H.A.レイ『ひとまねこざる』 | ・・・夕方日記・・・

H.A.レイ『ひとまねこざる』

ひとまねこざる (岩波の子どもの本)


ひとまねこざる (岩波の子どもの本)



動物園に住んでいるじょーじは、外の世界が知りたくてたまらなくなり

ある日、バスの背に飛び乗って街へ出ます。


窓磨きをしたりパスタに絡まったり、

初めての街で繰り広げるさまざまな冒険が

楽しく描かれています。


とにかくじょーじのあかるさ、

後ろをふり返ったり不必要に反省して落ち込んだりしないで

好奇心のままに突き進んでいくところにひかれました。


からりとした空気が心地よく、

元気のいい色づかいで描かれる豊かな表情や

いかにも「外国」の町なみにも。


・・・夕方日記・・・-ひとまねこざる1

『ひとまねこざる』という語呂の良さもだいすきで、

小さい頃、『ちびくろさんぼ』 と並んでとてもよく読みました。


・・・夕方日記・・・-ひとまねこざる3   ・・・夕方日記・・・-ひとまねこざる4


ジョージが街に出た場面のページと

窓ふきをするページがばくっと割れていて、

よく見ていたんだなぁと思います(苦笑


こういう感じの、動物が主人公で人間に混じって活躍する物語というと

くまのパディントン(イギリス)を思い出すのですが、

パディントンがたいてい、本人は熟考しているのに

それが裏目に出て困った羽目に陥っていくことが多いのに対して、

自分の気持ちとその場のイキオイ?で突っ走るじょーじのほうが

冒険度からするとより突き抜けている気がします。


(最後にはじょーじが映画に出演することになるのも、

なんとなくアメリカ的ゴールというか

「あがり」のイメージが表れているようでおもしろい)


じょーじの、楽天的な無敵のあかるさは

おそらくは子どもが本質的に持っている

生きることへの不可避的な向日性とつながっていて、

そこに無条件に共感できていたのかなとも思います。


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<おまけ:黄色の系譜>

・・・夕方日記・・・-紅茶のクッキー1   ・・・夕方日記・・・-紅茶のクッキー2


本日のお茶、アールグレイの紅茶クッキーです。


気軽によく使っているのが

このロイヤルアルバートのトリオ(記事はこちら: )。

(ここではケーキ皿をソーサーの代わりにしてお菓子をのせています)


とくに、気持ちにゆとりがないときや

お天気が悪かったり、夜だったりして(←今日

なんとなく薄暗がりにいるようなときには、必ずこのセットを選んでしまいます。

そんなわけでたいてい写真を撮る余裕がなく、ブログにはあまり出てこないのですが;



・・・夕方日記・・・-紅茶のクッキー3


なぜか並べるだけでぱっとあかるく、元気な感じになるんです。

お茶を飲めば不思議に晴れやかな気持ちになるミラクルが。


台所の小物なども無意識に黄色を選んでいることが多いのですが、

ともすれば閉塞的になりかねない空間に

ぱっと窓を開けてくれるような黄色のイメージは

この本の表紙から来ているんだろうなと思ったりもするのでした。