さて、これから向かう「トロイ遺跡」というのは、トルコのアジア側にあります。
現在、バスが走っているのはヨーロッパ側。
そのヨーロッパ側の、ほぼお隣の国ギリシャの近くまで行ってから、前述の「ダーダネルス海峡」を渡ってアジア側に行こう、というルートを取っておりました。
海峡をどうやって渡るのか?橋でもあるのか?
いえいえ、バスごとフェリーに乗るんです。
ちょっと賑わってきた場所に来たな、と思ったら、前方にフェリー乗り場。
バスから周りを見下ろせば、フェリーに乗ろうという車やバスで大渋滞。
割り込みし放題で、我先にとフェリーに乗船して行きます。
乗り込む直前には、何台もの小さな出店が。あるモノはナッツ、あるモノは栗売り。
そして、予定通りのフェリーに乗り込み、海峡を渡る30分ほどが、フリータイム。
ぎゅうぎゅうに乗せられたバスの間を抜けて、階段を上がるとそこにはたくさんの座席と、中央に室内休憩所が。
外側で、強風に吹かれながら、写真を撮った後は、休憩所内で一休み。
周りにいる人を見ると、みんな小さなコップに入ったモノを飲んでます。
これが、トルコでは言わずと知れた「チャイ」。
「チャイ」というと、スパイスの利いたミルクティーというのが普通。
ところが、トルコの「チャイ」は、濃いめに入れた紅茶をお湯で薄めて、砂糖をたくさん入れて飲むモノ、と決まっています。
どこへ行っても、この「チャイ」にずっと出会うことになりますよ。
そんな「チャイ」を、試しに飲んでみることに。これが、初トルコチャイです。
売店に行くと、大きなお盆の上に、チャイ用のソーサーがたくさん並んでいます。
そこで、「チャイ」と頼むと、小さなコップに紅茶を入れて、ソーサーに乗せて渡してくれます。
その入れ方も、濃いめの紅茶にお湯を足すスタイル。1杯、1トルコリラ。
砂糖は?と聞くと、お盆の横の段ボールに山積みになって置いてありました。
おー!これ、みんな砂糖か!っていうほど大量に。
それを遠慮なく、ガバッと鷲づかみにすると、座席に座って飲んでみました。
持ち手のないコップなので、コップを持って飲む事は熱くてできませんが、そのためにわざわざソーサーが付いているんです。
砂糖を2欠片入れて、いただいてみると、特になんてことはないただのお紅茶。
ただ、これがトルコ人にはなくてはならないものらしい。
海峡を渡るのも、たったの30分ほどなので、すぐバスに戻りました。
そして、やっとトルコのアジア側に突入。
しばらく行くと、「トロイ遺跡」が近くなってきたせいか、途中のドライブインには早くも、ニセ「トロイの木馬」が!
ここで、その「トロイ遺跡」のご説明。
トロイという都市は、実在するモノとは誰も思っていなかったのですが、ドイツ人のシュリーマンという人が父親から読んでもらった本に載っていたトロイの話を実話と信じ、発掘をして本当に見つけたそうです。
とはいえ、発掘する技術もないまま、闇雲に掘ったらしく、せっかくの遺跡がゴチャゴチャになっていたりするそうですが・・・。
その父親の読んでくれた本、というのがホメロスの「イリアス」。
内容的には、3人の女神が美を競っただの、人妻を横取りして戦争になっただの、という話ですが、そこに木馬にひそませた兵士が出てきて、最終的にはトロイが滅びたらしい?
ここに出てくる木馬が、ドライブインにまである、写真のような巨大な木馬。
こんな感じの木馬が、遺跡の中にもあるそうです。
もちろん、こんなだっただろ?と1975年に復元されたモノですけど。
近くにある、イダ山という山から取った松の木でできているそうです。
そうこうするうちに、30分ほどで、その「トロイ遺跡」に到着いたしました。







