今回も先日ご紹介させていただいた方のように、ご自身が胎児のときではなく、ご自身が妊娠しているときのお子さんが抱えたバーストラウマが気になるということで受けていただきました。
こちらのバージョンです。
↓
◆「バーストラウマ・再誕生セッション(再出産編)」(ご自身が妊娠した時にさかのぼる)
承諾をいただきご紹介させていただきます。
現在もお子さんのことで悩まれているということでお申し込みをいただきましたが、事前カウンセリングシートを拝見させていただくと、お二人のお子さんともに「恐怖」や「心配性」という言葉が出てきているのと、学校に行けなかった時期があったり、今行けていなかったり、ということもあるようでした。
それらをお聞きしたうえでそれぞれのお子さんについての妊娠、出産場面についてそれぞれ誘導させていただきました。
①お一人目
<妊娠がわかったとき>(26歳)
おなかの方がぎゅっとして不安な感じ。苦しい。不安。家で一人。
どうしようという思い。喜びよりもなんか怖い。恐怖。(ご自身が)一人ぼっちの不安。体の心配もあり(その当時体調が悪い部分もあったので)子供が出来るかどうかわからないと言われていてすぐに出来たのでびっくりしたのと、ちゃんと育つのかという不安。転勤で●●にいたので親が近くにいなかったためその不安。
※今回は妊娠がわかったときから不安を感じられていたので最初からヒーリング開始。強い寒気。その時の感情を吐き出してもらいながらヒーリング。
おなかが苦しかったのがあたたかくなってほわんとしてぎゅっとなっていたのが緊張がほどけて緩んだ感じ。不安な感じが無くなっている。笑顔の自分。
一方胎児ちゃんを感じてもらうと、
怖い、寒い、苦しい感じ、おなかにぎゅっと力が入る。息苦しい感じ。
※ヒーリング開始。背中があったっかくなる。
緩んできて涙が出てくる。
(私がここで感じたのは、ママの恐怖や不安を胎児ちゃんも感じていたようでした)
<妊娠5~6ヶ月>
ここは苦しくもなくのんびりゆったり。胎児ちゃんも同じくのびのびしている感じ。生まれるのを楽しみにしている感じ。
<臨月>
苦しい。息苦しい。おなかがぎゅっと力が入って苦しい。●●(ある地名)にいて、新しい環境での不安。おなかにはりがあったのでその不安。
(強い寒気、かなりのストレスを感じる)。
その原因を感じていただくと
その頃大きな台風が来て、家に一人でいた。(大きな不安)近くに川があってその川があふれそうになっていたので恐怖だった。
(強い寒気)。
(またこの川があふれて、や洪水、というのは以前受けていただいた過去世の記憶とも重なっていたのかもしれないと)
(ここで私が感じたのは、ママが一人ぼっちの不安を抱えていたということ。体調面も台風の件も、仮に一人ぼっちじゃなければここまで不安には思わなかったかもしれない。ということでヒーリングしながらその当時の自分にあることをしてもらいました)
(今回感じましたが、ご自身が妊娠していたときのバーストラウマ・再誕生セッションは私がママのストレスの解放、そして胎児ちゃんのストレスを感じたり癒すのはママたちの役目、という感じのセッションになりました。私がこうしてみてください、感じてみてください、など指示してそれをやっていただくという感じ)
当時の、一人ぼっちで寂しさと不安を抱えていたご自分にあることをしていただいたらその当時のご自分はとても喜んでくれたようでした。
旦那さんも仕事で忙しくて、夜も遅くてなかなか一人での不安な思いを言えなかったということでしたが、今こうして気付くことも遅くはないんですね。今からでも出来ることがあります。実際、昨日もある方法で過去のご自分を癒していただきました。
胎児ちゃんも最初は不安そうでおなかにぎゅっと力が入って「怖い」という感情があったようですが、安心したように力が抜けたそうです。
<誕生>
きらきら光って胸に抱きかかえている感じ。でもなぜか赤ちゃんが「怖がっている」感じ。
そこで、もう一度生まれる直前の赤ちゃんの気持ちを感じてもらいました。
するとここで思い出されました。
緊急帝王切開になったこと、局部麻酔だったから全部聴こえていて怖かったこと。学生たちもたくさんいて見られて嫌だったことなど。ここも大きなストレスとなって残っていましたのでここをヒーリングしながら解放していきました。
ここでママの不安や怖さはなくなったようでしたので、胎児ちゃんの方も確認すると、胎児ちゃんは
「まだ怖がっている」とのこと。そこで何について怖がっているのかを知るために、胎児ちゃんに「何のために生まれてくるのか」を問いかけてもらいました。
すると返ってきた言葉が 「人を癒すため」「家族を癒すため」 とのこと。
(しっかり胎児ちゃんの思いを聞けているのがすごいですよね!)
それを聞かれたママさんはふわーっとなって幸せな気持ち、安心した気持ち。
そして「そういえば」とお話しくださいました。
一人目のお子さんが生まれる前、旦那さんと喧嘩をして仲が悪かった。それを癒すためにこの子は生まれてきてくれたのではないかと。
実際生まれてから御夫婦仲が良くなったそうです。
お子さんが出来る前は離婚まではいかなくても実家に帰ったりしたこともあったそうですが、このお子さんが出来てから本当に仲良くなったということを気付かれたようでした。
ということは、先ほどの胎児ちゃんが生まれる直前に感じていた「こわがっている」というのは、「パパとママが仲良くしてくれるかな?」という怖さかもしれませんね、ということで胎児ちゃんに確認してもらいました。
そしたらやはりそのようでした。胎児ちゃんはおなかの中でご夫婦の喧嘩もちゃんと聞いていたのかもしれませんね。
そして胎児ちゃんにヒーリングとそしてママからたくさんの思いを伝えてもらい、胎児ちゃんも安心できたところで出産していただきました。
お子さんも、そしてママさんも、再誕生です。
もちろん旦那さんにもそばにいてもらいました。旦那さんは泣いていたそうで、赤ちゃんは不安や恐怖もなく幸せだなよかったなと思っている感じ。みんな笑顔で幸せな感じ。(私の方も胸のあたりがあたたかくなりました)
「(妊娠初期から)ずっと不安だったのが嘘みたい」と最後にご感想をいただきました。
②そして続いてお二人目の妊娠、出産の場面。
<妊娠がわかったとき>31歳
ゆったりのんびりしている。(一人目の時のような)不安もない。二番目の時妊娠がわかったときはうれしかった。
胎児ちゃんもそれを何となく感じている。嬉しそう。笑っている感じ。
<ストレスがあった場面>
おなかが苦しくなってぎゅっと力が入っている。妊娠三ヶ月。切迫流産しそうになって安静を言われ家で寝ている場面。不安。流産したらどうしよう。そしてまた「一人でいる不安」。
※ヒーリング開始(お一人目の時と同じくある方法で、その当時の一人でいる不安を抱えているご自身を癒していただきました)
ぎゅっとなっていたおなかが楽になりました。
<もっと他にストレスがあった場面>
おなかに力が入って苦しい。6ヶ月。ある出来事があって対人恐怖症になったときのこと。
どうしよう。(過去世の感情とここでもリンクしていたのか「絶望」を感じていた)
※ヒーリング開始
落ち着きました。
もっと他にもストレスを感じていた場面があるか確認しましたが他にはないようでしたので臨月に進みました。
<臨月>
不安。お一人目のときは緊急帝王切開だったけどお二人目のときは予定帝王切開だったとのこと。でも予定している日よりも先に陣痛が来たらどうしよう、予定通りいかなかったらどうしよう、という不安。はりが強かったので生まれる直前まで苦しい感じだった。
胎児ちゃんを感じてもらうと「苦しい」。
ふとここで6ヶ月の時、胎児ちゃんの方を感じてもらっていなかったと思い、再度その場面に誘導させていただきました。
胎児ちゃんの方は?
「怖くて震えて暗くて寒くてすごものを感じる」(強い寒気と体感。よほどのストレスを受けているように感じられました)
「苦しい、こわい、助けて、誰か助けて、怖いよ」という言葉。
ここで胎児ちゃんの方も過去世の記憶があるのでは、と思い感じてもらいました。そしてここで胎児ちゃんの方にもママさんの方からあることをしていただきました。(ここで戦争などの言葉も出てきたのもあり)、そのあと胎児ちゃんを「平和の光」で包んでもらいました。
そして再度
<臨月>
ママさんの方は不安がない。
胎児ちゃんは?「ちょっと不安」
そしてまたここで、胎児ちゃんに問いかけてもらいました。
「あなたはどうして生まれてこようとしているの?」
するとママさんが胎児ちゃんから受け取った言葉が、
「光」「光をもたらす」「世界平和」
<誕生>
生まれました。(すぐに生まれました)
赤ちゃん、きらきらしていて嬉しそう。幸せそう。しっかり育てていこう。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
今回お二人のお子さんについて再出産、再誕生させていただきましたが、こうしてその当時を振り返り過去のご自分、そして胎児ちゃんたちを感じていくことでまた気付かされることもあるかと思います。
そして、大事なのは「これからどうしていくか」ですね
例えばこういうことを話せるお子さん等の場合は、「お母さん○○を妊娠していた時、こういうことが不安だったからもしかしたら○○にもおなかの中で怖い思いをさせてたかもしれないね。ごめんね。でもあなたが生まれてくれて本当によかったと思ってるよ。生まれてきてくれてありがとうね」などと言い続けてあげるというのもいいのかなと思います。
どんなバーストラウマがあったとしても、そのあとの愛情のかけ方でいかほどにも変えていける、と何かで読んだことがあります。
案外、今ここに向き合おうとされている方々というのは、無意識にそれをしようとしているから、原因部分を探そうとしていらっしゃるのかなと思ったりしました。
一生懸命自分の事(胎児)、自分のお子さんの事を考え、愛すこと、愛して行くことに意識が行っているからこそ、向き合っていらっしゃるんですよね。その思いは、いつか通じると思っています。
私自身バーストラウマを経験し、その時はもちろん衝撃でしたけれど、やっぱり自分のことは知りたい、自分に関する真実を知りたい、という思いは何に関してもあるので(過去世とかも)、そういう意味で、本当に知ってよかったと思っています。
そしてだからこそ、次につながるというか。
今こうしてみなさんにバーストラウマに関してお伝えしているのも、私自身が経験したからだと思っています。
さて、今回受けてくださった方からご感想もいただきましたので、次の記事でご紹介させていただきますね