手術直前のこと | 膵内分泌腫瘍との楽しい(?)暮らし

膵内分泌腫瘍との楽しい(?)暮らし

2008年末から現在まで「膵内分泌腫瘍」という病気と付き合っています。

2022年の新年早々、急性心筋こうそくを発症!
膵内分泌腫瘍の治療にもさっそく影響が。
満身創痍のワタシの明日はどっちだ!?

2009年2月、K市民病院から紹介状をもらって同じ市内にある国立病院を紹介してもらいました。さっそく予約をとって病院に行き、また検査。CT撮って腹部エコーやってこの時点ではまだ膵がん疑診。

 

ちょうど膵臓の真ん中あたりに腫瘍があるので膵頭十二指腸切除術にするか、膵体尾部手術にするか微妙な位置だったようですが、結局は膵体尾部手術に決定。しかしすぐ入院することはできず、病室と手術予約の空きが出るまで自宅待機ということに。「いつ」という予定が決まらないのって滅茶苦茶不安でしたね。診察から2週間後に入院日が決定(翌日来てね!だって)。手術日は入院の約1週間後と決まりました。

 

入院した同じ日に入院された方が私より若く(おそらく30代半ば?)、年が近いのでお話したかったのですが、入院数日後に急性膵炎を起こし一旦前の病院に戻っていかれました(膵炎だと手術できない&その病院は基本手術しない人は入院しない)。後日私が手術した後にまた同室になるのですが、奥さんやご両親がいつもお見舞いに来られていて結局お話できませんでしたね。。。

 

さて手術前に印象に残った検査が一つありまして、それはICG検査という肝機能を測る検査です。簡単にいうと緑色の薬剤を点滴して、その後15分、30分後くらいに採血しどの程度肝臓で分解できているかを調べることによって肝臓の機能を調べるんだそうです。この薬剤が見た目青汁そっくりなんで青汁を見るたびにその時のことを思い出します。

 

いよいよ手術当日(2月末)。前日から絶食し、手術数時間前に毛を剃られ、病室で鎮静剤を打たれストレッチャーで手術室に運ばれていくところで記憶が途切れています。本当はそのあとストレッチャーから起きて自分で手術台に移動しているはずなのですが全く覚えていないのです。

手術は午前9時から午後5時か6時。およそ9時間だったそうです。