身体の不調を読み解いて 

毎日の食を通して

未病のうちにバランスを整えるお手伝い

 

 

和学薬膳®博士

薬膳食療法専門指導士 

かみのかよ です

 

 

 

1月11日 1が3つ並ぶ日

地域によっては

お正月に飾った鏡餅を開く

鏡開きが行われます

 

 

 

鏡開きとは?

 

鏡開きという言葉を聞いたことがあって

鏡餅を頂く日だということを知っていても

なぜそうするのかご存知ないかもしれませんね

 

 

お正月のあいだに穀物の神様である

年神様の依り代となるようにお供えしたのが鏡餅

年神様が去られたあとの鏡餅を開くのが鏡開き

 


自宅で餅つきを行っていた時代には

一番立派に出来た物を神棚や床の間に

小ぶりにこしらえたものは

それぞれの神様がお越しになる場所に

そしてご先祖様がお出でになる仏壇にも忘れずに

 

年末になると幾つもののお鏡をつくり

新年の準備をすすめていました

 

 

 

なぜ開くと言うのか

 

鏡開き なぜ開くのでしょう?

 

鏡開きのときに包丁を使っちゃダメだと言われ

不思議に思ったことがありました

 

どうして包丁じゃダメなの?

なんで開くって言うの?

 

年神様が宿ってくださった

ありがたいお餅やから

縁起をかついで 
【切る】とか【割る】とは言わへんの

末広がりにもつながる
開くという言葉を使うんよ

 

そう教えられた記憶があります

 

「包丁はつかわず木槌でね」と

古い木槌でカチカチになったお鏡を

開いた(割った)記憶もなつかしく

 

そのお餅を水につけて水餅にしたり

揚げて作った揚げ餅が美味しかった

そんな記憶も蘇ります

 

 

 

鏡開きはいつ?

 

産まれも育ちも大阪で

松の内は15日までと言われ育った私にとって

鏡開きは1月15日なのですが

 

1月11日に鏡開きをなさるご家庭もあり

地域によってばらつきがありますね

 

それでは何を基準にすればいいのかというと

 

鏡開きを行うのは

松の内が明ける日と言われています

 

 

 

松の内とは?

 

こんどは松の内って何?

そんな疑問が湧いてきます

 

 

松の内とは

年神様にお越しいただく目印として飾った

門松やしめ飾りなどの

正月飾りをしている期間のこと

 

それが終わる日に全てを片付け

年神様の依り代となっていた

鏡餅を開くとされています

 

 

 

地域によって違いがある鏡開き

 

松の内が明ける日に正月飾りを片付け

鏡開きをすると書きましたが

松の内の考え方が地域によって差があるために

鏡開きを行う日も違ってきます

 

1月11日に鏡開きを行う地域

東北、関東、九州など

松の内が1月7日までの地域では1月11日に鏡開きを行います

 

 

1月15日に鏡開きを行う地域

関西を中心とした地域

松の内が1月15日までの地域では

1月15日か20日に鏡開きを行います

 

 

1月4日に鏡開きを行う地域

京都と近隣の一部の地域

松の内にかかわらず

三が日が明けた次の日に鏡開きを行います


 

 

 

郷土色が濃い鏡開き

 

鏡開きを行う日には
地域によって差があることが分かりました
  


神様が依り代とされていたお鏡を

小さくなった欠片も残さず頂く行為は

幼心に厳かさと物を大切にする気持ちを教えられた気がします



学生時代に栄養学を教えて下さった教授が

お雑煮の種類や鏡開きを行う日を聞くと

その人の出身地が見えてくると仰っていましたが

なるほど郷土色が現れるものですね



 

お餅の効能について

 

薬膳的な視点からお餅について書いておきます

 

まず炭水化物で出来ていること

甘味に属することから

甘味の摂り過ぎでダメージを受ける

脾(胃腸)が疲れてしまいます

 

胃腸(脾)に受けたダメージは

水巡りを阻害するので

もともと

身体に浮腫みのある方

アレルギーをお持ちの方は

食べる量や食べ方に注意が必要ですね

 

 

また身体を温める力が強いことから

炎症がある方は控えた方がいいでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

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