「エル・モスキ通り」をちょっと歩いていくと、両サイドにはたくさんのお土産屋。
しばらく歩いていくと、店先に「象嵌細工」の民芸品が置かれているお店が。
実は、ガイドブックで見た時から、「象嵌細工」の宝石箱で、気に入ったのがあったら、買ってもいいかな、と思っていました。
すると、その店先に、希望通りの形があるじゃないですか!
そこで、どれにしようかな~って感じで、品定めをしていました。
ガイドブックなどに書かれている基本料金は、大体100ポンドぐらい。
つまりは、日本円で1400円前後。
これを頭に入れて、店から出てきた店主のおっちゃんにいくらか、聞いてみました。
どうせ、高く吹っかけてくるんだろうな~、と身構えていたら、1ドル、ですって!
聞き間違いか?と思って、聞き直しちゃいましたよ。だって、100円ってこと?
そしたら、やっぱり、1ドル。ちょっと大きいモノだと、3ドルだっていうんですよ。
箱を開けてみると、中にはちゃんとビロードのようなので内張りがしてある。
なのに、たったの1ドル??日本の100円ショップでも、こんなのないべ?
だけど・・・、あんまり安すぎるのもね~、当然、ニセモノってこと?
となると、買ってみてもよかったけれど、このお店ではやめておくことに。
それを近くで見ていたのが、同じツアー参加者のご夫婦の奥さま。
私が店主とやり取りをしているのを見ていて、自分も欲しくなったらしい。
そこで、一緒になって、すぐ隣のお店に入ってみました。
そのお店にも、似たりよったりの宝石箱が置かれていて、そこの店主はちょっと若いにーちゃん。
店内にあった、似たような宝石箱を手に取って、いくらか聞いてみました。
このにーちゃんは、純然たるエジプトの商人だったらしく、吹っかけてくること~!
同じような宝石箱だったのに、1つ、日本円で4000円だって言ってきたんですよ。
これは、いかにしても高すぎるべ?
そこで、「隣のお店は1ドルって言ってた!」と言うと、すぐさま、ライターを取り出して、宝石箱をあぶってみせました。
そして、隣のはニセモノ!火であぶったら、プラスチックだから溶ける!
うちの商品は本物だから、火であぶっても溶けない!とツバを飛ばしながら力説。
確かに、あぶっても溶けている様子はないけれど、かといって、ちゃんとあぶっているか、というと、そうでもないような・・・?
だって、ライターの火って、根元の方はそんなに熱くないんですよね?
その熱くない辺りを当ててるだけのようにも、見えるんですけど~?
まぁ、仮に本物だとしても、4000円は高いでしょ?と言うと、今度はお決まりの「ハウマッチ?」攻撃。
じゃあ、いくらだったら買うっていうんだ?って言うわけですよ。
そこで、一緒の奥さまと、「2つ買うから、1つ5ドルだね」と言うと、「ありえない!」と、さらにツバを飛ばしてきました。
ここから、やり取りが長かったんですよ~。
1つ15ドル、1つ10ドルまで下がってきてからも、あまりにも、にーちゃんの諦めが悪いから、「じゃあ、いらない」って商品を置いて一旦、お店を出ました。
それで、追いかけてくるぐらいなら、まだ売る気がある、という証拠。
すると、お店のちょっと先まで出た所で、案の定、追いかけてきたんですよ。
だけど、やっぱり、1つ5ドルはダメだって言うわけ。
となると、正直、そんなに欲しくもないからいいやって気になって、にーちゃんに商品を返して、背中を向けて店から離れました。
通りを30mぐらい歩いていっても、追いかけてこないので、ついに諦めたか、と思っていたら、後ろから奥さまが、「5ドルでいいって~!」と追いかけてきました。
どうやら、いつの間にか、にーちゃんと交渉を続けていたようで、1つ5ドルで手を打ってくれていたんですよ。
え?5ドルでいいって?と、私もにーちゃんの元に戻って、払おうとしました。
すると、いつの間にか、私の欲しい柄の宝石箱をその奥さまが持っていて、私の手元に来たのは、本来、奥さまが持っていた方の柄でした。
うそ!?私が欲しかったのは、この柄じゃないのに!
とはいえ、奥さまは手に箱をガッチリ持っていて、換えてくれる気はないらしい。
で、しょうがなく、欲しくもない柄の方を買うハメに・・・。
たぶんですけど、散々、にーちゃんがライターであぶっていたのは、この宝石箱の方、だったんですよ。
だから、奥さまはそれがイヤだったのかもしれませんね。
でも、せっかく、5ドルになったのに、欲しくない柄じゃ、全然、意味ないし~。
こんなだったら、10ドルでもいいから、欲しい柄を手から離さなければよかった、とメッチャ後悔しました。
それにしても、思わぬところに、敵がいたもんだ、とビックリ。
まさか、最後の最後で、売り子のにーちゃんじゃなく、奥さまに柄を入れ替えられるなんて、思ってもいませんでしたから。
その奥さまって、おとなしそ~な人、なんですよ。
でも、その見た目とは裏腹に、相当な腹黒。人は見かけによりませんね~。
結局、欲しくもない柄の宝石箱を持って、集合場所のカフェに向かいました。
そこには、すでにカフェの外の席で「マンゴージュース」を飲んでいる人たちが。
そこで、私たちも加わって、「マンゴージュース」を注文してみました。
しばらくすると、その「マンゴージュース」がやって来ました。
ところが、先に飲んでいた人たちのジュースには、グラスの口にイチゴが刺さっていたのに、私たちのにはなかったんですよ。
そこで、カフェの人に、イチゴがな~い!と文句を言うと、あとから小皿に乗せて、持って来てくれました。
やっぱり、文句はちゃんと言うべきですね~!
ここで、添乗員さんが飲んでいたのは、ミントティー。
写真だけ、撮らせてもらいました。ポットには生葉がたっぷり入ってましたよ。
このカフェでは、ドルで支払ったんですが、1杯4ドルだと、約400円ってこと。
ポンドだと、20ポンド、だったんですよ。つまりは、日本円で、280円。
スゴい損、しちゃってましたよ・・・。
それはそうと、フリータイムの前に、ゴマちゃんに頼んだフィルム。
このカフェで、そのゴマちゃんと合流したんですけど、何も言ってこないんですよ。
ということは、この「ハン・ハリーリ」にはなかったってことなのかしら?
ここで、突っ込んで聞いてみてもよかったんですけど、それだと、なんか、催促してるみたいでしょ?
そこが、日本人の奥ゆかしさ?
結局は、その奥ゆかしさのせいで、あとで後悔することになるんですけど・・・。





