野呂佳代&佐藤夏希のお笑い担当コンビ、なちのん。
AKBINGO!系列番組の開始当初、なかなか喋れなかったりバラエティ対応できなかったメンバーの先頭を切って、汚れ役を引き受けて番組を牽引していた辺りからも彼女たちの実力がうかがいしれる。
が、番組が進んでいく過程で、バッド佐田が篠田をえこひいきし、大堀恵がクソババアとしてブレイクし、小嶋陽菜のウラオモテっぷりがバレ、宮澤のナチュラルキャラが出現し、、、というように他のメンバーがキャラに開眼していくに従って、だんだんと彼女たちの影は薄くなっていった。
ついには「100発100チュー」で久々にピンショットで出てきた佐藤夏希がバッドの二人に「何か久しぶりだね。毎回いるのに」とコメントされてしまう始末。元旦のドッキリ企画でも野呂は振り役でしかなく、番組進行は大島麻衣に取られ、ドッキリの主役も秋元&大堀に持っていかれてしまった。(被害者が全員チームKというのも何か意図を感じるが)
まだ番組が始まって1年も経っていないのに、既に過去の人になってしまった感すらあるのだ。
それはなぜか。きっと彼女たちは揃いも揃ってマジメなのだ。事実、2年連続で2回戦まで進んでいるM-1グランプリでも確実に成長しているし、片手間に漫才に取り組んでいるようには思えない。
しかも、その合間を縫って佐藤夏希は早稲田大学に合格してしまった。
偉いのだが、どこまで生真面目なんだ君らは!という状態である。
この状態ではよほどの努力をしないと勝てない。
何に勝てないか?ド天然集団に、である。
AKB48、天然ボケが多すぎるのだ。もはや暴力というようなレベルで無差別に炸裂する天然ボケが劇場公演ではよく見られる。チームKでは小野、小林、河西、そして小規模爆発することがある秋元、宮澤、成瀬。AKB全体で言えばチームAに佐藤由加里、川崎希というメガトン級の天然ボケが待っている。
テレビ番組とは違い、メンバーのみで進行される劇場公演では、日々天然メンバーのボケ爆弾は無差別投下されている。
チームK公演を見ている方ならよくわかると思うのだが、なちのんの二人は確実に「常人集団」に属しており、特に面白い人という役割にはなっていない。
彼女たちが考えて面白いことをするよりも早く、矢継ぎ早に天然ボケが飛び交ってくるのだから敵わない。放っておいても小林香菜が天才的なMCを展開するし、小野えれぴょんは他人のネタを惨殺してしまう。そして、その横では味方であるはずの大堀が一人で妄想に沈んでいたりする。
こんな戦場はもはや知略も何もあったもんじゃない。戦う力がない者には無条件降伏あるのみなのだ。
とはいえ、彼女たちのスタンスは対外戦では効果を発揮する。内戦では無力な堅実さも外に討って出た瞬間に強力な武器となる。その辺はバッドボーイズなど、AKBに関係した芸人も気づいており、天然トークで焼け野原になってしまった時などに最終的には彼女たちを頼りにしている。(オチにする、というような手法であることが多いが)
ネ申テレビの主要企画、特にガテン系以外の企画となると、必ず野呂が参加しているのも信頼感によるものだろう。
ヴィジュアルも決して強いとはいえないが、実はAKB48がもっと外に露出する上でのキーポイントはエース集団でも年少組でもなく、なちのんなんじゃないかなーと筆者は思うのである。
そのためには二人とも実は根暗という弱点を克服しないとねw