「ギョレメ・パノラマ」では、「ローズ・バレー」という渓谷が遠くに見えました。
この「ローズ・バレー」、その名の通り、「バラの谷」と呼ばれるほど、夕日のあたる時間には渓谷にある奇岩たちがバラ色に染まるんだそうです。
日程にも、そのローズ・バレーで「夕日観賞」っていうのが組み込まれていました。
ところがですよ、この日の天気、もうお分かりと思いますが、1日中曇り。
午後になって、さらに雨の降りそうなぐらいの曇天ですよ。
朝から、そんな天気でしたし、天気予報でもそう言っていたそうですから、はっきり言って、夕日観賞なんて、夢のまた夢。
ガイドさんも観光中、何度も、夕日は見られないけど、一応、行ってはみるよ、だって、日程はそうなってるんだから、となんとも悲しい事をサラっと言っていました。
みんなの気分も沈む中、その「ローズ・バレー」に向かう時間となりました。
空を見れば、真っ黒い雲が垂れこめています。
あー、どうにかならないのかな~・・・。ったく、むなしい限りですよ。
その「ローズ・バレー」に向かうには、先ほどの「ギョレメ野外博物館」のある山を登っていくらしい。
途中で、野外博物館を通り過ぎ、どんどん標高が高くなってくると、ナント!
ついに雨が!
あー、もうおしまいだ・・・。よりによって、この日に雨とは・・・。
「ギョレメ・パノラマ」からは、「ローズ・バレー」まで約20分。
その間、天気がよくなりますように、とムダな祈りを続けていました。
だって、私たちは「晴れ女」なんだからっ!
雨で見られないなんてことは、絶対にあるわけないんだからっ!
そして、ついに「ローズ・バレー」に到着しました。
誰でも、勝手に入れる場所ではなく、ちゃんと手前に料金所がありました。
広い空き地で、バスを降りると、そこが「ローズ・バレー」。
近くの小高い山の斜面を見ると、ガイドブックとかで見た奇岩の谷が見えました。
もちろん、曇天ですから、暗~い雰囲気。
夕日の出るであろう、西の空を見ると、お?っという雰囲気になっていました。
頭上の空は曇天ですが、西の地平線辺りだけ、雲がない!
しかも、時間を追うごとに、その雲のない辺りが明るくなってきた!!!
もしかしたら、あの雲の隙間から、太陽が出るかも!?
そこで、一生懸命、「ローズ・バレー」から、念を送り続けました。
「出ろ~!太陽よ、出ろ~!」と、本当に声を出して。
こんな風に、一緒に祈り続けていたのは、参加者の中でたったの4~5人。
あとの人たちは、何をしていたのかというと、空き地の真ん中に、ドライフルーツやナッツ類の売り子がいたんですよ。
その売りモノを試食したり、色々と買い込んだりしていたんです。
ったく、こっちは必死こいて、祈り続けているってのに!
とは思いつつ、しばらく経っても、全然、太陽が出てこない。
もしかして、もう沈んじゃって、ただ反射して雲が光ってんのか?
って思うようになりました。期待だけさせといて、実はそうなのか?
そうなると、こんな祈りはムダだな、と思って、売り子の売る商品を端から食べてみたりしてました。
その売っている商品の中に、「ラクダ岩」の所で買ったのと同じトウモロコシが。
おいしかったから、もうちょっと買っとこうかな、と思って、思い切って500g買ってみました。
すると、500gで10トルコリラだっていうじゃないですか!!
覚えてます?先に買った方の、トウモロコシの値段!
・・・150gで・・・7トルコリラ!!!メッチャ、高いやんけーーーっ!!!!
ちくしょー!と思いながら、ふと、西の空を見ると・・・!!!
た、た、太陽が・・・、で、で、出たぁぁぁぁぁぁ!!!!
もう、チョー感動したんですけど!
太陽が出たら、ホントに今まで暗かった「ローズ・バレー」がパァっと明るくなって、一気にオレンジ色に。
それも、夕日が沈むまでの、たった2~3分のことだったんですけどね。
奇岩の谷がオレンジ色に染まった景色は、本当に忘れられない思い出となりましたよ。
やっぱ、私たちって、「晴れ女」だわ!






