大堀恵 慈悲深きクソババアの挑戦は続く | MSB Freak

MSB Freak

まぁ、適当に

とりあえず、にゃんかなお嬢の話でも

 2008年、一番ブレイクしたメンバーは間違いなく大堀恵である。


 デビュー当時はぶりっ子アイドル路線だったのだが、見るも無残なくらいに泣かず飛ばずを地でいく状態になっていた。今から思えば、なぜ彼女は事務所移籍ができたのやら、というレベルである。


 そんな彼女も「AKB0じ59ふん」というステージを得て開眼する。25歳最年長メンバーということと、その落ち着いた立ち居振る舞いから「クソババア」という全くありがたくない2つ名を拝領してしまった彼女は、セクシー・・・というか変態アダルト路線へと軌道修正していき、「AXライブBlue roseゴールドビキニ事件」「0じ59ふん滑り台90度事件」などの伝説を次々と築いていく。


 そして、大堀めしべ名義でソロシングル「甘い股関節」をリリース。


 エース集団チームAのメンバーも差し置いて、AKB48史上初のソロデビューを飾ってしまった。


 ただし、完全なる色モノ路線で。


 タイトルからして『甘い股関節』。作詞・秋元康、作曲・後藤次利という平成のゴールデンコンビが久々に飛ばした「ネタ曲」と言っていい。その昔、『ガラガラヘビがやってくる』など、とんねるずの問題曲を量産していた二人が、久しぶりにやった悪ふざけ、と言ってもいいかもしれない。


 曲が曲なら、売り方も売り方だった。


 キャンペーンにしてもイキナリ日本海沿岸に放り出され、ヒッチハイクと野宿をしながら手売りプロモーションを展開。誰しも「電波少年じゃねぇか」というツッコミを入れずにはいられないようなドキュメント仕様の煽りも入れながら、「1ヶ月で1万枚売れなければAKB48卒業」という何だか一時代前の香りがする目標に向かって突っ走らされることになった。


 一部には「卒業に向けたシナリオが書かれている」という憶測も流れた。それも仕方がないことである。そもそも、本体であるAKB48自体のシングル売り上げが初出4万枚程度に留まっているにも係らず、その中で決して人気があるとはいえない大堀のソロシングルが1万枚に達するとは「普通には」考えにくい。


 彼女に求められたのは難関に立ち向かう姿と不屈の精神。初めからセールスを期待しての企画ではなかった。


 結果、このスタンスは1ヶ月に渡って彼女を苦しめ続けることになる。この時期、特に後半期の彼女のブログは病的な雰囲気すらある。


 ではなぜ、そこまでして彼女はこの無理難題に立ち向かったのか。
 ひとつには自分に与えられた役割は全うしたいという彼女の本来的性格によるものと、もうひとつはメンバーへの愛情である。


 とにかくAKB48、そしてチームKというものに対する彼女の愛情は物凄いものがある。自分はもっとも過酷な時期にも、なちのんのM-1応援を呼びかけてみたり、病気に倒れたメンバーのフォローをしたり。。。(ネ申テレビの保育士体験でも見せた通り、子供にも愛される根の優しさがあるのだ。)


 この辺は年上としての責任感だけではない、彼女の人の良さなのだろう。



 そして、そんな彼女は何よりメンバーに慕われている。
 卒業が現実味を帯びてきた時期に劇場でCDの手売りをする彼女の前に、公演を終えたチームBメンバーが購入に来たり※、前代未聞のハグ会にメンバーがヘルプに着てみたり。
(しかも、この時のメンバーはかなり豪華。前田・篠田・河西・小野・大島(優)・佐藤(夏)・野呂・秋元・宮澤・小林・川崎・奥という事務所を超えた大連合であった。)


 この辺は彼女がまた愛されている証拠であろう。


 周囲の助けもあって見事1万枚を達成した彼女は再びメンバーを包み込む「長女」として戻ってきた。


 25にして開眼。稀有な存在として次なる展開が待たれるところだ。
 ・・・電波少年はもういいけどw



※AKB商法の特徴として、「メンバーのプレミアム感」というのがある。「会いにいけるアイドル」ではあるのだが、それには一線が引かれ、「触れ合う」のには一定以上のハードルが設けられている。それこそが悪魔の如き集金システムへとつながるのだが、その意味で全くキャッシュを生まない状態でエース渡辺麻友を含むチームBの面々がファンの前に出てきてしまうのは、本来的にはかなり難しいはず。特に尾木所属のメンバーがいたことは、恐らくそれが彼女たち本人の自発的行動であったことを思わせてくれる。

妄想でいいんだけど。