【コジャイケ】雨降りの日は宿で考え事 | 世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

山と旅と写真の記録
2019.1.7~2020.3.11世界一周旅行 完
山を求めて長野県に移住。

昨日コジャイケにやってきて早速散策といきたいところですが、今日は一日雨だったのでおとなしく宿で読書していました。バンガロー風のいいかんじの宿で、屋根に降る雨音がとても心地よい。


コーヒー飲みながら猫片手に読書。
最高。


もっふもふ。

チリのコジャイケはきれいな山間の静かな町です。なんかちょっと北欧感ある。パタゴニア地方の中でもわりと大きめの町だと思われます。

昨日着いて早速夕食の買い出しにスーパーに行ってびっくり。物価高!ひぇ〜高〜!日本並みか、もしかしてそれ以上では…!?物による。
今夜はゆっくりできるしチリワインで一杯やるかと思ったらそれもまた高かったのでワインコーナーを後にしました。アルゼンチンのバリローチェは安くはないけどまぁこんなもんかなって感じだったんですが。

思えばチリでまともに腰を落ち着けたのってここが初かも。(イースター島は別枠)  そっか、チリってこんなに物価高いのか…パタゴニアは特になんだろうな。高い高いとは聞いていたけどちょっとナメてたわ。
ほんと、もうここは南米じゃなくてヨーロッパ…そんな気持ちで金銭感覚を修正していきます。

そんなかんじで今日は特に何もしていないんですが、ひとつ時事ネタを。

コロナウイルスの感染拡大、すごいですね。
日本でも感染者がどんどん増えてるし、マスクや消毒液も品薄だと聞いています。今やヨーロッパやオーストラリアにも広がってる。話題になり始めた頃には遠い国の話のように思いましたが(日本人のくせに)、南米でもすでに感染者が出ているようです。
まぁね、今の時代世界中どこでも意外とすぐに行けますから、感染拡大防止は正直難しいだろうと思います。

で、気になるのが周りの目。
南米ではアジア人はみんな中国人です。中国人に間違われるのはもう慣れっこ。出身国をはじめに聞いてくれる方がほとんどですが、時々「ニーハオ!」と笑顔で挨拶される。そういうときはやんわりと「ハポネス!(日本人) こんにちは!」と訂正します。
たまに明らかに悪意を持って「チーナChina!」とすれ違いざまに言われることもある。イラッとしつつスルーするけど、虫の居所が悪い時に言われると心中大荒れである。睨むに止まるか、たまに言い返す(きこえてない)。南米でも中国人が進出して現地民の働く場所が減りつつあるため、色んな確執が生まれているそうです。
中国人限定じゃなく、アジア人として見下されていることもあるでしょう。

この肌で感じる差別問題はちょこちょこ書いたことありますけど、今回のこのコロナウイルス流行でまた感じるところありました。

なんか…ちょっと咳しようものならギョッとされそう。
中国人だと思われてるし。
私がずっと南米にいることなんて周囲の人には分からないし。
咳しなくても、アジア人ってだけで嫌な目で見られるんじゃないか、何か言われるんじゃないかと勝手にビビっています。実際、友人情報では南米で「コロナ」と言われて非難された日本人がいたとか。マジか。
ネット情報では水面下に潜んでいた差別意識が今回の騒動を機に如実に現れているという話も。

私自身、差別意識が全くないかと言えばそう言い切る自信は正直ない。
でも差別される側になるとかなり気まずいし、今回の件のように騒動によって表面化する意識はちょっと怖いなと思いました。普段かんじの良い人が突然差別的な目で見てくるみたいな。

まぁ今のところ私の身に何かあったわけではないし、自意識過剰なだけかもしれないんですけど。そうであることを祈る。

ていうか、つい2週間ほど前に私めっちゃ咳してたんですけど、今治っててよかったー!(涙) 
やたら激しい咳が続く症状で毎年のようになるんですけど、今それ真っ最中だったらもう周りの目が痛すぎていたたまれなかったですね。まあそのときも周りの人たちに申し訳なさいっぱいだったんですけど。吸入薬持っていこうと思ってたはずだったのに、薬ポーチに入ってなかった。不覚。

以上、なんかうまく言語化できないけど最近感じたことでした。
みなさん、コロナにインフルエンザ、お気をつけください。