2022年7月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。
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「船瀬俊介の『書かずに死ねるか!』」を読んでいたら、ネオニコチノイド農薬の恐ろしさを知りました。

全ての日本人に知ってもらいたいと思いましたので、こちらでも書かせていただきます。

 

ネオニコチノイド農薬、欧米は全面禁止へ。しかし、日本だけは野放し

ネオニコチノイド農薬は、ミツバチの神経を狂わせ、絶滅に追いこんでいるそうです。

よって、ヨーロッパなど世界各国で禁止、あるいは厳しい規制が課せられているとのこと。

EU(ヨーロッパ連合)は2013年末、ネオニコ3成分を使用禁止、さらに全面禁止法案が提出された。

フランスは2018年9月から、ネオニコ使用を全面禁止する法律を可決。

しかし、日本だけは、まったく野放しなのだ。

昆虫ミツバチも、哺乳類ヒトの神経系も、構造は同じだ。

だから、ミツバチの神経が狂う、ということは、ヒトの神経も狂うそうです。

 

脳神経学者の黒田洋一郎氏(環境脳神経科学情報センター代表)は、「発達障害の急増原因にネオニコチノイド農薬がある」と警告されているとのこと。

黒田氏が、その根拠として指摘する研究論文がある。

それは東京都医学総合研究所が2012年に発表した。

「ラットの小脳の培養細胞にネオニコチノイド添加すると、神経細胞の興奮作用によりニコチン性受容体を通るカルシウム・イオン流入を異常に増加させる」

「カルシウム・イオン流入が、(神経接合部)シナプス形成など、脳発達を調節しているから、発達異常が起こる」(黒田氏『消費者リポート』2017/5/20)

 

突出した日本の農薬使用量と発達障害の悲劇

この実験結果が、EUの食品安全機関に伝わり、EUネオニコチノイド規制強化につながったそうです。

「ハチがいなくなる原因として知られていたネオニコチノイドが、実はヒトにも悪影響を与えていたことが、広く知れ渡った」(黒田氏)

 

さらに、2016年、国立環境研究所の追試でネオニコチノイド神経毒性は決定的となった。

「マウス母親にネオニコチノイド曝露させたら、生まれた子どもの行動の一部に、障害が現れたのです。全部ではなく、一部というところが、発達障害の特徴を表している」(同)

神経毒性があるのは、ネオニコチノイド系農薬だけではなく、以前から使われていた有機リン系農薬も、おそるべき神経毒物なのだそうです。

 

(なお、ご著者の船瀬氏は、農薬という用語は、「農毒」と表記すべきだと、主張されています)

そして、驚愕するのは、日本における「農毒」使用量が、異様に突出していることだ。

単位面積当たり農薬使用量は、欧米にくらべて、日本と韓国が1位、2位を分け合っている。

欧米との差は約10~15倍とケタはずれ。

自閉症と発達障害の国際比較でもやはり、日本、韓国が突出している。

日韓に共通するのは、アメリカの”属国”であること。

その結果、有無をいわさず危険な「農毒」を大量に売り付けられ、大量の発達障害を生み出している。

そして、例によって、新聞やテレビなどマスメディアは、これらの惨劇をいっさい報道しないそうです。

それは、世界の農薬利権を独占するロックフェラー財閥が、絶対に許さないからだそうです。

確かに、私もニュースで、ネオニコチノイド農薬の危険性について見聞きした記憶はないです…(>_<)

 

ネオニコチノイド農薬は、効果はないのに、毒性はケタはずれ

ネオニコチノイド系農薬には、次の特徴があるそうです。

  • 致死毒性が強い
  • 半径4kmのミツバチは全滅
  • 無臭で気がつかない(従来農薬は異臭で警戒されるが、新農薬は無臭で気づかない)
  • 水性で拡散する(霧や地下水で遠くに拡散し、水を飲んでミツバチなどは死滅)
  • 神経毒で帰巣不能(強烈な神経毒性のため、ハチは方向感覚を失う)
ミツバチ大量消滅という危険を冒してまでも新型ネオニコチノイド農薬を普及させるメリットはあるのか?
 
その殺虫効果を比較する実験がある。
まったく無処理(無農薬)と比べて、ネオニコチノイド投与作物も”殺虫効果”はたった10日でもとどおり。
無処理区と同じになっている。
だから、使用自体が無意味なのだ。
 
自然農法(天敵農法)と比較した結果がある。
害虫アブラムシに天敵(コレマンアブラバチ)を放つと、アブラムシは全滅している(天敵農法)。
それに対して、天敵ゼロでネオニコチノイドのみだと、1ヶ月ほどで害虫アブラムシは爆発的に激増する。
害虫がみずからのDNAを組み換え、ネオニコチノイド毒性に耐性獲得したからだ。
だからネオニコチノイドは、天敵農法に完敗という無残な結果におわった(熊本農業研究センター他)。

 

ネオニコチノイドの恐ろしいのは、このように、効果はないのに、下記のように毒性がケタはずれであることだそうです。

(各具体例は、本に簡潔に書いてありましたが、最近自分の目が痛いため、2~9は割愛させていただきますm(__)m)

  1. 急性毒性:動物に経口投与すると、無気力、呼吸困難、運動失調、ふるえ、ひきつけ、けいれんなどの症状があらわれる。
  2. 流産増加
  3. 骨格異常
  4. 発育未熟
  5. 変異原性
  6. 分解物は強毒
  7. 成長阻害
  8. 精子奇形
  9. 土壌汚染
  10. 農薬耐性:害虫はネオニコチノイド使用2年で、耐性を獲得(ミシガン州実験)。
 
つまり、ネオニコチノイド農薬は、効果はほとんどゼロで、害虫も2年で耐性を持ち、毒性は悪魔的に多いそうです。
 
そのようなひどいものが、日本では、野放しで使われているとは、ショックです…。
 
 
次の記事に続きを書きたいと思います。




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