【コジャイケ】プエルトモントからコジャイケへ、ルートは突然に決まる | 世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

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山と旅と写真の記録
2019.1.7~2020.3.11世界一周旅行 完
山を求めて長野県に移住。

プエルトモントからコジャイケCoyhaiqueという町に移動してきました。


ここ。おお、だいぶ南米の先っぽが見えてきたな。
コジャイケ近くのトレッキングがおすすめと山旅友Yが教えてくれたのでやってきました。パタゴニアの山、どんどん満喫するでー。

前回の目的地バリローチェからどうやって行くか、これがもう1日がかりで悩みました。1月中旬のパラグアイ、民宿小林での話。


理想はこれ。
プエルトモント以南は世界一美しいといわれるアウストラル街道が続いています。チャリダーの聖地としても有名だそう。チャリダーでなくともバスを乗り継いで行けるようです。
乗り継ぐ場合はプエルトモントから途中チャイテンという町でバスを乗り継ぎ、コジャイケまで。他にも乗り継ぎ場所はあるみたいですが。

でもこのバスルートを調べてみると、なかなか大変そう。バスが週2便しかなく、それも予約が埋まっているパターンがあって思うように動けないとか。


一部航路を挟むルートも同じく交通の便が悪い。
途中の町で停滞するにしても、この辺はもう宿代も高いのでつらい。うーーん、しんどい…。


プエルトモントからコジャイケに行けるバスがあった。(たしかあった) しかもこれ、バリローチェを経由するという。じゃあこれでバリローチェでいったん下車して観光して、また乗ってコジャイケを目指せるんじゃない!?

でもこのバス、アルゼンチン側を通ってコジャイケに行くという。つまり肝心のアウストラル街道を通れない。
しかもバリローチェは乗車限定で途中下車できないらしい。あかんやん。

ちなみにバリローチェ→コジャイケとバス検索すると、バリローチェからいったんプエルトモントへ行ってまたバリローチェ経由でコジャイケに行くという謎ルートが出てきます。

うーーん、ひたすらに模索するも、パッとするルートが出てこない。やっぱバスを乗り継いで行くしかないのか…気合い…いるな…。疲れた…ちょっと犬触ってこよう…。

かわいすぎる民宿小林のワンコたち

もういっそのこと飛びたい。景色は見れないけどこの先パタゴニアでいくらでもきれいな景色見られるだろうし、コジャイケ周辺も十分きれいだというし、ここはピューンと飛んでしまいたい。

調べると、コジャイケからバスで1時間ほど離れたバルマセダという場所に空港があった。試しにスカイスキャナーで検索してみる。

プエルトモント→バルマセダ
1980円。

1980円…?
せんきゅうひゃくはちじゅうえん??

(´⊙ω⊙`)

この日私が悩みに悩んだルートがイチキュッパで投げ売りされていました。飛行時間は1時間。

はい、飛びまーす。飛びます飛びます、断然飛びます〜。
ポチッとな。


荷物代を入れても約4000円。やっす。空路も調べてみるもんだな。

というわけで、本日飛んできました。
12:30 プエルトモントPuerto Montt
↓SKY航空
13:35 バルマセダBalmaceda

プエルトモントの中心部から空港へは、バスターミナルからシャトルバスあり。2500ペソ(341円)、30分。
バスターミナル近くに宿を取りました。昨日食べた海鮮の市場も徒歩圏内。


今朝は早めに空港へ。プエルトモントの空港めっちゃオシャレなデザインだった。
チェックインカウンターのお兄さんは「おはようございます」「お元気ですか?」と日本語で挨拶してくれました。南米でもけっこう日本語が分かる方が多くてびっくりする。日本のアニメが人気らしい。


早めに来たのはラウンジ満喫のため。
でも、ここのラウンジは軽食がちっちゃいサンドイッチやビスケットだけでマジで軽食だったのでちょっと期待はずれ。でも朝っぱらからチリワインで乾杯しました。優雅〜。


定刻離陸。プエルトモントの町を離れると緑の農地が広がる。


アウストラル街道(かどうか知らんが)を上から見る。氷河と湖がよく見えます。上空から見るとただの水たまりに見えるけど、あそこに人は歩いて行けるのだろうか。


やがてバルマセダに到着。といっても、マジで何もない超広大な大地にポツンと小さな空港があるだけです。

空港からコジャイケまでバスに乗る。荷物レーンのところでバス会社が何軒かチケットを売っています。5000ペソ(683円)。
でもブログ情報で2500ペソのバスもあるときいていたのでここはスルーする。
ふふん、私は知っている。2500ペソのバスが外で待っているってね!

が、荷物をピックアップして出てみると、2500ペソのバス会社のカウンターなんぞない。あれ…おかしいな…。
きょろきょろしている間も5000ペソのバスが次々と埋まっていく。ヤバイ。バスは飛行機の発着に合わせて運行しているので、これを逃すとかなり待つことになる。それは勘弁。

慌てて5000ペソのバスに乗り込みました。2500ペソのバスがあったのかどうかは定かではありません。


バスは干し草ロールが転がるのどかな景色の中を爆走していきます。おお、これがアウストラル街道か。たしかにとても良い場所。途中チャリダーも見かけました。
寝ることなくしっかりと景色を堪能する。

約1時間でコジャイケに到着。宿前まで送ってくれました。2500ペソのバスだったらバスターミナルまでとかだったのかも。バスターミナルからどうやって宿まで行こうか迷っていたのでめっちゃありがたかった。

以上、プエルトモントからコジャイケへの移動でした。