民家訪問が終わると、再びバスに乗車、ウチヒサールを後にしました。
次に向かったのが、「○○のお店」シリーズ第2弾、「トルコ絨毯のお店」です。
ウチヒサールの民家から、約15分の場所にありました。
この絨毯のお店も、革製品のお店に引けを取らない、立派な建物。
最初に案内されたのが、壁に並べられた絨毯を織る機械に、黙々と向かう女性従業員たちのいる部屋。
部屋の真ん中には立派なトルコ絨毯。土足のまま、踏んでいいものか?
案内の人が、どうぞ、近くに寄って作る工程をご覧ください!と声かけ。
(ここの案内人も、他に負けず劣らずの日本語の達者なお方ですよ。)
すると、みんな、床にある絨毯を避けて歩く。そうなっちゃうよね・・・。
近くに行って見てみると、どの女性もみんな若い!10代か?
ここで作る人たちは、勉強を兼ねているらしく、いわゆる、見習い?
それでも、見事な手さばきで絨毯を織っていきます。
手元を見ていても、早すぎて、何が何だか・・・。
見本となる図面のようなのがあって、それに合わせて色をかえて織ってます。
驚いたのが、編み込まれたウールの毛糸、手で引きちぎるんですよ。
これがまた、簡単に切れちゃう。
こんな切れ端が飛び出してるのを、専用のはさみで切ると、あら不思議!
キレイな模様の絨毯になるんです。驚きですよ。これは一見の価値あり。
次に案内されたのが、そのウールの毛糸や、シルクの糸づくり。
シルクに至っては、お蚕の繭からどうやって糸をとるのかに始まり、どんなモノで色を染めるのかを、細かく説明してくれました。
そして、次のお部屋が、このトルコ絨毯屋のクライマックス。
すばらしい商品を次から次へと出してきて、売りつけようっていう密室。
とても広い部屋の周りには壁に沿って、コの字に木の長イスが。
そこへ座るように指示されると、さっそく、飲み物のサービス。
ここはスゴイですよ。
チャイやトルココーヒーだけでなく、ブランデーからビールにワイン、何でも。
とはいえ、みんな、遠慮していると、案内人が一言。
「別に、お酒を頼んでも、ムリに買わせたりしませんよ!」
でも、まだ時間も早かったので、ほとんどの人がチャイか、トルココーヒーを注文。
ここで、やっとトルココーヒーを頼むチャンスが!そこで、すかさず注文。
その飲み物がやって来るまでの間に、パフォーマンスが始まりました。
従業員2人がかりで運ばれる、それはそれは大きな丸められたトルコ絨毯。
それを、パーッと転がすように床に広げるんですよ。
大きなモノでは6畳ぐらい。ほとんどが、リバーシブルになってます。
リバーシブルというのは、表が冬用(毛足が長い)、裏が夏用、みたいな感じ。
ウールのモノもあれば、シルクでできたお高いモノまで。
それを、パッチワークのように、部屋の真ん中の広い空いたスペースにキレイに並べていく。
サイズは、最初は大きかったけれど、段々小さくなっていく。
最後は、玄関に敷くマットぐらい。あとは、額に入れられた観賞用のモノとか。
そうこうするうちに、飲み物が準備されました。
すると、靴を脱いで絨毯に座って飲んでください、と言われました。
売り物の、それはそれはお高い、絨毯の上に、ですよ!
・・・とんでもない!もし、間違ってこぼしでもしたら!弁償もんでしょ?
と思っていたら、案内人が一言。
「こぼしても平気ですよ!洗えばいいんですから!」
そうは言ったってさ、そんな勇気はありませんよ。
みんなが堂々と、絨毯に座って飲んでいるのを横目に、木のイスで、いただいたトルココーヒーをひと口。
・・・マ、マズっ!なんじゃこりゃ~~~~~~~!
これが、初トルココーヒーなわけですが、ひどすぎる!
まず、コーヒーじゃないよ、こんなの!ってぐらい、変な味がする。
苦いし、クスリ臭い?何の味なんでしょ?とにかく、変な味がするんです。
タダでふるまってもらったから、残すのは悪いと思いながら、全然、のどを通っていかない。
こんなのが、トルココーヒーだったのか・・・、とビックリ。・・・ありえまへん。
ひと通りの説明が終わると、いつの間にか、売り子の従業員が増えてる。
そして、それぞれ、買いそうなお客を絞り込んで、売り込みの開始。
ここでもまた、少しでも興味を示そうものなら、あっという間に囲まれる。
そして、次から次へと、色んな絨毯を出してくるんです。
私なんか、絨毯の大体の相場も知らないから、隣にいたおばちゃんに、あれって10万ぐらい?って聞くと、とんでもない!100万以上するわよっ!とたしなめられました。
ゲ?そんな高いの???それじゃ、革製品なんて安い方だったじゃん!
とはいえ、ちょっと興味があって、シルクだと高いだろうから、ウールで玄関マットぐらいのサイズなら、もしかしたら、手が出るかも?と思って、従業員に値段を聞いてみました。
それが、いけなかった・・・。
これをきっかけに、引くに引けない状況になり、結局、ウールの玄関マット、お買い上げ。
・・・トホホ、であります。
まぁ、手が出るお値段だったから、ですけど。お値段、25000円です。
これなら、なんとなく、買えそうなお値段でしょ?すごい、安物ですけど・・・。
でも、こうやって商談が決まると、拍手が起こるんですよ。
特に、お高いシルクのとかを買った人が出ると。
さすがに、25000円の玄関マットでは、拍手もしてくれませんでしたけど・・・。
それに、高いのを買った人は、無料で日本まで配送。
ちゃんと本物(買ったモノ)が送られるように、証明写真みたいのを撮ったり、絨毯の一部に本人がサインまでしたりして。
さすがに、25000円の玄関マットでは、配送もしてもらえず、手荷物で持って帰るハメになりましたけど・・・。
それでも、手荷物用の黒いバッグに入れてくれました。証明書と共に。
左にあるのが、買った玄関マットが小さく丸められて、梱包された状態。
このお店では、結局、私の他に4人ぐらい、絨毯ご購入。
高いのは、80万ぐらい、一番安いのはもちろん、私の25000円です・・・。










