降りた場所で見ていると、しぼんだ気球はスタッフがあっという間に丸めて、そばに停まっていたトラックの荷台に積み込んでいました。
ふと、周りを見ると、そこには今までどこにいたのかわからなかった添乗員さんとゴマちゃんがいました。
というのも、飛んでいる間に、一応、それらしいバンを探してみたんですよ。
だって、そのバンに撮影隊も乗っているなら、空から手を振っている絵とか撮ってもらいたいじゃないですか。
でも、どんなに探しても、どこにもいなかったんですよ~。
それが、こうしてすぐ追いつくってことは、どこかにいて、ちゃんと追いかけていたんでしょうね。
乗る時にちゃんと撮れなかったな、とゴンドラの写真を撮っていると、パイロットがみんなに乗船記念の賞状を配り始めました。
ただ、今まで何かに手を出すと、お金を要求される、というのが身についていたので、最初はみんな、いらないって断っていたんですよ。
そしたら、ゴマちゃんが、これはタダでくれるんですよ、って言ったもんだから、みんな、我先にとその賞状をもらいに殺到。
その賞状ってのが、こちら。
乗っていた時間は短かったような気がしましたが、実際には約40分間の遊覧体験でした。
みんなが受け取ると、迎えに来ていたミニバンに分乗して、再び船着き場へ。
ここで、またフェリーに乗り込むと、東岸に渡っていきました。
船内では、今まで撮影してくれた撮影隊が、DVDの購入希望者を募りました。
すると、みんな、目を伏せて、「買わないわよね~」という態度を取ったんですよ。
私的には、値段が20ドル、ということだったので、仮にそれがどんなモノであっても、買ってみてもいいかなぁと思っていたんですけど・・・。
あまりに、周りのみんなの買わないオーラが強すぎて、買います!と、この場で言うことができませんでした。
みんなに拒絶された撮影隊の人は、一生懸命、撮っていたのに、誰も買わないのかよって、ガッカリした顔をしていましたよ。
フェリーが東岸に着くと、みんながクルーズ船に戻る間に、こっそり、添乗員さんに「実は、DVDが欲しいんですけど・・・」とお願いしました。
すると、その場で20ドル、と言われました。
ところが、気球に乗るだけなので身軽でいい、ということだったので、お金を全然、持っていなくて、その場で添乗員さんから借金するハメに・・・。
でも、お借りできたおかげで、何とか、DVDを注文することができました。
そのDVDは、割とすぐできあがって、この日のうちに添乗員さんがくれました。
どうやら、私の他にもう1人、買った人がいたようでした。いつの間に・・・?
私のように、後でこっそり、注文したのかな・・・?
ここからは、帰国してからの話。
この時に購入したDVDは、パソコンでしか見られない、というDVDでした。
帰国してから、すぐに見ようという気にはなれず、ずっと置きっぱなしに。
ところが、26日に事故のニュースを見て、そこで初めて見る気になりました。
ケースを開けると、中には2枚のDVDが入っていて、まずは1枚をパソコンに入れて、見てみました。
すると、全編、「スカイクルーズ社」の宣伝とエジプトの歴史・・・。
こういうDVDや、現地で撮ってくれた写真っていうのは、案外、ロクでもないのが多いので、これもそうなのか?とちょっと心配になりました。
数年前に友人と行ったハワイで、パラセイリングをしたことがありました。
その時も、同じように、飛んでいる私たちの写真を撮ってくれる、というので、お金を払ったことがありました。
そして、数日後に送られてきた写真を見て、ビックリ。
私たちがあまりにも小さくて、誰だか、わからないような写真だったんです。
だから、今回のDVDも、もしかしたら?と完全に疑ってしまいました。
でも、もう1枚あったDVDを見てみると、そこにはちゃんと、クルーズ船から着陸までのビデオが収められていました。
となると、疑ってしまって、どうもすみませんでした、って感じ?
ただ、私たちの声は一切入っていなくて、バックにはずっとBGMが・・・。
事故に遭われた方々のDVDには声が入っていたので、あれは編集前のだったんでしょうね。
声こそは入っていませんでしたけど、内容はそれなりにいい出来でした。
まぁ、上空を飛んでいる気球の映像はほとんどなくて、飛んでったら、すぐ降りてきたって感じになってましたけどね・・・。
旅が終われば、一緒に参加した人の顔はそのうちに忘れてしまいますけど、このDVDを見る度に、一緒に楽しんだ記憶が甦ってきますから、いい買い物でした。
それにしても、事故のニュースを聞くまでは、気球の体験は本当に楽しくて、とてもいい思い出になった、と思っていました。
それが、ああいうこともあり得る危険なモノだったんだ、と気づかされ、本当に身につまされました。
でも、今回の事故は本当に不幸な出来事でしたが、これからエジプトではきっと、安全性の向上に努めてくれると思います。
なので、再び、エジプトで気球に乗れる日が来ることを切に願っています。
・・・だって、乗っている間中、みんなが笑顔で、本当に楽しかったんですもの。




