インドでリシケシュというヨガの聖地をすごくおすすめされたんですが、ビシュケクが邪魔をしてきてリシケシュという名前がなかなか覚えられませんでした。ビシュケクリシケシュビシュケクリシケシュ。
昨日も書いたようにカザフスタン、アルマトイにはもう2、3日いたい気分だったんですけど、キルギスで登山もしたいし情報集めもしたい。ということでとりあえずこっちに来ました。
まだビシュケクの町歩きはしてないのであんま言えないけども、パッと見た感じではアルマトイのほうが洗練されてておしゃれ。ビシュケクも栄えた街ですがアジア特有のごちゃっとした感じがあるように思います。
なんとなく、今は綺麗なアルマトイの街にいたい気分だったな…。
まぁ来てしまったもんはしょうがない。ビシュケクでしばらくお腹を労って、次への情報集めをして過ごします。
下痢は日に日に快方に向かっております!
カザフスタンのアルマトイからキルギスのビシュケクまではバスで一本。
とてもスムーズな国境越えでした。以下国境越え記録しときます。
宿からアプリ2GISで調べた路線バスで西バスターミナルまで。この日はよく晴れて街から立派な天山山脈が見えた。中国、キルギス、カザフスタンにまたがる山脈でカザフスタンとキルギスの国境にある2番目に高い山は7010m。(wikipediaより)
こんな都会から見えるとは、壮観。
アルマトイ 西バスターミナル、アフトヴァグザール・サイランАвтовокзал Сайран
「КАССА」とあるチケット売り場で支払い。パスポートの提示を求められる。もらったレシートを係員に渡し、乗客名簿の人数に入れてもらう。レシートは切れ目を入れて返される。
①乗り場がビシュケク行き。
フロントガラスはもちろん割れてないし座席もとてもきれい。
20席近くあって満席になったら出発する。11:30頃バスターミナルに到着した時点で数名乗っておりこの調子ならすぐ発車するかな〜と思ってたら結局1時間近く待った。12:45出発。
ビシュケクまで所要時間約5時間
お隣はおばちゃん。拙いながらもやっぱり少し英語は話せる。アルマトイは美しくて静かでめっちゃ良かったよ〜!とアルマトイを褒めたらおばちゃんはビシュケクの人だった。ビシュケクはどうかときけば何かジェスチャーで伝えようとしてくれるがイマイチ分からない。良い場所であるということにしておく。
シンガポールから来たという青年としばし英語でおしゃべり。ロシア語圏に来たとたんに無口になったので久々のおしゃべりが楽しい。なんか英語めっちゃ出来る気になるけど私の英語力は大して変わっていない。
ちなみにカザフスタンの牛はちょっと毛が長くてもさっとしている。
出発後1時間半後ぐらいに休憩1回。
トイレは50テンゲ(15円)。ぴらっと40cmほどトイレットペーパーがもらえる。清掃されていてわりときれい。
残ったカザフスタンの硬貨を使い切りたくて売店をうろうろしていたらバスに置いていかれそうになる。元々満席だったんだから人数確認してくれよ。
出発3時間後に国境到着。
全荷物を持って一度下車。徒歩にてイミグレーションへ。
荷物を背負おうとするところに荷物用カートを持ったおじさんがこれを使えと言ってくるがおそらく有料だと思われるのでスルーする。でも重いもんは重い。タクシー勧誘もそうだが、こういうときおじさんは金欲しさではなくただただ親切で言ってくれているように思えてくる。
カザフスタン出国で入国時にもらったイミグレーションカード(赤い滞在登録印が2箇所押されてた紙)を提出する。
そのまま道なりに歩いてキルギス入国。質問も何もなくスタンプが押される。
一旦降りたマルシュルートカが国境を越えてやってくるのを待つ。
しばらく歩くとバス停のような場所があって同じバスに乗っていたおじさんがいた。どうやら英語は通じない。「一緒のバスでしたよね!ここで待ってればいいんですかね?」とジェスチャーで話す。
そしたら着いてこいみたいなジェスチャーで歩き始めたのでくっついていく。
道なりにさらに進んだ先のタクシーが並ぶ場所に近づくので、いやいや、ノータクシー!マルシュルートカ!マルシュルートカ!と連呼したらなんかよく分からないけど側に止まってた別のマルシュルートカに乗ってさっさと行ってしまった。え?置いてけぼり?
せめてバイバイぐらい言ってほしかった。
実は乗ってきたマルシュルートカは国境越えに時間がかかることがあり、それを待つ必要はなくて、同じ方面なら別のマルシュルートカに乗ってもよいという慣習があるらしい。(事前調べより)
でもやってくるマルシュルートカのフロントガラスに貼ってある行き先と思われる表示を見てもロシア語なので一切分からない。見方も分からない。
乗ってきたマルシュルートカのナンバーは写真で控えてあるので(さすが私)、それをいつまでも待つことにする。
タクシーの運ちゃんが勧誘してくるがまたマルシュルートカ連呼。そしたらここで待てと教えてくれる。
同じマルシュルートカに乗っていたおばちゃんたちが後からやってくる。同じツアーの人たちを見つけたときのような安心感がある。
20分ほど待つと乗ってきたマルシュルートカがやってきておばちゃんたちとともに乗車。1時間ほどでビシュケクの西バスターミナル、ザーパドニ・アフトヴァグザールЗападный Автовокзалに到着。お疲れ様でした。
国境にも両替所はありましたが、バスターミナルにもあるとの情報があったのでこちらで両替。1カザフスタンテンゲ=0.182キルギスソム。
国境では0.180ソム。マルシュルートカの車窓から見ていたら道沿いに0.184ソムの場所もあった。
ちなみに1ソム=約1.6円。
さ、現金も手に入れたことだしあとは宿に行くだけ!予約もしてあるし宿までは35番バスに乗ればオッケー。
しかしどっからバスに乗るのか分からない。そういえば料金も調べてないし市内マルシュルートカでも行けるみたいだけど乗り方調べてない。
バスターミナルの前の道から2GISアプリで調べた市内マルシュルートカに乗ろうとするも、なんか拒否られる。荷物がでかいからかな?それとも「このバスで合ってるのか?」と身振り手振りでごちゃごちゃ言ってる私がうっとおしかったかな?ごめんね?
バスターミナル内に行けば35番バスがいるのかな?(アルマトイからのマルシュルートカはターミナル外に着く) でもバスターミナルの建物まで地味に距離ある。
近くにいた若者にきいてみるも英語が通じず、Google翻訳を使ってもなんかよく分からない。
…なんかよく分からない。めんどくさいな。歩いた方が簡単だな。
うだうだしていたら日も暮れる。決断が急がれます。ということで全荷物背負って歩き出しました。
ひたすらに足を前に進めていたらお姉さんが荷物を二度見してくるし、道行くおじさんが「でかい荷物やなー!」みたいなジェスチャーで声をかけてくれました。うん、でかいよね!はは!キツイっす!
50分ほど歩き続けて明るいうちに宿に到着。今度こそ本当にお疲れ様でした!
国境越えはたしかにスムーズだった。でもビシュケクに着いてからが一番大変でありました。国境越えの手段は前々から調べていたもののこの日移動するのは当日朝に決断しました。でも宿まで歩きながら、今後はもっと計画的に動こう、宿にたどり着くところまでしっかり調べようと反省いたしました。
でも晴れた日に移動したのは正解だった。マルシュルートカの車窓から雄大な景色が見えたしこうして全荷物背負って歩くのも雨だともっと心が折れていたことでしょう。
最終的にちゃんと宿に着けたので結果オーライ。
以上、アルマトイからビシュケクへの陸路移動でした。