無常を深く観る | こうぼうのブログ

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こんにちは。






無常を深く観ると、どうなるのだろうか?
無常って、連続する一瞬一瞬が同じでないこと、
「すべてが変化する」という教え。





物事は瞬間ごとに変化しているが、物事が1秒前に
そうであった現実と今の現実が、同じでもなく、
また異なってもいないということを言葉では正確に
表現できない。






同じ川を同じ場所で見たとき、
今日の川の水は、昨日の川の水とはまったく異なる。





とすると、見ているのは別の川なのだろうか?
でも、同じ川だ。






無常は、この川は同じ川ではないが、また異なる川(2つの川)
でもないことを教えてくれる。






生まれた子供が無常でなければ、成長して大人になれない。
赤ちゃんの子が成長して大きくなった。
姿カタチが違うではないか。
すっかり変わって別人のようだ。





じゃあ、こんな姿になってしまって自分の子ではないとでも
言うのだろうか?
そうじゃなく、やっぱり同じその子であることには違いない。






無常の洞察は、すべての概念を超える手助けをしてくれる。
私たちは無常によって「同」「異」「去」「来」などの概念を
超えることができるのだ。