9月24日(火)
9月24日(火)
5:35ご来光
6:45山荘発
7:50五竜岳登頂
8:55山荘
12:40アルプス平
五竜山頂でご来光を見るために4時ごろから周りがゴソゴソと動きだす。我々はゆっくり出発なので5時起床。ささっと身支度を整えて小屋裏の白岳に登る。
360度の絶景。
波打つ雲海が一面に広がっている。ちょっとした尾根を流れ落ちる滝雲になっているところもあちこちに。
隣の唐松岳とその奥には白馬岳。神々しい。
今回天気がイマイチだし良い景色は半ば諦めていてカメラを持ってこなかった。やっぱり持ってくるべきだった。
予定どおり5時半ごろ、ピカッと太陽が顔を出す。
焼け五竜。その堂々たる姿、美しすぎる。
太陽はどんどん昇り、雲海を赤く染める。
うーん、やっぱり絶景ってこの日の出の瞬間が一番絶景。これを知ってしまったら日帰り登山じゃなんだか物足りない。この夏は悪天候で登山のモチベーションがダダ下がりだったが、やっぱりこの絶景を見ると
これこれ〜!これだから登山はやめられねーんだよなぁ!
ってなる。
ひとしきり絶景を眺めて満足したら小屋に戻って朝食。おしゃれな器と盛り付けだ。美味美味。ここでもやっぱりご飯とお味噌汁はお変わり自由。ご飯をたらふくいただいた。
さあ天気がいいうちに五竜岳登頂だ。日が高くなってきてもしっかりと雲海が広がっている。
目指すはあそこ。小屋から1時間ほど。
五竜岳は岩場なのでヘルメット必要。この計画に備えてついに購入したおニューのマイヘルメットを装着していざ。
ザラザラごろごろしている。
振り返れば絶景。はー、絶景。
そのうち岩場。慎重に登っていく。
こんなところ、雨に濡れた状態で行くは絶対嫌だし、ご来光のためだからって暗闇の中行くのも嫌すぎる。
途中から見えた八峰キレット。当初の計画でいくはずだった。すごくゴツゴツしている。もしかして行けなくて正解だったかも。
何度か鎖場。登る人下る人で道を譲り合い。待ち時間は自分の安全を確保してから絶景を堪能させていただく。はー、絶景。
丸印を辿ってヨイショヨイショと登っていく。
そして無事登頂。天気に悩まされたけど絶好の青空で登れてよかったーっ!
今回は悪天候で登頂できないことも考慮していて、五竜岳に登るというよりは五竜山荘に泊まりに行くってのを目的に切り替えていたけど、ありがてぇことにこんな見事な天気で登頂できてほんとにラッキー。とりあえず行ってみること大事。
南を見れば隣の鹿島槍とさらに奥の方には槍ヶ岳、穂高連邦。
西の方は立山、剱岳。ゴツゴツかっちょいい。もう少し右を見れば富山県の街と海も見えた。
北には白馬。この夏登れなかった白馬。長野在住3年目の今年こそ登りたくていち早く計画したのに悪天候に大雪渓通行止め、流行病罹患で何度も計画が流れて結局今年も登れなかった白馬。
今日はめっちゃ晴れてるわ白馬!
くっそー、来年こそは〜〜〜!
さて、360度眺め回したら下山開始。
岩場が怖いのは登りよりも下り。一層慎重にゆっくりと下る。ちょっと足の長さが足りなかったりすると命取り。
ゴツゴツやでぇ。
ほっと一息。影すらもかっこいいやないか。
無事山荘に到着。ふ〜っ。
時刻は9時。一息ついたら下山開始。すでに雲海からガスが昇り始めている。
昨日真っ白だった景色。登山道から山荘や五竜岳見えていたとは知らず。
途中見上げると五竜岳の名前の由来にもなったという角度から見ることができた。
下から見るとより一層ゴツゴツ。ここから見えるあの岩稜帯を登ったわけじゃないが、昔の人はよくこの山に登ろうと思ったな〜。
ガスがどんどん昇ってきて景色はまた真っ白に。やがて雲海を抜け、昼ごろ下界に辿り着いて登山終了。焼肉ランチと温泉を堪能して帰宅した。
全然思うように登れなかった今年の夏。それでもどうにか北アルプスに登れてよかった。来年は休みのたびに晴れますように。
おわり