【タシケント】グッバイアジア | 世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

世界の道の曲がり角 The Bend in the Road around the World

山と旅と写真の記録
2019.1.7~2020.3.11世界一周旅行 完
山を求めて長野県に移住。

早くも本日はウズベキスタン、そして中央アジア最終日でございます。

カザフスタンのアルマトイから入ってキルギス、ウズベキスタンと渡ってきました。
ウズベキスタンに入ってからトルコ風の煮物料理を目にするようになったり、顔立ちが濃くなったり、モスクが街なかにドーンとあったりとちょっとした変化が。

タシケントのモスク

トルコっぽい壺に入った煮物料理

カザフスタンやキルギスはモンゴル風な遊牧民の雰囲気がありましたが、ウズベキスタンはシルクロード感が強かったです。すこーしずつ中東に寄って行ってるかんじ。お土産やさんにもインドで見た絹っぽいスカーフを売っていました。

おじさんのかぶっている帽子はキルギスではのっぽの帽子ですが、ウズベキスタンでは四角い帽子になりました。
キルギス帽子

ウズベク帽子

ついでにネパールのおじさん帽子

この町の様子がちょっとずつ変化していくところに陸路移動の楽しさを感じました。
このままトルコまで陸路移動するのもおもしろそうだなと思ったけど、まぁそれはまたの機会に。各国ほんの一部分ずつしか訪れていないのでじっくり見て回りたいものです。

前評判どおりウズベキスタン人は親切な人が多いです。
ウズベキスタンにやってきたとき助けてくれたウズベク青年に「この国には悪い人がいっぱいいるから気をつけなよ!!」と言われて話が違うと愕然としましたが、この青年を筆頭に街できょろきょろしていたら「どうかした?」と聞いてきてくれたり、すぐに荷物を運ぶのを手伝ってくれたり、助けてくれる人に恵まれました。
ぼったくりタクシーには油断ならないけど総じて感じのいい人が多かったな。

ウズベキスタンは入国に色々申請が必要だった(今はない)とか、駅に入るにもパスポートと荷物チェックがあるとか、全ての宿泊施設で滞在登録が必要だとか、なんか堅苦しいイメージが先行して旅行しづらいんじゃないかと思っていましたが、実際のところはそんなに手間ではありませんでした。額面の大きい通貨と札束には戸惑いますが慣れの問題なのかな。

中央アジアはロシア語圏だから英語が通じないと聞いていたけど意外と通じました。観光客相手の人はだいたい英語できるし、道行く人も若い人は特に通じる。困ってもグーグル翻訳があればなんとかなります。サンキュー、グーグル。

そして物価が安い。下手したらネパールやインドよりも安いかもしれません。ありがたや。

訪れた中央アジア各国の3大都市、アルマトイ、ビシュケク、タシケント(サマルカンドも含む)の中ではアルマトイが一番好みでした。
きれいで落ち着いてて、人との距離感も近すぎず遠すぎず。町中移動も分かりやすく便利。
たぶんインドからやってきたギャップ効果も大きい。

ご飯は中央アジア特有のプロフ(油多めのピラフ)、マンティ(油多めの小籠包)、ラグマン(油多めの焼うどん)が主。それとでっかいナン。安くておいしいですがレパートリーが少ない。そして油多め。ナンとお茶で油を中和します。

お茶といえば、タシケントのレストランで注文したブラックティーが激甘でびっくりしました。後から聞いたらタシケントティーといってハチミツや砂糖で甘いのが特徴らしいです。
朝食に出てきたミルク粥もスイーツかと思うほど激甘。うーん、ちょっとならいいけどずっとはきついかな〜。

中央アジアまとめはそんなところでしょうか。
まとめたところで、3月頭ネパールから始まったアジア編は終了。今晩ついに南アフリカのケープタウンまでギュイーーンと飛びます。4月中にはアフリカに入りたいと思っていたのでここまで計画通りのスケジュール。

アフリカ…….
緊張する………。
ぶっちゃけアフリカに気をとられすぎてウズベキスタンあんま集中できてなかった。

4月中にアフリカ入りすると決めていたものの、アフリカのどこから入るべきか迷いました。そしてアフリカ大陸最南端の南アフリカ、ケープタウンに決定。決め手はやはり季節です。
我々北半球民は桜も散り春真っ盛りですが(中央アジアはまだまだ肌寒いけど)、南半球の南アフリカはもうすぐ冬。早く行っとかないと寒くなる。
あと、ある程度整った中央アジアからいきなりザ・アフリカみたいなへんぴな場所に飛ぶとニュージーランドからネパールに飛んだときみたいにギャップに打ちのめされそうで、アフリカの中でも全然アフリカっぽくないきれいな街だというケープタウンに飛ぶことにしました。そっから北上して徐々にアフリカに馴染んでいこうという魂胆です。

いやしかしアフリカ緊張する………。

なんてったって治安。
南アフリカ東部のヨハネスブルグは世界最恐都市と呼ばれるところで、私のイメージでは街に出たとたん金品奪われた上に蜂の巣にされて終わりそうなので近寄りたくない。だからそこを回避するため西部のケープタウンを選んだんですが、ケープタウンもまあまあアレなかんじらしい。
昼間は比較的大丈夫みたいですが十分警戒しなければ。ついに準備したダミー財布やダミーパスポートをザックの奥底から引っ張り出す時がきたなってかんじです。

アフリカ、ビビりまくってますが楽しみでもある。旅中出会った人たちに南アフリカに行くと言うと、ステキなところだよ!とみんな好印象。見所もいっぱいあるし時間足りるかしら。ついでにお金も足りるかしら。
どうにか無事に楽しくアフリカ旅ができますように。

さよならアジア〜!