでは記念スタンプがもらえます。適当な紙に押すだけなら無料だけど、パスポートに押す場合は200ペソ(339円)。高いけど、紙に押すのと違ってシールとかペンギンとか1ページまるまる盛り盛り仕様にしてくれました。べしべしべしべしっ!とペンギン押しまくってくれた。

ここから手紙を送る。日本まではハガキ1枚320ペソ(539円)。所持現金が尽きてあんまり枚数送れませんでした。

郵便局に満足して退出。バスが来るまでそのへんぶらついていたらお昼休みかクローズしました。その後私が去るまで開くことはなかった。次々と観光客がやってきたけどその人たちは入れず。私ぎりぎりセーフだったな。ここまできて郵便局入れなかったらだいぶ心残りになるとこだったわ。内装全体写真撮り損ねたけど、ネット上の写真で補うことにする。


バスが来るまで海沿いで持参したお昼ご飯を食べる。風が強すぎて斜めに成長した名物の木、フラッグツリー。この時点では風はそんなに吹いてなかったけどめっちゃ吹き荒れているように見えるな。手前のカモ的な鳥はのどかに日向ぼっこしていました。

13:30過ぎ、バスがやってきて移動。


お次はLapataia Bay。さっきの場所からトレッキングでもいけるけど、3〜4時間かかるときいたのでバス移動する。山モードじゃないと歩く気にならない自称登山好き。


ここは国道3号線の終着点。アラスカからずっと続く道の終着点だそうな。その距離17,848km。ちょっとよく分からない距離である。アラスカから南下してきたわけじゃないので特に何も感じないけど、なんとなくすげーなーと思う。


Lapataia Bay。風はそれほど強くはない。


せっかく国立公園に来たのでここからは道を歩いてみる。パイネほど華やかな国立公園!って感じはないけど山や川、湖、海が広がる静かな自然。のんびりとキャンプを楽しむには良さそう。

中心部Alakushまで1時間ほど歩き、16:10のバスで帰路につく。


途中で停車した駅舎。観光列車「世界の果て号Tren del Fin del Mundo」の乗り場です。


その昔、ここには刑務所がありこの列車は囚人たちが木材を運ぶために作ったのだとか。今や趣のあるかわいらしい駅舎になっています。
……奥の日の丸がめっちゃ良く写ってる…日本の国旗ってシンプルイズベストってかんじでいいよな。描きやすいし。
ちなみにアルゼンチンの国旗はこれ。


真ん中の太陽、描くの難しそうだな。


 列車が来たであろう線路。列車撮ってない。

17:00過ぎ、ウシュアイアの町に着いておしまいです。無事目的を果たせて達成感を感じて帰りました。