本の次はCDです | そっとカカトを上げてみる ~ こっそり背伸びする横浜暮らし

そっとカカトを上げてみる ~ こっそり背伸びする横浜暮らし

大きな挑戦なんてとてもとても。
夢や志がなくても
そっと挑む暮らしの中の小さな背伸び。
表紙の手ざわりていどの本の紹介も。

相互読者登録のご期待にはそいかねますのでご了承ください。

 本の整理に目処をつけたのに続き、音源の整理に手をつけました。

整理の対象となるのは、
家のオーディオで再生していた120cm幅の棚数段分のCDと、
それとほとんどコンテンツは同じで、
だましだまし使ってきたiPodで保管していた外出用メディアです。

家で聴く環境と、外出中に聴く環境をあらためて考えなおして、
それぞれの環境に合ったかたちに
あまり費用をかけずに組み立て直そうと考えています。


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思い起こせば、初めて音源を買ったのは中学1年生の時。
シングルレコードを400円位で近所のレコード屋で買いました。
たしか Lettermen の "Mr. Lonely"だったかと。

その後、買う音源はすぐにLPレコードに移ったものの、

1枚2000円ほどの値段では
限りがある小遣いから1年に買える枚数は高が知れてます。
そこで、ラジオ放送からテープに録音して再生していました。
テープはオープンリールの時代。

録音機は母親が仕事用を借りていました。

それでもテープ代だってままなりません。
米軍で短時間録音用に使ったテープを安く買い、
それをテープでつないで長時間用のリールに巻いて使いました。
中学生が考えついたコスト削減策です。

徐々に自分で稼ぐようになり、LPレコードを買うようになり、
音楽の好みの変化につれ、大人に近づいた気になりました。
そうして手に入れたLPも、すでに数年前に売却しました。


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やがて大人になった1980年代に
徐々にデジタル音源のCDの発売数が増え、
1990年代にはデジタルが主流になり、

アナログのLPにとってかわりました。

以降、メディアだけデジタルにシフトし、
部屋で聴くオーディオ機器は今でもアナログ用のまま。

ただ音楽を聴いていたり、家で仕事をしながらのときには、
それなりに大きな音量で音楽を流していました。

音楽の媒体が変わるとともに、
ウォークマンを皮切りに再生機器は小型化の方向も増え、
音楽を外に持ち出せるようになり聴く場面も広がりました。


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それがここ数年、通勤時間はゼロになり
仕事の時間はごく短くなり、
家で本を読む時間が長くなると、

同時に音楽の趣も変わり、音量も控えめになり、
音源もネットワーク経由で入手するようになりました。いま音楽を聴いているのはこんな場面です。

・自室で仕事:1時間/平日 Jazz、オーディオ・スピーカー音量やや小さめ 
・居間で読書:0.5時間/日、Jazz イヤホン音量小 
・自室で読書:1時間/日、クラシック スピーカー音量極小 
・運転時:時々 Jazz・J-pop・Rock カーオーディオ音量普通 
・外出・旅先:時々 Jazz・J-pop・Rock イヤホン音量普通 

音質にはもうこだわりはないので、
家では、パソコンでネットワークと保有ファイルの音源で
音楽再生アプリからBluetooth小型スピーカーに出力。

外では、スマホの通信量の上限を低く抑えているので、
Wi-Fiを通じて定額配信サービスから、

またはダウンロードした曲を、
イヤホンかカーオーディオで、
といった聴き方がよさそうです。


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パソコンは、すでにiPodのファイルをコピーするとともに、

無料音楽再生アプリに切り替えました。
オーディオ機器はいまのものを売却して

小型のBluetooth対応スピーカーに替えようと思います。

スマホは買い替え時期なので、5G対応低級機種に、ダウンロードした音楽保管用に高容量のSDカードをつけようかと。
ダウンロードする量はCD換算数百枚とすると、手間が少々面倒なのかもしれません。

そして何よりもコンテンツの再構成が今回の整理のゴールです。
ライブラリーに登録するアルバムの見直しと
自分の好みの楽曲をまとめたプレイリストの再構成です。


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いま聴いているリストが、暮らしぶりや心の変化で場面にそぐわなくなってきました。
聴く状況や気分に応じたリストに楽曲を入れ替えたり、新たにリストを作る必要があります。

 

たまには、何もせずただ音楽を聴く時間も欲しくなりました。

時間はかかりますが、
自分のこれからの暮らしぶりを想像しながらの作業は

楽しみでもあります。
まだ老い先は長いと信じて

まあ、気長に仕込んでいきましょう。


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