「船瀬俊介の『書かずに死ねるか!』」を読んでいたら、

ネオニコチノイド農薬の恐ろしさを知りました。

全ての日本人に知ってもらいたいと思いましたので、

こちらでも書かせていただきます。

船瀬俊介の「書かずに死ねるか! 」新聞・テレビが絶対に報じない《日本の真相! 》

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ネオニコチノイド農薬、欧米は全面禁止へ。

しかし、日本だけは野放し

ネオニコチノイド農薬は、ミツバチの神経を狂わせ、

絶滅に追いこんでいるそうです。

よって、ヨーロッパなど世界各国で禁止、

あるいは厳しい規制が課せられているとのこと。

EU(ヨーロッパ連合)は2013年末、ネオニコ3成分を使用禁止、

さらに全面禁止法案が提出された。

フランスは2018年9月から、ネオニコ使用を全面禁止する法律を可決。

しかし、日本だけは、まったく野放しなのだ。

昆虫ミツバチも、哺乳類ヒトの神経系も、構造は同じだ。

だから、ミツバチの神経が狂う、ということは、ヒトの神経も狂うそうです。

 

脳神経学者の黒田洋一郎氏(環境脳神経科学情報センター代表)は、

「発達障害の急増原因にネオニコチノイド農薬がある」と警告されているとのこと。

黒田氏が、その根拠として指摘する研究論文がある。

それは東京都医学総合研究所が2012年に発表した。

「ラットの小脳の培養細胞にネオニコチノイド添加すると、

神経細胞の興奮作用により

ニコチン性受容体を通るカルシウム・イオン流入を異常に増加させる」

「カルシウム・イオン流入が、(神経接合部)シナプス形成など、脳発達を調節しているから、発達異常が起こる」(黒田氏『消費者リポート』2017/5/20)

 

突出した日本の農薬使用量と発達障害の悲劇

この実験結果が、EUの食品安全機関に伝わり、

EUネオニコチノイド規制強化につながったそうです。

「ハチがいなくなる原因として知られていたネオニコチノイドが、

実はヒトにも悪影響を与えていたことが、広く知れ渡った」(黒田氏)

 

さらに、2016年、国立環境研究所の追試でネオニコチノイド神経毒性は決定的となった。

「マウス母親にネオニコチノイド曝露させたら、

生まれた子どもの行動の一部に、障害が現れたのです。

全部ではなく、一部というところが、発達障害の特徴を表している」(同)

神経毒性があるのは、ネオニコチノイド系農薬だけではなく、

以前から使われていた有機リン系農薬も、おそるべき神経毒物なのだそうです。

 

(なお、ご著者の船瀬氏は、農薬という用語は、

「農毒」と表記すべきだと、主張されています)

そして、驚愕するのは、日本における「農毒」使用量が、

異様に突出していることだ。

単位面積当たり農薬使用量は、欧米にくらべて、

日本と韓国が1位、2位を分け合っている。

欧米との差は約10~15倍とケタはずれ。

自閉症と発達障害の国際比較でもやはり、日本、韓国が突出している。

日韓に共通するのは、アメリカの”属国”であること。

その結果、有無をいわさず危険な「農毒」を大量に売り付けられ、

大量の発達障害を生み出している。

そして、例によって、新聞やテレビなどマスメディアは、

これらの惨劇をいっさい報道しないそうです。

それは、世界の農薬利権を独占するロックフェラー財閥が、

絶対に許さないからだそうです。

確かに、私もニュースで、

ネオニコチノイド農薬の危険性について見聞きした記憶はないです…(>_<)

 

ネオニコチノイド農薬は、効果はないのに、

毒性はケタはずれ

ネオニコチノイド系農薬には、次の特徴があるそうです。

  • 致死毒性が強い
  • 半径4kmのミツバチは全滅
  • 無臭で気がつかない(従来農薬は異臭で警戒されるがこれは無臭で気づかない)
  • 水性で拡散する(霧や地下水で遠くに拡散し、水を飲んでミツバチなどは死滅)
  • 神経毒で帰巣不能(強烈な神経毒性のため、ハチは方向感覚を失う)

ミツバチ大量消滅という危険を冒してまでも

新型ネオニコチノイド農薬を普及させるメリットはあるのか?

 

その殺虫効果を比較する実験がある。

まったく無処理(無農薬)と比べて、

ネオニコチノイド投与作物も”殺虫効果”はたった10日でもとどおり。

無処理区と同じになっている。

だから、使用自体が無意味なのだ。

 

自然農法(天敵農法)と比較した結果がある。

害虫アブラムシに天敵(コレマンアブラバチ)を放つと、

アブラムシは全滅している(天敵農法)。

それに対して、天敵ゼロでネオニコチノイドのみだと、

1ヶ月ほどで害虫アブラムシは爆発的に激増する。

害虫がみずからのDNAを組み換え、

ネオニコチノイド毒性に耐性獲得したからだ。

だからネオニコチノイドは、天敵農法に完敗という無残な結果におわった(熊本農業研究センター他)。

 

ネオニコチノイドの恐ろしいのは、このように、効果はないのに、

下記のように毒性がケタはずれであることだそうです。

(各具体例は、本に簡潔に書いてありましたが、

最近自分の目が痛いため、2~9は割愛させていただきますm(__)m)

  1. 急性毒性:動物に経口投与すると、無気力、呼吸困難、運動失調、ふるえ、ひきつけ、けいれんなどの症状があらわれる。
  2. 流産増加
  3. 骨格異常
  4. 発育未熟
  5. 変異原性
  6. 分解物は強毒
  7. 成長阻害
  8. 精子奇形
  9. 土壌汚染
  10. 農薬耐性:害虫はネオニコチノイド使用2年で、耐性を獲得(ミシガン州実験)。

 

つまり、ネオニコチノイド農薬は、効果はほとんどゼロで、

害虫も2年で耐性を持ち、毒性は悪魔的に多いそうです。

 

そのようなひどいものが、日本では、野放しで使われているとは、ショックです…。

 

 

次の記事に続きを書きたいと思います。

 

 

 

お茶、イチゴ、ブドウ…残留基準はEUの300~500倍!

デタラメの極み。

ネオニコチノイド農薬は、茶畑や水田以外でも、

リンゴ、ナシ、桃、イチゴ、トマトなど、多方面で乱用されているそうです。

その残留基準値を見て驚愕した。

たとえば、ブドウや茶葉は、EU残留基準(当時)の500倍とケタ外れ。

これに対して市民グループ、消費者団体は

政府(厚労省)に猛烈に抗議した。

政府は慌てて、2010年、一部改定した。

これら新基準を見ても、対EU比率は、ブドウは依然として500倍…。

”改定”されても、イチゴ、茶は300倍と、ものすごい残留基準だ。

 

たとえば、体重25キロの子どもがブドウを食べると、

一日の摂取許容量を超えてしまうのだそうです。

”改定”とは、名ばかりだったのですね…。

 

しかも、これらネオニコチノイド農薬は、洗っても落ちないそうです…(>_<)

 

なぜなら、水溶性なので、果物の表面ではなく、内部に浸透するからだ。

その害から逃れるには、食べないか、無農薬のものを選ぶしかない。

 

すでに、国産ハチミツからネオニコチノイドが検出されていて、

汚染は、確実に進行しているそうです。

 

怖すぎです。

 

日本では残留基準がずさんなら、農薬使用量もケタはずれ。

「34カ国が加盟する経済協力開発機構(OECD)の調べでは、

面積当たりの農薬使用量は、2010年では、

日本は韓国についで二番目に多く、ドイツの約10倍、米国の約16倍だ」(『東京新聞』2013/11/25)

 

ネオニコチノイドでも、残留基準がEUの300~500倍と、

デタラメの極み。

農薬乱用もあたりまえ。

メディアが報道しないため国民はまったく蚊帳の外だ。

 

本当にひどいです。

 

 

 

もっとも不安なのは、子どもたちの健康だそうです。

 

ネオニコチノイド農薬は、「子どもの脳に対する毒性が特に強い。
注意欠陥多動性障害などの発達障害が心配される。
そうした危険があるのに、使用を増やそうというのは、

人の健康を脅かす」
(環境脳神経科学情報センター 黒田洋一郎氏、同紙)

 

『クローズアップ現代』直前に放送延期。

内容はズタズタに編集され、

肝心の部分はカットされていた

 

ネオニコチノイドをめぐる我が国の狂気は続く。

世界各国は、同農薬がミツバチ消失の原因であると次々に断定。

厳しい規制措置を打ち出している。

2006年、フランスでの禁止に続き、EU、アメリカなどが、

次々にネオニコチノイド禁止や規制を打ち出している。

 

カナダでは、州によっては使用禁止、

台湾、韓国、ブラジルも使用禁止措置を取っているそうです。

 

このように、世界はミツバチ絶滅と

ネオニコチノイド農薬との因果関係を踏まえ、

厳しい規制、禁止に向かっている。

しかし、日本だけは、禁止どころか、いっさい規制がない。

(中略)

知らぬは国民ばかり。

ほとんどのマス・メディアは、EU禁止措置を報道すらしなかった。

NHKは『クローズアップ現代』で特集を組んでいながら、

直前に放送延期という不可解な措置…。

遅れて放送された内容は、ズタズタに編集されていた。

農薬業界からの圧力で、肝心の部分はカットされ、

スタジオ収録にすりかえられた。

 

農薬メーカー側は、EUの禁止措置に、平然とこう公言しているのだ。

「科学的な結論が明確になっていないなか、

多くの反対をかえりみずに実施され、行き過ぎである」

どの面(ヅラ)さげて…と、私は渾身の怒りをこめて、彼らを告発する。

 

このようなことがあったとは…(>_<)

あまりにもひどいと思います。

 

建てるな!積水、ダイワ、ミサワ…新築は毒まみれ

ネオニコチノイドは、農薬だけでなく、家庭や住宅にまで進出しているそうです。

 

住宅建材で、ネオニコチノイドは防虫剤、

シロアリ駆除剤として進出、乱用されているとのこと。

かつては、有機リン系殺虫剤が多用されていた。

ところが、頭痛、めまい、ぜんそく、発疹、アレルギーなど、深刻なシックハウス症状を多発させた。

 

そこで、新たに登場してきたのが、ネオニコチノイド系の防虫剤などで、

木材や新建材、塗料の防虫・防腐剤として、

この10年ほどで大量進出しているのだそうです。

こういったことも、全然知りませんでした。

彼らメーカーの謳い文句は「より安全な薬剤」…。

ところが、これまで述べたように、安全どころか、

猛毒性のオンパレード。

とりわけ合板、断熱材さらに土壌処理剤、

シロアリ駆除剤に多用されている。

商品名は ”ハチクサン” ”アジェンダSC” ”タケロック”…など。

 

ネオニコチノイドという言葉は、いっさい使われていないそうです。

だから、消費者は、それが欧米で禁止・規制されている恐ろしい農薬であることなど気が付かないとのこと。

 

この本を読んで良かったです。。。

船瀬氏、ご親切に商品名までありがとうございますm(__)m

何か気になった時は、チェックしたいと思います。

 

大手ハウスメーカーのパネル工法では、

ネオニコチノイドを「断熱材に染み込ませる」「建材表面に塗る」

「接着剤を混ぜる」…など、使い放題なのだそうです。

 

そして、その猛烈な神経毒物が揮発して、室内に”毒の霧”となって漂うとのこと。

ネオニコ系は、それまでの有機リン系より沸点が低いため、

それだけ揮発しやすく、室内空気を汚染しやすいそうです。

 

床暖房用の合板にもネオニコ系防腐剤が染み込ませてある。

だから、暖房を使用すると、これまで以上に、室内に揮発して、

住民を襲う。

こうして住民は、24時間、毒で汚染された空気を吸い続ける。

 

もう、ひどすぎます…。

 

園芸用、ゴキブリ駆除、ペット用ダニ取りなどに乱用

さらに、台所のコバエ駆除剤「コバエがホイホイ」、

ゴキブリ駆除剤「ブラックキャップ」、園芸用殺虫剤「ベストガード」、

アリ駆除剤、ペットのダニ取り「フロントライン」などの商品にも、

ネオニコ系が潜んでいるそうです。

それが、新たな体調不良、精神異常などを引き起こすのは確実とのこと。

私は、これからはこういった物は買わないようにしようと思います。

積水、ダイワ、ミサワ…さらに飯田など大手ハウスメーカーは、

これら猛毒ネオニコチノイドを使い放題。

新築住宅に入ると気分が悪い、イライラする、頭痛がひどい…など、

シックハウスの訴えは、止まらない。

これら殺人住宅に住めば、人は狂い、さらに家族は互いを襲う。

近年、子どもの発達障害、家庭内暴力が激増している。

さらには、親殺し、子殺しの惨劇…。

背景に、悪魔の農薬が、思わぬところに潜んで、

家族の心身を蝕んでいる。

はっきり言う。

これら猛毒薬剤はいっさい不要である。

 

船瀬氏は、これら化学毒とは無縁の自然住宅で快適に暮らしているそうです。

 

これら悪魔の猛毒使用を平然と推進する企業、

政府もまた悪魔の化身というほかない。

私は、改めて声を大にして言いたい。

EU他、諸外国並みにネオニコチノイド農薬を即時禁止せよ!

 

私も、この情報が広まり、

日本も一刻も早くこの猛毒農薬を禁止することを願っています。

 

追記:北海道大学からの最新論文によると、

87%の日本人の尿から、ネオニコチネイド系農薬が検出されたそうです。