スーテントについて | 膵内分泌腫瘍との楽しい(?)暮らし

膵内分泌腫瘍との楽しい(?)暮らし

2008年末から現在まで「膵内分泌腫瘍」という病気と付き合っています。

2022年の新年早々、急性心筋こうそくを発症!
膵内分泌腫瘍の治療にもさっそく影響が。
満身創痍のワタシの明日はどっちだ!?

前回のエントリにも書きましたが、2017年7月から4年余り、スーテントの投薬+ソマチュリンの注射を行っています。

スーテントは膵内分泌腫瘍だけでなく腎がんなどにも適用されているのですが、副作用が強いせいなのか4年も飲んでいる人はあまりいない気がします。

 

投薬量は 50mg(4カプセル)で、3投1休(3週間投薬1週間お休み)です。膵内分泌腫瘍だと4投2休が多いのかもしれませんが・・・

飲み始めて3か月ほどで、体感2割~3割腫瘍が縮小しました。その後1年を経過したころから徐々に増えたり、3か月ごとのCT検査2~3回に一度は腫瘍の血流が活発になったりして、若干悪くはなってきているようです。それでもアフィニトールからスーテントに切り替える直前から比べたら安定しているといえるでしょう。

 

気になる副作用といえば、一番きついのが手足症候群。特に足の裏で圧のかかるかかと、親指の付け根、小指の付け根などはかなりの痛みになります。痛みが酷いときはロキソプロフェンなどの痛み止めでごまかします。ロキソニンマジ神(笑)

休薬3日ほどすると足の痛みが取れてきますが、休薬終了後2~3日目には足がムズムズちりちりと痛くなってきます。手の方にほとんど症状がないのが不幸中の幸い。

 

2つ目の目立った副作用が白髪。もともと真っ黒だった髪の毛は半年後には半分、1年後にはほぼ総白髪になりました。いまから飲むの止めたら黒に戻るのかな・・・といっても、見た目気にしなければ痛みや苦しみはないのでまだマシですね。

 

3つ目は下痢。投薬3週間目になるとかなりお腹がゆるゆるになります。どこで痛みがくるかわからないので電車通勤とかできないです。今は徒歩通勤でトイレにも行きやすい職場なのですが、仕事によっては厳しいかもしれません。

 

もともと膵臓を半分取っているので血糖値が不安定なのですが、ここ最近スーテントを休薬すると血糖値が爆上げします。測定器を借りて定期的に血糖を測っていますが、休薬後3日ほど経つと300とか軽く超える時があります。血糖値が250を超えると頭がぼんやりして眠くなってきます。逆にスーテントを再開すると比較的安定する気がします。

HbA1Cは7~8の間を行ったり来たりです。7を超えて3か月経ったころ、インシュリンを打つことにしました。足が痛い期間が長いので運動もできませんから、高血糖は副作用が怖いし早めにコントロールしようと決断しました。最初はグラルギン(長期的に効くタイプ)を2~4単位からスタートしたのですが、今年の夏くらいに血糖値が上下暴れまくるようになり三食後に短期型もうつことにしました。しかし、なかなか安定はしませんね。上だけでなく低血糖で2回ほど倒れかけました(笑)。血糖値40台前半になると椅子に座るのも厳しくなります。飴やブドウ糖を常備していますので糖分とって10分ほどで回復はしますがあまり気持ちよくはありません。

 

他には甲状腺の機能低下で正常値よりはTSH↑、T4↓になることがあります。今は割と安定しています。ただし甲状腺機能低下の影響でとても寒がりになり、暑くても汗をかきにくくなりました。職場のエアコンが身に沁みます。真夏なのにひざ掛けが手放せません。

 

抵抗力の低下とかはあまり感じません。1年に1度くらいは風邪を引いたりしますが、他の健康な人とそんなに変わらないんじゃないでしょうか。ただ新型コロナについては万が一罹ってしまうと危ないので、人ゴミには絶対に近づかないように注意はしてました。

 

スーテントを飲まれている方で副作用で気になっている方がおられたらお気軽にコメントくださいませ。

それでは今日はこの辺で。