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MSB Freak

まぁ、適当に

とりあえず、にゃんかなお嬢の話でも

 エースなのです。
 体育会系チームKの中にあって、燦然と輝く彼女は。


 早くからソロ活動が増えている「えれぴょん」は、個性派集団の中にあって埋没しないだけのキャラクターをしっかり確立している。


 一人で映画にも出ているし、ユニットでCDデビューも果たしている。AKB加入以来、全てのCDリリースで選抜に選ばれているし、だいたいはフロントメンバーを張っている。
 何かとチームAに押されがちなチームKにあって、彼女は先頭を切って活躍しているといっていい。


 ただ、恐らくこれほどまでの姿はデビュー当時は全く想定されていなかった。


 何せ劇場デビューに向けたレッスンメモに「小野と奥(真奈美)は2人で1人扱い」などと書かれていたような存在だったのだから。


 では、なぜ彼女はここまでひとりブレイクできたのか。
 ハッキリいって理由は不明である。カワイイのは事実だが、それだけでは売れていけないのが芸能界だし、目立てないのがAKB48というステージだと私は思っている。


 その状況でほぼ独走状態といえるレベルで突っ走る存在になるには、かなりの力量が必要なはずなのだが、彼女にその片鱗は見えない。


 そう思ってぐるっと一周、考えを巡らせてみると一つの答えに辿り着く。
 「カワイイだけだからいいのか」


 本来、アイドルというのはそれでよかったはずなのだ。妹的存在、ということ自体がプレミアム感としてファンに浸透すればそれでよかった時代があった。


 しかし、その後のアイドル乱立時代を経て、最近では「カワイイだけと思うなよ」のような、アイドルに個別のキャラを求めるようになっているように思う。
 そんな状況だからこそのAKB48というグループなのかもしれないが、その中にあって時代に逆行し「カワイイだけじゃいけないの?」と言っている。それが「えれぴょん」なのかもしれない。


 何となくチームAでの前田敦子ポジションな雰囲気も見て取れる。


 『これぞアイドル 大人と子供の狭間に咲く花』
 秋元康をして、ここまで言わしめるえれぴょんは、アイドル界の希望の光なのかもしれない。


 みんなの妹なんだから、劇場公演で他のメンバーのMCを叩き壊してしまってもいいのだ。実はえれぴょん、MC爆弾をよくやる。2008年の早野薫生誕祭の「小野にやられた」事件や2009年元旦公演の「なっつみいド忘れ」事件などなど、この3ヶ月ほどの間でもいくつか炸裂している。


 まぁ、それでもいいのさ。

 2期生集団チームK。

 AKB全体の最年長も最年少(チームメンバーとして)も実はこのチームにいるというのが、この時期のAKBマネジメント層の混乱っぷりを象徴しているような気がする。

 その差、実に12歳。

 干支ひとまわり分も年の離れた女の子たちを一つのグループにしようというのだ、というかしているのだ。しかし、それが結果的には2番目にできたチームという危うい立場にある彼女たちを際立たせ、また団結させているのかもしれない。


 チームカラーはといえば、ノリは概して体育会系。曲調も硬派な強いタイプのものが多く、衣装もカワイイ系というよりカッコイイ系。むしろ勇ましい系というくらい。


 そんな雰囲気は別に他のチームとの差別化の中で作られたわけではなく、結果的に集まったメンバーの特性によるものである。もちろん、先輩であるチームAへの忸怩たる思いもあるのであろうが。


 チームKの特殊性をあらわすエピソードとして、1st公演の初日が挙げられる。


 AKB48の劇場公演というのは当然ながらセットリストがあるわけなのだが、これを3ヶ月~半年程度で刷新するという手法をとっている。チームKが初舞台を踏むことになった2006年4月1日。そのセットリストはちょうど前日までチームAが行っていた1st公演「PARTYが始まるよ」のものであった。
 つまり、A1stとK1stはほぼ同じセットリストなのだ。


 しかし公演の雰囲気は似ても似つかない、勇猛果敢ものになってしまった。チームAでシングルカットもされていた「スカート、ひらり」などは、実にアイドルらしい楽曲にもかかわらず、観覧に来ていたチームAメンバーが引くほどの迫力だったという。


 その後、妹分であるチームBができ、さらにチームKの強さは際立っていくことになる。


 今度はチームKの2nd公演である「青春ガールズ」がチームBの1st公演のセットリストになり(この辺の「お下がり」システムもビジネス的にうまい気がするが)、平均年齢がぐっと低く、カワイイ系ロリ路線を突っ走るチームBとの差別化は、事実上この時点で確定してしまった。

 カッコイイ流れできていた「青春ガールズ」は見事にロリータテイスト満点のカワイイ公演になっていた。
 これはもう、チームカラーというしかない。


 雑誌に例えるならば、チームAはCanCam。チームBはピチレモン。それに対してチームKはやはりガテン(もしくはターザン)ということになってしまうだろう。


 しかし、過去の実例に照らすと、この手のグループは・・・苦労するのである。


 メロン記念日しかり、うしろゆびさされ組しかり。ある一定の安定感は産み出せてもトップにまで突き抜けることは難しい。


 また、この手のグループとしてご他聞に漏れず、「課外活動」にも手を染めてしまっている。


 大堀の電波少年的企画・なちのんのM-1出場・ツインタワー構想・・・
 だいたいスベるんだよなぁ、こういうのって。


 その後、チームAとの混成である「ひまわり組」という暗黒の歴史を経験し、チームとしても鍛えられた。誰が何といおうと、「ひまわり組」はAとKからの美味しいトコ取り。逆に言えば、弱者切りでしかなかった以上、圧倒的不利な立場にあったチームKにとっては苦難の歴史だった。


 一気に出演機会に恵まれなくなった早野や大堀もそうだが、明確に「他の誰かのスタンバイになる」という現実は耐え難いものだったに違いない。


 2008年になって、やっとメンバーもそろって、オリジナル公演で集客ができるようになってきた、遅咲き集団とも言える。

 そんな彼女たちにはこう言わずにはいられない。


 ガンバレ!チームK!

 ”ウラオモテあるで賞”小嶋陽菜、”運動オンチなダンスクイーン”高橋みなみ、”ナマイキビビリ”峯岸みなみ


 この3人の共通点といえばノースリーブス・・・でもありますが。ヲタの間ではむしろ同じく「プロダクション尾木所属」という枠で見られている。
 そのよくある行動としては「劇場公演のすっぽかし」である。2ちゃんなどで良く見られるのは「また尾木か!」というコメント。


 (ライブMCなどを信じるとすれば)どうやら本人たちは劇場公演が大好きなようなのだが、事務所はまた別の判断をしている感じがある。前出のノースリーブス結成についても事務所の強い要請があったといわれているし、なんとかして彼女たちをAKBという枠外で売って行きたいという事務所側の意図を感じざるを得ない。


 この3人はこれまでほぼ全てのシングルで選抜メンバーになっているし、個々の人気もかなり高い。特にライブということになるとパフォーマンスの高さからステージの枢軸を担っているし、舞台上のリーダーといえる。その3人を劇場から引き抜いてしまっている事務所の罪は重い。


 事実、チームAの5th公演「恋愛禁止条例」では開演から2ヶ月に渡って、チーム尾木の3人は出演しなかった。(ノースリーブスの活動およびドラマ『メン★ドル』撮影のため)
 劇場復帰公演(2008/12/16)のMCでは、高橋みなみが禁断症状で日記に「公演に出たい」と書き続けていたという話すら出ている。それくらい出ていなかったのだ。


 実はプロダクション尾木には他にもAKB48メンバーが所属しているが(チームBの浦野・渡辺など)、彼女たちも実に劇場休演が多い。
 各チームの中心メンバーを確保しつつ、AKB48というステージのおいしいところだけを持っていっているような姿は、何とも鼻持ちならないと思う。
 この3人の姿はAKB48が抱える影なのかもしれない。