ご存知のとおり、世界の(野球圏国限定ですが)イチローが昨日引退しました。愛知県豊山町出身の地もち~。豊山町は国際空港小牧、現在の県営名古屋空港のある土地、っちゅうだけの町なんですがイチロー出身地として地もち~では有名。
地もち~なので中日新聞のトップ記事で扱われてました。野球選手、ドラゴンズの選手の引退ですらクオリティ誌のトップ記事になった事はないのにイチロー引退は特別。
本日の中日新聞はイチローニュースで飾られ昨日の世界フィギュア選手権そっちのけ。ま、ま、ま当然でしょう。
チチローに動体視力と反射神経を幼い頃から鍛えられた、と記事は伝えいかにイチローが超絶優れた選手かを書いてます。ま、ま、当然ですわ。
甲子園も無かったオリックスドラフト4位入団でほぼほぼ期待の選手でない人でしたがイチローを見出したのはオリックススカウトの三輪田さん。不幸な最期を遂げられましたが三輪田さんがイチローの優れた資質を見出さなければ細っこいだけの高校生イチローはプロには入団できなかったかもです。
その恩人の墓前に必ず供花を欠かさないイチロー、と中日新聞は伝えてます。世界のイチローの恩人はチチロー、三輪田さん、そして振り子打法を育てた仰木監督なのは間違いない。
チチロー以外皆、鬼下に入られた。
振り子打法は現在のシンプル打法に変わりました。しかし入念な準備運動、試合に出られないとわかっていても欠かさない練習、天才肌と呼ばれるイチローは決して自分を甘やかさない厳しさをもつストイックな人であることは周知の事実。45歳の今日までスレンダーなボディを保ち優れた守備、全盛期より落ちたものの瞬足、怪我も少なく、なによりバットを折らない人。
落合博満氏がバットを折ったことも打席前の振りでバットを投げ捨てたこともないのと同じくイチローもバットを大切にした人。父曰く、バットの真芯に当たるから折らないのだとか。優れた選手というものは体の一部であるごとく道具を大事にするものなのでしょう。
打席に立ちいつもの動作をし、優れた動体視力で真芯に捉える打球はホームランではなくヒットを多発しました。もともと投手だった強靭な肩はホームランであったはずの打球を殺し球はホームベースへ届く優れた守備、左バッターの強みと俊足を活かし出塁率の高さ。
パワー野球の大リーグにおいて野球本来の楽しさをアメリカ人に思い出させた選手、と中日新聞は書いてました。
「人望がないから監督はない」と本人談、です。ま、ま、たしかにそうでしょう。一刻な職人肌は万人ウケしません。優れた指導者と優れた選手はイコールではありません。イチローには監督より本人のいうように少年野球など未来のイチローを育てる地味な役割の方が合ってそうです。
毎年豊山で開かれるイチロー杯、少年野球大会ですが優勝、準優勝の少年たちがイチローから言葉と優勝カップを受け取る時の憧れのイチローを見るキラキラした眼、この眼がイチローに対しての全てを物語ってると思います。
いつまでも少年の眼と心を持っていたかのような「野球小僧」だったイチロー!自慢の地もち~でいてくれてありがとう!!世界のトヨタ様より豊山のイチローの方がアメリカでは有名かも??、