空の青さを知る人よ(劇場映画)
このアニメは、少し前に感想を書いた
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
と同じ長井龍雪監督の作品だ。
「あの花」と同じ、埼玉県秩父が舞台の物語。
自然豊かな田舎の風景が丁寧に描かれていて、
僕が年をとったからか、こういう自然に囲まれた雰囲気の画風が妙に落ち着く。
すぐそばに山や森林があって、地域のつながりが濃い地域で
高校生のあおいと、年の離れた役場勤めの姉との二人暮らしを軸に
過去の時間を辿るようなお話。
思春期の頃の夢や希望と、大人になって現実を生きていく事。
ざっくりいうと、そういう話。
僕もそうだったけど、子供頃学生の頃って
大人の意図や心配がわからずに、無茶をしたりして
随分と大人に対して残酷な事もしてきたなと。。。
まあ、大人になってからわかったんだけど(笑)
そういう事を、見守ってくれる人がいるって
幸せな事だったんだなと、このアニメでしみじみ思いました。
当たり前じゃないんだなと。
自分にとって大切な人がいるって事は、
それだけで、人生を生きていく励みになるし、
頑張れる原動力だなと。
やっぱり、自分の為だけに生きるというのは結構難しくて
自分一人だったら意欲が湧かない事も僕はよくあるし。
でも、人の為に何かをするって、何であんなに楽しいだろうと思う。
喜ぶ姿をみるだけで、あんなに気持ちが満たされるだから。
でも、するだけの一方通行は、あほらしくなって後で腹が立つけど(笑)
この作品には、ほっこりさせてもらいました。
すっきりしました!
ブログの一番下に、このアニメと同じように、
地域のつながりや自然で暮らす良さがわかる小説を紹介してます↓
※吉岡里帆さん演じる姉の「あかね」の声が、最後のクレジットが出るまで
早見沙織さんかな?と思っていたほど似ていて、
こんな声も出せるんだと。
やっぱり声優も俳優も演じるプロなんだなと思いました。
早見沙織さん、テレビのナレーションでもよく見るので
いい時代になりましたね♪
最後に、おっさんオススメ小説
三浦しおん 「神去なあなあ日常」
都会育ちの主人公が、山深い里で山仕事(林業)を通して
地域の人の繋がりや温かさに触れていく。心温まる小説です↓