東京瘋癲酔人日記 -32ページ目

東京瘋癲酔人日記

夜の街で飲み歩く、私、安吾の日記。

キャバクラ、BAR、居酒屋などで見かけた様々な事柄を綴りながら、自作の小説も発表しています。

 仕事も兼ねてソウルに行ってきた。

韓国  韓国は5回目だが、そして、ソウルを訪れるのも4回目だが、初めてゆっくり街歩きができた。過去に来たときは、バスで観光名所を回るパターンだったのだ。
 ご存じの方も多いと思うが、ソウルは熱い街で、遅くまで営業している店が多い。東京で言えば原宿や渋谷にあたるような場所は、深夜までファッションビルが開いており、若い子たちが闊歩している。
 その中を一人で歩いていると、様々なお店から声がかかる。
「鞄いかがですか、コピー、いいのがあるよ」
「時計、ロレックスどう」
 一人で歩いていても、日本人に見えるようで、達者な日本語で話しかけてくる。これは香港も同じで、上手に日本語を使いこなしている商売人を見てると、生活がかかっていると語学なんて覚えられるものなんだ、と思う。
 高級ホテルの近辺を歩いていると「社長さん、遊び、どうですか」と声をかけられる。ストレートな遊びは、全くしないわけではないが、やはり「情緒」にかけるので、興味が薄れる。特に海外では。ソウルの場合、古典的なキーセンからGO GO BARのような場所で踊っている子から相手を決めるパターンなど、やはりストレートなものが多い。
 キャバクラ的なものも無いわけではないだろうが、行ったことがない。今回、韓国の仕事相手(女性複数)とホテルの方に紹介された韓国の方が飲んでいるカラオケスナックに行った。韓国の女性が接客してくれる。あれは、どうゆうシステムなのだろうか。同行の女性に聞くことも憚れ、謎のままだ。
 仮に、日本と同じシステムで、気に入った子が見つかっても、通うわけにはいかないが、、、
 今日は、歌舞伎町で商いをしている独立系の男O氏の誕生日である。
 
 覚えていたわけではなく、昨日、O氏本人よりしっかり電話営業されたのだ。
 自分の誕生日にもO氏の店に行ったが、指名はO氏である。なぜかO氏の店で指名嬢ができず、できても短命なため、ここしばらくは、イベント時にしか足を運ばなくなってる。前回、足を運んだのも周年祝いの時であり、その前はいつだったか。去年のO氏の誕生日にもブーブクリコを下げて行ったが、そこまで昔ではない気がする。
 O氏の店で指名嬢ができないのは、O氏と私の女性の好みが違うせいではないか、と思い始めている。というのは、ちょっと前までのキャバクラは、店によって「キャストの顔の傾向」があり、有名なところでは「TARO顔」というのがあった。丸顔&幼顔で、かわいい、もしくはきれいというのがTARO顔である。しかし、最近はそんな傾向もなくなった。Deepsあたりだと、うまく傾向を言えないが「Deeps顔」というのが現存している気がする。
 店によって「キャストの顔の傾向」ができるのは、店のカラーを意識して「わざとそういった顔を揃える」という場合と、経営者もしくはそれに近い権力をもっているスタッフが長く採用を担当して、知らず知らずに自分好みの顔を集めている場合があると思う。O氏の場合、採用権を持っているので、ある傾向に揃えているのかもしれず、その傾向が私の好みと合わないため、指名嬢ができないかもしれない。といいながらも、O氏の店の傾向を上げることができないのだ。
 
 今回こそ、この謎を解き、指名を作るつもりである。
 倉科遼という原作者がいる。所謂「お水マンガ」の第一人者で、私は『女帝』で初めてふれた。

 今回、これを書くにあたって「はてなダイアリー」 で検索すると、元は司敬のペンネームで活動していた漫画家であることを知った。司敬もヤクザマンガのイメージがあるが、間違いか。
 『女帝』は、銀座で頂点を極めるホステスの話で、これの祇園版が『女帝 花舞』である。このほかに、『順子』や『ネオン蝶』などの作品がある。しかし、なんといっても話題なのは、ドラマになった『夜王』『嬢王』 である。『夜王』はホストの話でTOKIOの松岡昌宏が主演した。『嬢王』は現在放映中のキャバクラ嬢の話である。
 『女帝』以外は読んだことがなかったのだが、スーパージャンプに『黒服物語』というキャバクラの男子スタッフが主人公のマンガが連載されており、これは読んでいる。スーパージャンプ自体、これ読むために買っていると言っても良いぐらいである。男子スタッフが主人公というところに惹かれて読んでいるのだが、これが非常におもしろい。おもしろいといっても物語でなく、その内容である。
 主人公は二浪して大学を諦め、ふとしたことがきっかけで池袋のキャバクラに入店する。そこで成長していく話なのだが、一番笑ったのは、入店2週間程度で担当を持ち、一ヶ月程度で付け回しをするところである。ストーリー上、ずーっとボーイをさせておけないせいもあるが、それにしてもすごい出世ぶりである。
 原作を担当しているが倉科遼だから、彼の考えでそうしているのだろうか。それとも『黒服物語』の「著作」をしている成田マナブの考えなのだろうか。
 一方、絵の方であるが、これは成田マナブが書いているはずで、彼の勉強ぶりが随所にうかがえる。主人公が勤めるキャバクラは「ジュリエット」という店名で池袋にあり、地下店である。この入り口から地下におりていくエントランスが、まさに新宿キングとそっくりである。また、池袋の街のカットなどに実在のビルが描かれており、「JIRO」などの看板がそのまま掲載されている。

 こういった場合、「宣伝」として素直に喜ぶべきなのか、それとも「無断使用」として怒るべきなのだろうか。