冴えない朝食を終えると、1日中、カッパドキアの観光。
2連泊なので、トランクは部屋に置いたまま、貴重品だけ持って出発。
その際、あの重い文鎮キーをフロントに預けようとしました。
だって、文鎮のように重いんですよ。誰でも、そう思うじゃないですか。
ところが、添乗員さん、持っていってくださ~い!
マジで?ずっと文鎮、持って歩けってか?・・・ありえまへんな。
いつものバスは、もちろん坂の下で待っていました。
この日、私たちのバスでの座席は、前から2列目。
ちなみに、1列目は添乗員さんと、現地ガイドさんの席と決まっていました。
だから、参加者の誰よりも前、ということ。これがまた、前がよく見える。
カッパドキアでの観光のような、乗ったり降りたりの多い日には、ホントにちょうどよかったです。
そのカッパドキアの観光地巡り、1日ビッチリですよ。
まず、向かったのが、私たちのいる「ギョレメ」のお隣の街、「ウチヒサール」。
街の真ん中に、西部劇とかでよく使われる「モニュメントバレー」のような、1枚岩があります。
展望台から撮った写真の中にも、気球と一緒に写っていますよ。
この真ん中にそびえる1枚岩が象徴するように、「ウチヒサール」とは「尖った城砦」という意味だとか。
実際は、住居として使われていたそうで、岩には無数の戸口や窓が。
そこへ向かったバス。街に入ったか?という所で停まりました。
ホテルから、ちょうど15分、かかりました。
そこにあったのが、洞窟を利用して、実際に生活をしている、いわゆる民家。
日程にも、「洞窟民家訪問」というのが組み込まれていました。
だけど、まさか、朝の1番最初に、民家訪問をするとは!意外すぎる。
バスを降りると、その民家の家主である、トルコ人が出てきました。
名前の紹介もあったんですが、忘れちゃいました。聞いてなかったのかも。
そのトルコ人に案内される形で、民家に入っていきました。
入口では、日本と同じように、靴を脱ぐ習慣が、トルコにもあります。
なので、入口の外で急いで靴を脱ぎました。
狭い入口を入ると、中は意外にも、すぐがキッチンでした。
どんどん奥の部屋に入るように言われたので、キッチンを通り抜け、次の部屋に行こうとすると、その部屋への入口がまた狭い!
楕円形にくりぬかれただけっぽい入口。
背の高い人は、かがまないと頭を強打しますよ。
キッチンは狭かったけれど、次の部屋は外観からは想像できないほど広い。
床には、たくさんのトルコ絨毯が敷き詰められ、周りの壁に沿うように、高さの高いイスのようなモノが。
これは、たぶん、昼間はイス、夜はベッドになるソファーベッドかな?
ガイドさんに案内されるまま、みんな、このイスや、床に置かれた座布団のようなモノの上に座りました。
部屋の中央には、ストーブ。これが点いているので、室内がものすごく温かい。
ツアー参加者総勢26人、添乗員、ガイドさんが部屋に入って、壁際のイスなどに座っても、全然、余裕のある広さです。
ちょっと、部屋の天井が低めで、圧迫感はありますけどね。
こんな洞窟を利用した民家ですが、ちゃんとテレビもあれば、冷蔵庫もある。
なんとも、不思議じゃありませんか!
この民家を見せてくれたご家族は5人家族。両親と、3人の子供。
上2人が女の子、一番下が男の子。
女の子は、中学生と高校生。スクールバスで学校まで通ってるそう。
一番下の男の子は、6~7歳ぐらい。
お父さんは、建築関係の仕事をしているんだとか。
そんな挨拶のあった後、一番下の子がチャイをふるまってくれました。
いつものチャイと、アップルチャイ。もちろん、私はアップル。
これをいただきながら、話題となったのが、トルコの女性が頭に巻くスカーフ。
モスクなどに入る際、女性は髪を隠さなければいけないんです。
その巻き方をお母さんに教えてもらって、1人が代表で巻いてみたりしました。
巻き方は簡単で、大きめの正方形のスカーフ、もしくはストールを用意します。
1辺をおでこに合わせる形で頭に乗せ、2つの角をあごの下で合わせて持つ。
頭の後ろに垂れ下がった残りの部分を、左横から前へ持ってくる。
あごの下を通して、反対側の頭の横を通して、頭頂部まで持っていくだけ。
綿のストールであれば、摩擦で落ちてはこないらしい。
シルクとかだと滑るので、安全ピンなどで留める。これだけ。簡単でしょ?
30分ほど滞在した後、おいとまとなりました。
部屋を出る前に、この家のお母さんが作っている刺繍とか、「オヤ」という飾り編みのついたストールをキッチンで販売する、と説明がありました。
こういうモノを売って、買ってもらうことで、民家内部を紹介するという仕事が成り立っているんでしょう。
ちなみに、「オヤ」というのはカギ編みなどで編まれた、小さな花などの飾り。
この「オヤ」のついた、ストールとかをおみやげ屋さんで、よく見かけましたよ。
順番に部屋を出ていくと、キッチンの周りがひどく混んでいました。
ふと、周りを見ると、明らかに日本人じゃない人たちが混ざっています。
あれ?って思うと、どんどん、金髪の外人さんが入口を入ってきます。
まさに、満員電車の中のように、狭いキッチンが人だらけ。
こっちは出て行きたいし、キッチンの横ではストールを見たい、という人もいるし、まさにごった返し。
もみくちゃになりながら、やっとのことで外に出られました。
その光景を見て、あー、こうやって次から次へと観光客を呼んで、金儲けしているんだな!って思ってしまいました。
ところがですよ!全然、そうじゃなかった。
実は、この後から入り込んで来た人たち、ドイツ人の観光客。
この民家の近くにあるレストランのテラスで朝食をとっていたんだそうです。
そこで、日本人観光客がゾロゾロと、小さな民家に入っていくのを見たもんだから、自分たちも入ってみたくなっちゃった。
それで、勝手に、了承も得ずに、ズカズカと入って来てしまったらしい。
つまりは、想定外のお客様、なんですよ。
おかげで、現地ガイドさんが、申し訳ない、と家主のトルコ人に謝っていました。
いくら、そんな光景を見たからって、勝手に入っちゃいけねーべ?








