【ウィントフック】人は出会うべくして出会うのだ | 世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

山と旅と写真の記録
2019.1.7~2020.3.11世界一周旅行 完
山を求めて長野県に移住。

テーマ:
南アフリカのケープタウンから遥々24時間かけてお隣ナミビアのウィントフックにやってきました。


ここです。
24時間バス移動は長かった…!


バス自体はアフリカで最高クラスと言われるだけあって座席も足元も広々で綺麗でとても快適。日本のちょっといい夜行バスレベルでした。


二階建てバスの上だったので大きな車窓からの景色も抜群。

ただ景色はレソトまでのレンタカー旅で散々見たしな…という贅沢っぷり。
ネット環境のない中24時間も何をやっていたかというとただひたすら寝ていた。ちょっとここのところ睡眠不足だったのでちょうどよかった。

10時にケープタウンを出発して寝ては起きてそして寝て、南アフリカとナミビアの国境に着いたのは20時。
いよいよ噂の全員荷物検査の時がやってきたか…。
と思ったらそれもなくあっさりパスポートにスタンプが押される。

あれ、荷物検査なくなったのかな!?やったー!

と喜んだのもつかの間、やはりあった。
みんな頑張ってパッキングしたであろう荷物をずらっと並べさせられひとつひとつ開けられていきます。

そしてなぜか後回しにされる私の荷物。
めんどくさいんでしょ。
だって明らかに荷物ぎゅうぎゅうに入ってるもん。
開けるのもめんどくさければ見るのもめんどくさいでしょ。
やめよ!もういいよ。私、見るからに無害そうな顔してる無害な日本人でしょ。

まぁそれでもそれが彼らの仕事だからやらないといけないみたいです。お疲れ様です。

ぴっちりパッキングした荷物を掻き出し、ポーチというポーチを開けて閉めて開けて閉めて…。いや、ポーチばっかっすよ。

がさがさやってやっと中身を出したそれ、トイレットペーパーっす。

キャンプ用ガスに目をつけ、「これは何に使うの?」ときかれますが、いや、キャンプでしょ。

まぁでも開けたチャックは閉めてくれるし不要な言いがかりや没収はなかったし、まだ良心的といえば良心的。
掻き出された荷物は私しかパッキングできないからそれはやるわ。おかげで最後になってバスの運転手に急かされたけどね。

ていうか入国するときは空路だったからかここまでの検査はなかったし、レソトとの出入国でも荷物を車から出しすらしなかったのになんで出るときはこんなに見るんだ。もう出たらサヨナラじゃないか。
不満たらたらである。

ようやく南アフリカを出国。
お次はナミビア入国。

あらかじめ書いておいた入国シートの字が汚くてなんて読むのか確認された以外は質問もなくスタンプを押される。スムーズ。

こちらの荷物検査はバス自体をX線にかけるというハイテクっぷり。でっかいドックみたいな建物にでっかいX線の機械らしきものが設置されています。南アフリカもこれ導入しろ。

はー、なんか時間かかってるけど楽だな〜
と思ったら
荷物ランダムに選ばれて再び個別に荷物検査。
ここでも私の荷物は最後に積み込んで目の前にあったからか、異様にデカイからか選抜される。

X線なんやってん。

あとこの国境の南アフリカとナミビアの審査官、もうちょっと連携しろ。

不満ぶーぶーで再びバスが走り出したのは3時間後の23時。
噂通りの国境越えでありました。


ナミビアの日の出。

9時頃、首都ウィントフックに到着。
ウィントフックもケープタウンほどではありませんが道路はきれいに舗装され、高いビルもある街です。

バスが同じだった日本人男性のSeさんとともに予約していた宿へ。ようやく一息つけました。

で、休む間もなく私には次なるミッションがあります。
それがナミブ砂漠へのレンタカーシェアメイトを見つけること。
ナミブ砂漠へはツアーかレンタカーが主流。ツアーはとってもお金がかかるので(4、5万円ぐらい)この日本人に人気な宿に行ってレンタカー仲間を見つけるのが理想です。
おひとり様アフリカ旅、試練多すぎ。

というわけで私もとりあえずこの宿にやってきました。今後の予定もあるので、すんなり仲間が見つからなければ止むを得ずツアーに参加することも考えないといけない。でも高いからなー、仲間見つかるといいけどこればっかりはご縁だからなー。何日待つかも賭けだなー。喜望峰とか3日待ったけど日本人来ないからツアーに申し込んだら直後に日本人来たからなー。

幸いバスが同じだったSeさんとは砂漠という目的も同じだったので一緒に行きましょうという話に。金銭的にはあと何人かいてくれると助かる。

宿に着いてみるとちらほらアジア人の姿が見える。これは期待できるかもしれない。
一息ついているとひとりの日本人女性が声をかけてくれました。
「レンタカーで砂漠行かれるとかですか?」

は!はい!
ももももしかしてあなたもですか!?

「いえ、私はツアーで行っちゃったんですよ〜」

そ、そうですか…。

残念。が、女性「ちょっと待っててくださいね」と言ってどこかへ。
待ってたら日本人の男女2名を連れてきてくれました。この方々もレンタカーメイトを探していらっしゃるという。
そして相談の結果、シェアできることとなりました!
声をかけてくださった女性はお礼を言う間も無く宿を発ってしまった。なんて親切な人なんだ。本当にありがとうございました。

すごい。宿について1時間もしないうちに話まとまった。トントン拍子すぎて感動している。

男性のShoさんと女性のAさんはアフリカ南下中に出会って今日この宿にやってきたそうです。
ちなみにSeさんはお仕事で南アフリカにやってきてその合間でアフリカ南部を観光して、このナミビアを最後に帰る予定。そして私は北上。
なんというか、みんなの通り道が今日の朝この宿で一点で交わったかんじ。まさにご縁。
旅するとこういうことがあるからおもしろい。

今晩は出発前にさっそくシェア飯。
レソト旅でもOさんとシェア飯でしたが、シェア飯っていうか完全に作ってもらってた感じで〜。まぁこれはOさんが本職料理人だったからむしろ私は手を出さない方がいいなっていう判断でして〜。
今度こそは私もなんかしないと!とお手伝いを申し出ますが、こういうシーンでは各々の得意分野を発揮するものでして、しかもみなさんちゃんと得意分野を持っていらして、結果的に私は食後の洗い物をさせていただきました。
もう任せてくれよ。洗い物は私の領域。誰も手を出さないで。


シェア飯カレー。激ウマ!とまではなかなかいかないけどみんなであれこれ語って楽しい前夜祭となりました。

というわけで、明日から2泊3日レンタカー旅行ってきます。砂漠見てきます!
ネットが通じればブログ更新させていただきます。