H.A. レイ マーグレット・レイ『どうながのプレッツェル』
5がつの あるあさ、
5ひきの ダックスフントのこいぬが うまれました。
というリズミカルな分かち書きで始まる絵本です。
5匹はそれぞれ、プレッツェル、ポール、パトリシア、プリシラ、パーシバル と名付けられました。
最初は見分けがつかないくらいだったのに
なぜかプレッツェルだけ、大きくなるにつれて
妙に胴が長くなっていきました。
ダックスフントは胴が長ければ長いほど立派だそうで、
プレッツェルは世界一胴の長いダックスになります。
それを生かして、お向かいの黒いダックスフント、グレタの窮地を救うのでした。
結婚式を挙げるためプレッツェルとグレタを先頭に
いろんな種類の犬が並んで
教会へ歩いて行く後ろ姿が描かれている見開きが大好きでした。
右端に、にっこりそれを眺めている黒うさぎがいるのです
作者は『ひとまねこざる』と同じレイ夫妻です。
ハンスが絵を、奥さんのマーグレット・レイが文章を書いていて、
信頼感とあたたかさで満たされているのが静かに伝わってきます。
表紙のぱきっとした青と黄色の組み合わせも気持ちよく、
見開きいっぱいにプレッツェルが描かれているページなど、
絵本ならではだなぁとなんだか嬉しくなるのでした。
そしてお菓子のプレッツェルを認識するより先に
この絵本でプレッツェルなる単語を知ったので、
いまだに「プレッツェル」と聞くと
ぐるんとなったお菓子より、どうしてもダックスフントが先に浮かんでしまいます(^^ゞ
<迎春 2018>
あけましておめでとうございます。
昨年は見に来てくださって、本当にありがとうございました。
ブログを始めた頃に比べるとすいぶんとゆっくりになってしまいましたが;
ずっと書こうと思っていた鷗外の沙羅の木と小金井喜美子が形になってほっとしました。
毎年夏椿が咲くと今年こそ、と思って時間が経過してました
お正月は夫の実家に行っていました。
お菓子係だったので(手間のかかるおせちをお母さんとお姉さんに丸投げする奴←やめなさい;
大量に焼きました。
クランベリーのスノーボール、チョコチップ入りココアクッキー、サブレ、
チーズクラッカーにサラミとブラックペッパーのクラッカー。
タルトは今年は白桃にしました(が、焼き上がると見た目が例年の洋梨と全く変わらなくてムンク。
今年はやるべきことと自分の体力のバランスを考えつつ、
少しの時間でもゆったりした心持ちで何かしらできるように、
そのときどきでうまく対応していけるといいなと思います。
マイペースに続けていこうと思いますので、よろしくお願いいたします(深々
よい一年になりますように。