一時ブームがきたこともあり、今ではスーパードリンク、飲む点滴として飲まれている甘酒ですが、その種類には酒粕甘酒と米麹甘酒の2種類があります。

ご存知でしたか?

どちらも甘酒ですが、味の違いや効果の違い、効能の違いなどがあるんです。

また、2つを混ぜて飲んだら?

そんな点を紹介します。

  1. 甘酒の種類は2種類ある
    1. 甘酒の種類1・酒粕甘酒
    2. 甘酒の種類2・米麹甘酒
  2. 酒粕甘酒と米麹甘酒の味の違い
  3. 酒粕甘酒と米麹甘酒の栄養
  4. 酒粕甘酒と米麹甘酒の効果の違い
    1. 酒粕甘酒の効果
    2. 米麹甘酒の効果
  5. 酒粕甘酒と米麹甘酒の効能の違い
    1. 酒粕甘酒の効能
    2. 米麹甘酒の効能
  6. 酒粕甘酒と米麹甘酒を混ぜて良いとこ取り
  7. 甘酒の麹菌は生きているの?
  8. 最後に
    1. 関連

甘酒の種類は2種類ある

「健康に良い」から「美容に良い」とイメージがシフトした甘酒は、若い女性の間でも積極的に飲まれています。

温めて冬場に飲むもよし、冷やして夏場に飲むもよしと年間通して飲めるのも嬉しい点です。

甘酒の栄養価値が見直され、続々と体やお肌に良いという情報が出回ったおかげで、昔ほど抵抗感なく飲む方が多くなりました。

多忙で栄養について考えていられない方や、時短でも体に良い優しい食品を摂りたいという方向けに、現在では市販の甘酒も種類が増えて自分好みの甘酒をお持ちの方も多いと思います。

それほど甘酒は健康と美容を考える方たちに需要があるドリンクとなっています。

 

甘酒の種類1・酒粕甘酒

酒粕甘酒は日本酒の製造時に出る粕を使った甘酒です。

いわゆる「酒粕」と呼ばれるものですが、一般的に甘酒と呼ばれるのはこの酒粕甘酒のことと言われています。

また、酒粕は日本酒を製造する際にアルコールを出した後の物のため、酒粕甘酒には微量のアルコールが含まれています。

ちなみに酒粕には100g中約8%のアルコールが含まれます。

加熱することで5%程度に減少させることはできますが、販売されている酒粕甘酒はほとんどがアルコール1%未満と表記されていることが多く、運転などに差し支える可能性は低いとは言えますが、やはりアルコールを摂取するべきではない人には注意が必要であるので注意が必要です。

アルコールは含まれますが、酒粕甘酒のカテゴリーは酒類ではなくソフトドリンクとして販売されています。

甘酒の種類2・米麹甘酒

米麹甘酒の原材料は米と米麹のたった2つだけです。

米を蒸し、そこに米麹を加えて発酵させることで米麹甘酒が出来上がります。

酒粕甘酒のようにもったりとした口辺りではなく、比較的サラサラとして飲みやすいのが特徴です。

米麹も酒粕同様に日本酒の製造に関わってくるものですが、米麹はアルコールが作られる前の物のため、アルコールは含まれていません。

こちらの甘酒ならお子さん、妊娠中の方でもアルコール分の心配なく飲むことができます。

酒粕甘酒と米麹甘酒の味の違い

  • 酒粕甘酒…酒粕独特のクセや香りで味、香りともに濃い印象
  • 米麹甘酒…甘さも控えめで、口辺りがなめらかでスッキリ

一般的に縁日などで提供されることが多い酒粕甘酒は、お馴染みの通り酒粕独特のクセや香りを強く感じますし味、香りともに芳醇と表現できるほど全体的に濃い印象を受けます。

一方で米麹甘酒は酒粕甘酒より香りも甘さも控えめですが、しっかりと素材のコクがあり、尚かつ口辺りがなめらかでスッキリとしています。

甘酒独特の個性がよりあるのは酒粕甘酒で、それを飲みやすくしたものが米麹甘酒です。

酒粕甘酒と米麹甘酒の栄養

酒粕甘酒に含まれる栄養には、タンパク質、炭水化物、食物繊維、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、カルシウム、鉄、亜鉛、アミノ酸などが含まれています。

米麹甘酒に含まれる栄養には、酒粕甘酒ほどではありませんが、タンパク質が含まれており、酒粕甘酒より多い炭水化物が含まれます。

また、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸などが含まれています。

酒粕甘酒と米麹甘酒の効果の違い

  • 酒粕甘酒の効果…ダイエット
  • 米麹甘酒の効果…美肌

酒粕甘酒の効果

酒粕甘酒の効果としてはダイエットに向いているといえます。

レジスタントプロテインという種類のタンパク質が含まれており、この成分は不溶性食物繊維と似た働きがあることが分かっています。

摂取すると体の中の油と吸着して一緒に排出してくれ、コレステロール低下作用と肥満防止に役立ちます。

米麹甘酒の効果

米麹甘酒は美肌効果が期待できます。

米麹に含まれているエルゴチオネインという成分は美肌に良い上位に入るビタミンCよりも抗酸化作用に優れており、肌の耐久を上げて美肌を保ちます。

老化を防ぎ、紫外線を浴びても炎症が起きにくくなる肌作りをしてくれます。

また、ビオチンという肌のくすみなどを予防する成分も酒粕甘酒より多く含まれているため、肌の強化に繋がります

酒粕甘酒と米麹甘酒の効能の違い

  • 酒粕甘酒の効能…睡眠の改善
  • 米麹甘酒の効能…疲労回復

酒粕甘酒の効能

酒粕甘酒の効能は睡眠の改善です。

酒粕甘酒には「アデノシン」という成分が含まれているため、眠気を誘い、良質な睡眠へと導いてくれます。

米麹甘酒の効能

米麹甘酒の効能は疲労回復です。

甘さの元となっているブドウ糖は摂取後、速やかに吸収されるため、すぐに体へエネルギー補給できます。

ブドウ糖は麹菌によって予め分解を終えている状態のため、体に負担をかけず効率良く吸収されていきます。

また、麹菌は消化吸収を助ける働きもあるため、胃腸にかかる負担を抑えながら栄養を取り込むことが可能です。

酒粕甘酒と米麹甘酒に共通したメリットは、ビタミンB1や葉酸、パントテン酸などのビタミン類が豊富であることと、必須アミノ酸9種類を全て含んでいるということ、そしてどちらも腸内環境を整えてくれます。

夏バテの時に冷やして飲むと夏バテ防止にも期待が持てます。

酒粕甘酒と米麹甘酒を混ぜて良いとこ取り

結論で言えば、酒粕甘酒と米麹甘酒を混ぜるのは有効です。

酒粕甘酒、米麹甘酒ともに、体と美容に良い栄養がたっぷりですが、2つの甘酒を混ぜる際に着目したい点はカロリーとアルコールです。

ブドウ糖から感じる自然な甘さの米麹甘酒は、砂糖などの甘味料を入れずにあの優しい甘さを元から持っています。

一方で、酒粕甘酒は甘味料を入れなければ甘さを感じられず、飲むのが少々辛いドリンクです。

そんな酒粕と米麹甘酒を混ぜて飲むことで、余計な甘味料を摂取する心配もなく、米麹甘酒のおいしさを共通しながら酒粕甘酒と米麹甘酒どちらも楽しむことができます。

ただし、酒粕の方にはアルコールが含まれているため、お酒が飲めない方や妊娠中の方などは混ぜずに米麹甘酒の方を強くお勧めします。

甘酒の麹菌は生きているの?

甘酒に使用する麹菌についてですが、結論から言えば麹菌は死滅している状態です。

50℃程度の熱で麹菌は死滅してしまいますが、麹菌は生きた状態で体内へ送り込まれても繁殖することはありません。

また、生きたままの酵素を取り込みたいと考える方も多いですが、酵素は甘酒の栄養成分となるブドウ糖などを作り出すために必要なもののため、既に栄養が生み出された甘酒には酵素が含まれている必要はないのです。

例え酵素が体内で壊されず存在したとしても、胃酸によって活動能力を失い、腸に届くことはありません。

しかし、麹菌や酵素が死滅、破壊されているからと言っても、作られた栄養成分が壊れることはないため、栄養がなくなる心配はありません。

最後に

体や美容に良いことはもちろん優先したいポイントですが、最も重要なのは味です。

酒粕甘酒を飲んできた方にとっては独特のクセがあり飲みにくいと感じていた方も多いと思います。

米麹甘酒にももちろん栄養がたっぷり詰まっているため、あなたに合ったタイプの甘酒を選んで楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

出来れば、健康づくりやダイエットには、間食はほどほどに。

わかっていてもどうしても小腹が減って・・・。

そんな時に我慢して食べないだけが選択ではないと思います。

もし間食するなら実際にどのくらいの量を食べても大丈夫なのか?

今回は最近言われている間食の適量といわれる「200kcal」の理由、そして間食にお勧めなものの具体的な量についても紹介します

  1. 間食は1日200kcal内がよい理由
  2. お勧めな間食200kcal
    1. お勧めな間食200kcal1・果物
    2. お勧めな間食200kcal2・ドライフルーツ
    3. お勧めな間食200kcal3・ナッツ
    4. お勧めな間食200kcal4・乳製品
    5. お勧めな間食200kcal5・主食系
    6. お勧めな間食200kcal6・菓子類
  3. 間食をとるタイミング
  4. 最後に
    1. 関連

間食は1日200kcal内がよい理由

間食は1日200kcal以内におさめるようにすると、健康づくりやダイエットに役立ちます。

この200kcalというのは、農林水産省・厚生労働省による「食事バランスガイド」で示されている量で“楽しく適度に菓子類や嗜好飲料を楽しむための目安”とされています。

200kcal程度であれば、食事のバランスを崩しすぎずに、間食を適度に楽しめると言われています。

特にダイエット中の方は、間食はできる限り控えるようにするか、100~150kcal程度までにした方が効果が期待しやすく、理想的ではあります。

しかし、間食をとりすぎている傾向のある方は初めの一歩として、200kcal以内を目標にすると、無理なく続けやすいでしょう。

お勧めな間食200kcal

200kcalの間食とは、何をどのくらい食べて大丈夫なのか?

健康づくりやダイエットにおすすめできる間食の種類と量の例をご紹介します。

ここでは、さまざまな間食を組み合わせて食べることも考えて「100kcalの目安の量」を紹介します。

お勧めな間食200kcal1・果物

果物は水分が多いため、たくさん食べてもカロリーを摂りすぎる心配が少なく、ダイエット中にぴったりの間食です。

ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も摂れるため、健康づくりや美容にもうれしい効果が期待できます。

【100kcalの目安の量】

いちご 10粒(200g)
みかん 2.5個(200g)
キウイフルーツ(緑) 2個(200g)
バナナ 1本(100g)
りんご 1個(200g)
パイナップル 1/6個(200g)
   

スクロールできます

中でもバナナは、ほかの果物に比べるとカロリーが高いため、食べすぎには注意が必要ですが果物だけなら意外と多く食べられると感じませんか。

お勧めな間食200kcal2・ドライフルーツ

果物を乾燥させたドライフルーツは、濃厚な味わいで少量でも満足しやすく保管にも適した間食です。

また食物繊維も摂れるのがうれしいポイントです。

【100kcalの目安の量】

いちじく 小7個(35g)
干し柿 1枚(50g)
プルーン 4~5個(40~50g)
ドライバナナ 6枚(30g)
干しぶどう 大さじ3杯(36g)
ドライマンゴー 3枚(30g)

スクロールできます

ドライフルーツだけで200kcal分をとってしまうと、糖質を摂りすぎてしまいやすいため、なるべくほかの間食と組み合わせるのがお勧めです。

お勧めな間食200kcal3・ナッツ

ナッツ類はよく噛んで食べられるため、少量でも満足しやすい間食です。

ビタミンEや食物繊維も摂れるため、美容や腸内環境を整えるのに役立ちます。

【100kcalの目安の量】

アーモンド 10粒(15g)
カシューナッツ 10粒(15g)
くるみ 6かけ(16g)
マカダミアナッツ 7粒(14g)
ピーナッツ 殻つき2粒入り10個(20g)

スクロールできます

手軽に食べられるナッツ類は、ついついたくさん食べてカロリーを摂りすぎてしまうため、小袋に入ったものを買うようにしたり、食べる分だけ小皿に出したりするなどの工夫が必要です。

お勧めな間食200kcal4・乳製品

乳製品は適度な脂質も含むため、消化がゆっくりとなり、腹持ちのよさを期待したいときにぴったりの間食です。

不足しがちなカルシウムも摂れるため、積極的にとり入れましょう。

【100kcalの目安の量】

ヨーグルト 2個(200g)
チーズ 2切れ(40g)

スクロールできます

ヨーグルトは出来れば無糖のものを選び、砂糖類の摂り過ぎに注意。

お勧めな間食200kcal5・主食系

意外と思うかもしれませんが穀類である主食系の間食もお勧め。

しっかり食べたいときによいでしょう。

腹持ちもよいため、適量を守れば次の食事のドカ食いを防ぐ効果も期待できます。

【100kcalの目安の量】

オートミール 1食分(30g)
ロールパン 1個(30g)
ふかし芋 1/3本(80g)
クラッカー 1袋6枚(20g)

スクロールできます

ふかし芋はまとめて調理して冷凍しておくと便利です。

クラッカーは日持ちするため、ストックしておくのもよいでしょう。

お勧めな間食200kcal6・菓子類

ときには楽しみのひとつとして、菓子類を選んでもOKです。

種類によってカロリーが大きく異なるところが注意点です。

【100kcalの目安の量】

ポテトチップス 1/4袋
シュークリーム 1/3~1/2個
ドーナツ 1/3~1/2個
どら焼き 1/3~1/2個
クッキー 2枚
チョコレート 5粒
プリン 1個
コーヒーゼリー 2個

スクロールできます

ポテトチップスや洋菓子などは、脂質や糖質が多いためカロリーが高くなる傾向があります。

一方で水分の多いプリンやゼリーは、カロリーが低めになり、食べられる量が増えます。

もしカロリーの高い間食をとった場合は、翌日は控えめにするなどして日々の管理でなく週単位で調整してもいいと思います。

間食をとるタイミング

間食をとるタイミングは、おやつの時間15時ごろまでがベストです。

夕方以降はBMAL1(ビーマルワン)という脂肪をため込むたんぱく質が増加することが知られているため、早めの時間に済ませた方が太りにくくなると言われています。

夕食後や寝る前に間食をとると、同じカロリーでも太りやすくなることが考えられるため、できるだけ控えるようにしましょう。

最後に

間食が楽しみのひとつである方には、上手に付き合うのが大切。

おいしいものは「たまに楽しむ」程度にしておき、普段は栄養も摂れるような間食を適量とることを心がけてみませんか。

 

 

大根おろし、ゆず、かぼすなどの柑橘類・・・何を連想しますか?

実は、これらは薬味として使われることの多いものなんです。

薬味には、様々な種類があり辛味や独特な香りで食材のおいしさをより一層引き立てる香味野菜や香辛料のことです。

麺類や鍋ものなどの料理には欠かせない薬味には、どのような種類と役割があるか。

今回は薬味について取り上げてみました。

  1. アクセントだけじゃない 薬味の凄さ
    1. 薬味とは
    2. 薬味から得られるさまざまな効能
  2. 薬味の歴史
  3. 薬味の種類と味や具体的な役割
    1. 野菜類
      1. ネギ
      2. ニラ
      3. タマネギ
      4. 大根
      5. セリ
      6. 三つ葉
      7. シソ
      8. タデ
      9. 木の芽
      10. ショウガ
      11. ミョウガ
      12. ニンニク
      13. 行者にんにく
      14. わさび
      15. ホースラディッシュ
      16. クレソン
      17. パセリ
      18. セロリ
      19. コリアンダー(パクチー)
      20. ミント
      21. ドクダミ
      22. ウイキョウ
      23. ケッパー
      24. バジル
      25. ルッコラ
      26. レモングラス
      27. 菊の花
      28. かいわれ大根
    2. 海草類
      1. 海苔
      2. 青のり
      3. あおさ
      4. ヒトエグサ
      5. とろろ昆布
    3. 香辛料
      1. 唐辛子
      2. コショウ
      3. カラシ
      4. 山椒の粉
      5. 花椒の粉
      6. クミン
      7. パプリカ
      8. カルダモン
      9. アニス
      10. 八角
      11. ナツメグ
      12. ターメリック
      13. シナモン
      14. ローリエ
      15. 陳皮
    4. 柑橘類
      1. レモン
      2. ライム
      3. ゆず
      4. カボス
      5. スダチ
      6. シークヮーサー
      7. ダイダイ
    5. 種子類
      1. ゴマ
      2. ラッカセイ
      3. クルミ
      4. 松の実
      5. マカダミアナッツ
    6. 果実類
      1. 梅干し
      2. 干しブドウ
      3. クコの実
    7. 魚・動物性のもの
      1. 削り節
      2. サクラエビ
      3. ちりめんじゃこ
    8. その他
      1. 天かす
      2. 油揚げ
      3. 油条
  4. 最後に
    1. 関連

アクセントだけじゃない 薬味の凄さ

薬味とは

薬味とは、料理の風味を良くしたり、食欲を増進させたりするために添えたり、料理に混ぜたり、つけたりする調味料のことです。

薬味には、わさび、ネギ、生姜、ミョウガ、大根のつま、すりごま、シソ、唐辛子、青のりなどがあります。

薬味は、料理の味を整えるだけでなく、食欲を増進させたり、消化を助けたり、殺菌効果を発揮したりするなどの効果があり焼き魚や鍋料理、冷奴や麺類などにひっそりと添えられていたりもします。

そして薬味を添える食品に合ったものを選ぶのが大切で、辛味や酸味、香りなどを引き立ててまた違ったおいしさに変えてくれます。

また薬味とともに食べる料理はおいしいだけではなく、体にとって様々な利点を得られるところも薬味の魅力です。

少量でもクセになるおいしさを引き出す薬味は、呼び名の通り薬のような効果を得られることも。

薬味は漢方薬の薬方を作る際の生薬であり、料理に添えられる薬味の中には漢方の材料として使われるものがたくさん存在します。

薬味から得られるさまざまな効能

世界中で脇役ながら欠かせない薬味は種類がたくさんあります。

日本で使われている代表的な薬味は、ネギや三つ葉、生姜やミョウガ、わさびや大葉など非常に豊富に食べられていますが、これらの薬味からは殺菌作用や疲労回復、血流促進、免疫力向上、精神的安定、食欲倍増効果、消化促進など、挙げだしたらきりがないほど得られる役割が多いのですよ。

薬味の種類の部分で後述しますが、料理の質を上げるために薬味はなくてはならない食材の一部となっています。

薬味の歴史

普段様々な料理に合う薬味を添えて食べていますが、薬味の歴史は深いものです。

もともと薬味は世界中でスパイスやハーブとして多方面で活用してきました。

広大な国土の中で調達した食料を何日もかかって運ぶ必要があったヨーロッパでは保存を目的としてスパイスが活用され、耐え難い暑さの中で生活を送るインドや東南アジア諸国では、食欲を回復させるためにスパイスやハーブが使われてきました。

また、強い臭いを放つ肉類の臭み消しに使用したり、反対に香りを付けたりと、用途を選ばないスパイスやハーブは食生活を送る上で今も昔も手放せなかったものです。

しかし、日本ではこれだけ多くの薬味が定着したのはつい最近のことです。

1970年代半ばまでは浸透しておらず、商品が店頭に置かれることはあまりありませんでした。

もちろん家庭で常備してあるはずもなく、スパイスやハーブを積極的に使うという概念がなかったのです。

日本は島国ということもあり、海の幸や山の幸が豊富に取れ、国の中で運んでも新鮮な状態を維持したまま食べられます。

したがって、日本は他の国のように何かを得るために使用する目的ではなく、食材にアクセントをつけるために薬味を使ってきました。

さらに、スパイスやハーブを日本人が薬味として扱っている理由は、魚介類に慣れていることも挙げられます。

至る場所で魚類の入手が可能なこともあり、素材の味がダイレクトに出る刺身や寿司の新鮮さをそのまま生かせる薬味としての使い方が促進されてきました。

ただ、日本で薬味の歴史が全くなかったかというとそうでもありません。

日本で薬味の始まりはうどんの食べ方からだと記録が残っています。

江戸時代初期の1661~1672年には、江戸に住む町の住人たちにうどんが人気となります。

この頃にうどんを口にする際は、薬味も取り入れられるようになったとされています。

江戸時代の古典書籍では、「薬味として梅干し、垂れ味噌汁、鰹の汁、胡椒、大根、醤油汁がよい」という記録が残っています。

そのため、江戸時代で使われていた薬味は現代の薬味でいうコショウや大根などだったと言われています。

薬味の種類と味や具体的な役割

刺身には大葉やわさび、鍋ものには大根おろしなど、人によって薬味を使う料理は様々です。

好みもあるため、この料理には必ずこの薬味を使わなければいけないということはありませんが、薬味の種類と味を知って、詳しい役割なども覚えておくと良いと思いませんか。

野菜類

ネギ

薬味では定番のネギは、シャキシャキとした食感と鼻を通り抜ける辛味が食材のアクセントになる薬味です。

辛味成分である硫化アリルと呼ばれる成分が含まれており、殺菌、抗菌の他にも血流促進や利尿作用などもあります。

ニラ

ネギとはまた違った独特の風味があるニラは、渋めの香りで食材の味に奥行きを持たせてくれる風味に仕上がります。

ニラもネギと同様に硫化アリルが含まれており、腸内環境を整えて高血圧や糖尿病を予防し、代謝を良くする役割などもあります。

タマネギ

料理の材料として登場する頻度の高いタマネギは、歯応えの良いショリショリとした食感と控えめな辛味で、食材の持ち味を引き立てる薬味です。

タマネギのツンとした香りもネギやニラと同様の成分が含まれているためです。タマネギは動脈硬化や血栓予防、抗炎症作用などにも良いとされています。

大根

焼き魚や鍋物などに添えられる大根おろしは、ピリッと辛い風味がクセになる薬味です。

大根おろしを薬味として使った料理は刺激を感じる風味はありますが、口の中で馴染みやすいためよりおいしさがアップします。

大根はすりおろすことでイソチオシアネートという成分が生まれ、殺菌や抗酸化作用、老化防止や肝機能などの向上に良いとされています。

セリ

歯応えがしっかりと感じられ、独特のクセが強めのセリ。主に香りを楽しむために使われることが多く、好き嫌いが分かれる薬味の一つです。

苦味があり、和風料理だけではなく洋風の料理とも相性ピッタリです。

抗酸化作用や認知症予防、解熱作用などの役割があります。

三つ葉

和風料理に鮮やかをプラスする三つ葉は、香りや味わいが濃く感じられる薬味です。

濃いめの味付けに仕上げた料理に負けない風味があるため、緑を足したいときにも役に立ちます。

三つ葉は美肌効果や高血圧予防、視力維持などの役割をします。

シソ

魚や肉などのどんな食材とも合うシソは、万人受けする香り高い薬味です。

鼻をくすぐるような香りは、マンネリした料理をパッとおいしく変えます。

シソは動脈硬化の予防や皮膚や粘膜の細胞を健康的に維持するなどの役割があります。

タデ

刺身の横にひっそりと添えられている赤身みがかったタデは、強い辛味がある薬味です。

特に香りの強い魚と合い、川魚の塩焼きなどと一緒によく食べられています。

血流改善や加齢性眼病予防、高血圧改善などの役割があります。

木の芽

木の芽は山椒の若葉のことを指し、手で叩くことで香りが出ます。

お吸い物やちらし寿司などの香りや風味がダイレクトに出る料理に良く使われ、木の芽のほのかな香りが楽しまれています。

食欲増進や胃腸の働きを良くする役割があります。

ショウガ

舌の上でピリピリと感じる辛味がどんな料理とも合うショウガは、料理に使うと隠し味のような存在になります。

口の中で広がる辛味と、じんわりと残る温かさがおいしい薬味です。

生のものと加熱させたものでは役割が異なりますが、抗菌作用や代謝促進、冷え症の改善などの役割をします。

ミョウガ

ふっくらとした歯応えのあるミョウガは、薬味の中ではさっぱりとした味わいをしています。

苦味もあり、料理に使うと爽やかな香りを感じるミョウガは、血行促進やむくみ防止などの役割を持ちます。

ニンニク

ショウガに続いて使用頻度の高い薬味であるニンニクは、料理に使うとふわっと広がる香りで料理の味を包みます。

食欲をそそる香りがするため、風味を強くしたいときにもニンニクが役立ちます。

ニンニクは糖代謝を促進したり、疲労回復、かぜ予防などの役割をします。

行者にんにく

行者にんにくもニンニクに似た香りがする薬味です。好みが分かれる香りですが、シャキシャキとした食感は醤油漬けや酢味噌和えにして食べられています。

血流の流れを良くし、心筋梗塞や脳梗塞、生活習慣病の予防などに良いとされています。

わさび

混じり気のない自然な辛さが爽やかに感じられるわさびも薬味としてお馴染みです。

突き抜ける辛さは食材のおいしさを引き立たせます。

わさびは抗菌作用に加え、消臭効果や発がんの予防などの役割をします。

ホースラディッシュ

ホースラディッシュの和名は西洋わさびです。

和わさびと比較すると色が白っぽく、1.5倍の辛さがあります。

肉類との相性が非常に良く、マヨネーズやサワークリームなどと組み合わせてソースを作ってもおいしく頂けます。

ホースラディッシュは抗菌作用で食中毒を予防し、血栓予防などの役割もあります。

クレソン

近年食べる方が多くなってきたクレソンは、独特な苦味や辛味がある薬味です。

ステーキやハンバーグにアクセントを加え、そのままサラダとして食べることもあります。

クレソンは筋肉痛やこむら返りの改善やアンチエイジング、口臭予防や食中毒の予防などの役割をします。

パセリ

唐揚げなどに添えられているだけで、あまり食べないという方も多いパセリは、強い苦味と青臭さがあります。

肉料理などを食べたあとにパセリを食べると、口の中がさっぱりとします。

パセリは、貧血予防や免疫力の向上などの役割をします。

セロリ

セロリも薬味の中で好き嫌いが分かれる食材です。

風が通ったようなスーッとした独特の香りは爽やかに感じられ、みずみずしい食感を味わえます。

セロリはストレスの緩和や止血の促進、高血圧の改善などの役割をします。

コリアンダー(パクチー)

スパイス系の薬味であるコリアンダーは、カレーのスパイスとしてよく使われています。

コリアンダーは名前が違うだけでパクチーと同じ植物です。

強く青々しい香りがありつつも、後を引かないすっきりとした味は、風味を引き立てる薬味です。

コリアンダーは美肌効果や消化促進などの役割があります。

ミント

強くすっきりとした感覚が明確なミントは、はじけるような清涼感の強い薬味です。

ミントを使うとスースーとする味わいで、口の中をさっぱりリフレッシュしてくれます。

ミントは、鎮静作用や乗り物酔いの予防、胃腸の働きを整える役割があります。

ドクダミ

お茶としても活用されているドクダミも薬味として使えます。コリアンダーに似た味わいがあり、爽やかな風味もあります。

ドクダミは、利尿作用や解熱、解毒などの役割をします。

ウイキョウ

ウイキョウは甘さと苦味を感じる奥深い味わいと、クセのある香りを出せる薬味です。

ウイキョウは母乳の出を良くしたり、消化器系の鎮静をするため痙攣を防止する役割があります。

ケッパー

ケイパーとも呼ばれるこの薬味は、つぼみの酢漬けのため、ケッパー独特の風味と酸味が楽しめます。

しかし、ケッパーの存在が強調されるような味わいではなく、あくまで添える料理がメインとなる味や風味です。

ケッパーは、リウマチや便秘改善や食欲増進、抗がんなどの役割があります。

バジル

バジルは強い爽やかな香りと少しの苦味を持つ薬味です。

料理に添えると食欲が刺激される良い風味を楽しめます。

バジルは、がんや動脈硬化の予防、リラックス効果などの役割があります。

ルッコラ

ルッコラはゴマのような風味と舌の上で少しはじけるようなピリッとした辛さがあり、ものによっては強い苦味があります。

ルッコラは、高血圧予防や骨粗しょう症、粘膜を健康に保つなどの役割をします。

レモングラス

レモングラスは一般的なレモンと同じ香り成分が含まれているため、レモンとほぼ同じ香りと味がします。

透き通るような爽やかな香りと、クセのない酸味を引き出すことができます。

レモングラスは、腹痛や下痢の緩和、食あたりの予防、殺菌と抗菌作用の役割があります。

菊の花

鮮やかな黄色で薬味としてよく見かける菊の花は、爽やかな香りと少しの甘みが感じ取れます。

菊の花は、抗酸化作用や殺菌、解毒、皮膚と粘膜を丈夫にする役割をします。

かいわれ大根

かいわれ大根は比較的強めの辛さを感じる薬味です。そこまで強い香りはないため、様々な料理の薬味として使われています。

かいわれ大根は、ホルモン調整や抗酸化作用、がん予防などの役割があります。

海草類

海苔

淡白ながらも奥深い味わいをしている海苔は、クセがほとんどないため少し香りを感じたいときに役立つ薬味です。

海苔は血中コレステロール値の低下や貧血予防、二日酔いや慢性肝炎予防などの役割をします。

青のり

青のりは磯の香りが非常に良く味わえる風味をしています。

青のりは、便秘改善やむくみ予防、美肌効果などが期待できます。

あおさ

青のりとよく似たあおさは、独特の苦味がある薬味です。

もちろん磯の香りもしっかり楽しめます。

あおさは、骨や歯の健康維持や腸内の善玉菌を増やす役割があります。

ヒトエグサ

青のり、あおさと並んでよく似ているヒトエグサは、葉が厚めで香りが良く、柔らかい食感が楽しめます。

ヒトエグサは、免疫力の強化や疲労回復、整腸作用などに働きかけます。

とろろ昆布

見た目で好き嫌いが分かれるとろろ昆布ですが、昆布の香りや味が十分に楽しめる薬味です。

とろろ昆布は、糖分や脂肪分の吸収を抑制したり、便秘解消などに良いとされています。

香辛料

唐辛子

辛さが明確な唐辛子には青と赤がありますが、より辛味を感じるのは赤唐辛子の方です。

唐辛子は引き立つ強烈な辛味があるため、辛い薬味が欲しいときにピッタリです。

唐辛子は、基礎代謝をアップさせたり、体を温める役割をします。

コショウ

調味料としてのイメージが強いコショウも薬味の一つです。

種類がいくつかあるコショウはそれぞれ風味や味が異なります。

ブラックペッパーはコショウを強く感じる独特の風味があります。

ホワイトペッパーはブラックペッパーより風味が控えめになっており、青コショウは辛味がある反面、爽やかな風味がある種類です。

赤コショウは色合いが綺麗でマイルドの風味を楽しめます。

コショウは、血行促進や消化機能の向上などの役割をします。

カラシ

カラシはマイルドな辛さがあり、後からくる旨みを引き出せる薬味です。

ただ辛いだけではなく、優しい辛さの中においしさがあります。

カラシは、殺菌作用や動脈硬化の予防などの役割があります。

山椒の粉

薬味として使う山椒の粉には柑橘系に似た香りを持ち、軽く舌が痺れる辛味があります。

山椒の粉は、骨や歯を構成したり、たんぱく質の合成などを行う役割があります。

花椒の粉

鮮やかな色合いが美しい花椒の粉は、爽やかな香りと口の中で広がる痺れが味わえる薬味です。

花椒は、消化液の分泌を促したり、消化不良を改善する働きがあります。

クミン

クミンは強い芳香がありますが、苦味と辛味は思いのほか控えめの薬味です。

口の中で広がる風味を味わえます。

クミンは、髪や爪などの細胞を再生、免疫機能を維持するなどの役割を担っています。

パプリカ

パプリカとピーマンは同じ野菜であり、パプリカはハンガリー語でピーマンを意味します。

味は控えめな甘みと微かな苦味があります。

パプリカは、細胞を保護する作用やむくみ予防、動脈硬化などの予防に働きかけます。

カルダモン

カルダモンは辛味があまり強くない代わりに香りが非常に強い薬味です。

上品で爽やかな引き立つ香りを楽しめます。カルダモンは、鼻詰まりや痰を抑制し、発汗作用などの役割があります。

アニス

アニスはリキュールの香り付けにも使用されるほど甘さと爽やかな香りを楽しむことができます。

胃もたれ防止や消化促進作用などの働きをします。

八角

八角はアニスと同じ主成分であるため香りがよく似ていますが、植物としては別物です。

八角はシナモンをギュッと集めて凝縮したような甘い魅惑の香りがしますが、苦味も感じられます。

八角は、新陳代謝を高め、風邪や咳止めなどにも使われています。

ナツメグ

スパイス系調味料としてお馴染みのナツメグは、甘く立つ香りと苦さを感じます。

しかし、マズイと感じる苦味ではなく、ほろ苦いような食材を引き立てる苦さです。

ナツメグは、鎮静作用や消化改善などの役割があります。

ターメリック

ターメリックは漢方に似た少し苦味が残る味わいです。

辛味は一切なく、土のような香りだと感じることもあります。

ターメリックは、抗アレルギー作用や月経調整などの役割を担います。

シナモン

シナモンはお馴染み、甘い香りが特徴です。

辛味は特になく、マイルドな風味が味わえます。シナモンは、血行改善やコレステロールの改善などに役立ちます。

ローリエ

ローリエは甘い香りがしますが、そんな甘さを感じさせない苦味があります。

また、ローリエは、防腐作用や消化促進、食欲倍増などの役割を持ちます。

陳皮

陳皮(ちんぴ)はみかんの皮のことです。陳皮はみかんの皮ですから、柑橘類特有の甘酸っぱい爽やかな香りを放ちます。

味は少し苦味があり、漢方として重宝されています。

陳皮は、咳止めや痰を切る作用があり、食欲不振に良いと言われています。

柑橘類

レモン

心身ともにリラックスする香りとさっぱりとした口辺り、そして強い酸味が持ち味のレモン。

はじけるような酸味と言えばレモンが最適です。

レモンは、毛細血管を丈夫に保つ働きや、動脈硬化、血栓予防などに役立つ役割があります。

ライム

柑橘類の薬味として定番のライムは、レモンと同じように酸味がある薬味です。

しかし、酸味の中に独特の苦味を感じられます。

レモンに近い香りを放ちますが、より角が立つ香りをしています。ライムは、疲労回復や免疫力アップ、成人病予防などの役割があります。

ゆず

ゆずは香酸柑橘と呼ばれる品種で、果肉を食べるのには向いていないとされています。

そのため、ゆずは主に果汁の酸味を風味付けする用途で使われる薬味らしい柑橘類です。

酸味と少しの苦味を感じるゆずは、悪玉コレステロールを抑制したり、炎症性の痛み、膀胱炎などにも効果があるとされています。

カボス

カボスもゆずと同様に香酸柑橘類に含まれる品種です。

しかし、カボスは香酸柑橘類の中では酸味が少ないのが特徴で、余計な酸味が不要な場合に適しています。

食材の持ち味を邪魔することはないため、薬味として香りのみを味わいたい際にピッタリです。

カボスは、筋肉に溜まった乳酸を原因とする肩こりや頭痛の緩和、胃液の分泌を正常にする役割などもあります。

スダチ

スダチは上品ながら引き立つ香りと酸味を味わえます。

カボスとよく似ていますが、カボスは控えめな香りをしているため、香りの感じ方が大きく異なります。

柑橘類で薬味として使うなら、スダチを選ぶ方も多いようです。

スダチは、新陳代謝を高めたり、疲労回復や体の中の不要な塩分を外に排出する力を持っています。

シークヮーサー

シークヮーサーは、レモンに近いくらいの強い酸味を感じます。

人によってはレモン+みかんを足して割ったような味と表現する方もいます。

爽やかで酸味感の強い味を感じられます。

シークヮーサーは、血糖値の上昇を抑制し、高血圧の改善などに役割があります。

ダイダイ

ダイダイも香酸柑橘類に含まれます。ダイダイも柑橘らしい強い酸味とさっぱりした味わい、苦味が特徴ですが、香りにクセがないため扱いやすい薬味となります。

ダイダイは、蓄積した乳酸の代謝分解を促して疲労回復や高血圧予防などに働きかけます。

種子類

ゴマ

小さい粒に旨みが詰まったゴマは、すったものも人気です。

粒が残っているゴマも、歯に当たるとプチッと弾けるような食感を楽しめます。

ゴマは、コレステロールの減少や脂質代謝の促進などに働きかけます。

ラッカセイ

おやつやおつまみのイメージでお馴染みのラッカセイ。

香ばしく食欲を刺激される風味と凝縮された旨みは格別です。

ラッカセイは、感染症の予防やアレルギー症状の緩和、皮膚や粘膜などの働きを手助けする役割があります。

クルミ

クルミは、強いコクと苦味や渋味を感じる奥深い味わいをしています。

クルミは心地良く鼻から抜けるまろやかな香りを楽しめます。クルミは、睡眠の質を向上させ、薄毛対策などにも役立つとされています。

松の実

松の実は、口の中でほんのりと広がる甘さと油分が風味をまろやかに感じさせます。

中には苦味や酸化したような香りを感じるものも多いですが、松の実の味は非常に贅沢な味わいです。

松の実は、炎症や発熱を抑制し、アトピーやアレルギーの緩和などに働きかけます。

マカダミアナッツ

ナッツの中で食べられていることが多いマカダミアナッツは、淡白ながらも油分が多く、ナッツらしい旨みやコクを感じます。

マカダミアナッツは、糖尿病予防や美肌効果、貧血予防などに役割を果たします。

果実類

梅干し

使う食材を選ばない梅干しは、強烈な酸味が鼻を突きぬける風味でお馴染みです。

物によってはしそ漬けや甘みを重視したフルーティーな味わいの梅干しもあります。

梅干しは、老廃物の蓄積を抑制し、血流促進やカルシウム、鉄などの吸収を促す役割を持っています。

干しブドウ

ブドウを乾燥させた干しブドウは、別名レーズンと呼ばれていますよね。

干しブドウは、乾燥させた実から溢れ出す微かな酸味と甘さが楽しめます。

干しブドウは、腸内環境を整えて血糖値の上昇を抑制する役割などがあります。

クコの実

クコの実は、非常に薄い味わいをしています。生臭い香りを放つものもあり、トマトに似たような味わいをしています。

クコの実を生で食べる機会はあまりないと言えますが、中国では漢方薬の成分に使われることもしばしばです。

クコの実は、眼精疲労の回復や抗酸化作用、滋養強壮などに良いと言われています。

魚・動物性のもの

削り節

動物性のものには削り節も薬味の一つです。削り節は周知の通り、風味も味も非常に高いものです。

上品な香りを手軽に食べられる薬味の一つと言えるでしょう。

削り節は、生活習慣病予防や血圧の正常化などの役割があります。

サクラエビ

サクラエビは、エビの強い旨みが凝縮された風味と味があります。

淡白な食材と合わせると、格段においしさがアップする薬味です。

サクラエビは、筋力の維持や血流促進、コレステロールを減少させる役割があります。

ちりめんじゃこ

ちりめんじゃこは天日干しされて乾燥しているため、イワシ類の旨みやふわっと広がる香りを楽しめる薬味の一つです。

ちりめんじゃこは、骨や歯を形成し、中性脂肪の低下やアルツハイマー病の予防にも役立ちます。

その他

天かす

天かすは淡白な味の食材にインパクトをプラスしてくれます。

天かす単体ではそこまではっきりとした味わいではありませんが、卵料理や豆腐料理などの薬味として使えば味のレベルがグッと上がります。

たんぱく質や脂質、炭水化物、ナトリウムなどが含まれていますが、高カロリーのため薬味として少量ずつ食べると良いですね。

油揚げ

油揚げは口いっぱいに広がる強い旨みと、コク、香ばしい風味を楽しめます。

油揚げは、認知症予防効果や骨密度の維持などの役割を担います。

油条

油条(ヨウティアオ)は、中華揚げパンのことです。小麦粉を練って油で揚げて作られます。

単体では味がそこまではっきりしているものではありませんが、小麦のふくよかな香りが楽しめます。

油条は小麦粉と油で出来ているため、薬味として少量程度楽しむ食べ方が良いでしょう。

最後に

様々な料理に何気なく添えられている薬味には、種類によってあらゆる役割があることが分かりました。

少しクセがありますが、どの薬味も料理にアクセントを与える重要な存在です。

どの料理に何の薬味が合うか分からないといった点や、どのような味に仕上がるのか分からないという方は是非今後の参考にしてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

日々のストレスで心が疲れてしまったら、まず休息・睡眠をとることが大切です。

さらに、食事からビタミンB群・ビタミンC・カルシウムなどの栄養素を上手にとれば、体の中からストレスに立ち向かうサポートをしてくれます。

そこで、今回はストレス対策に有効と言われる料理をご紹介します。

手軽に出来る料理なので、心が疲れた時などに召し上がってみて下さい。

  1. ストレス対策におすすめの料理
    1. ストレス対策におすすめの料理1.豚肉の冷しゃぶサラダ
    2. ストレス対策におすすめの料理2.マグロと納豆のとろろ和え
    3. ストレス対策におすすめの料理3.小魚とひじきの煮物
    4. ストレス対策におすすめの料理4.緑黄色野菜のチーズグリル
    5. ストレス対策におすすめの料理5.フルーツボウル
  2. 最後に
    1. 関連

ストレス対策におすすめの料理

ストレス対策におすすめの料理1.豚肉の冷しゃぶサラダ

豚肉に豊富に含まれるビタミンB1には、神経のはたらきを正常にする効果があります。

サラダに加える野菜は、ビタミンCたっぷりのブロッコリーやキャベツがおすすめです。

ビタミンCは、抗ストレスホルモンの材料となり、ストレスへの耐性を高めてくれると言われています。

ストレス対策におすすめの料理2.マグロと納豆のとろろ和え

ストレスにさらされると、抗ストレスホルモンの分泌量が増えます。

すると、体内のタンパク質の分解が促進されてしまうので、良質のタンパク質を補う必要があるんです。

中でもマグロ・納豆はタンパク源として優秀な食品で、トリプトファンという必須アミノ酸が豊富な食品。

このトリプトファンは、神経伝達物質「セロトニン」の生成に欠かせない存在で、心を穏やかにするはたらきがあるんですよ。

ストレス対策におすすめの料理3.小魚とひじきの煮物

小魚や干しエビなどには、神経の興奮を抑える作用があるカルシウムがたっぷり含まれています。

だからといって、カルシウムをたくさん摂取しても、イライラ抑制効果が得られるというわけではありません。

残念ながら。

実は、体内のカルシウムは、不足時には骨に蓄えた分から補ったり、十分なときは骨に貯蔵したりと調整されています。

つまり、常に丁度よいバランスになるようコントロールされているんです。

しかし、慢性的にカルシウムが不足すると、蓄えも尽きてしまいますので、カルシウムの貯金が無くならないよう、普段からしっかりカルシウムをとるのが大切なんです。

小魚とマグネシウムが豊富なひじきを組み合わせることで、カルシウムの吸収率がアップさせますのでお勧めなんです。

ストレス対策におすすめの料理4.緑黄色野菜のチーズグリル

かぼちゃ・パプリカ・にんじんなどの緑黄色野菜に、オリーブオイル・チーズをかけてグリルするメニューです。

ストレスにさらされると、通常より多く発生してしまうのが活性酸素。

活性酸素は、体に対していろいろと悪さをします。

この活性酸素を除去するためには、ビタミンA(β‐カロテン)・ビタミンC・ビタミンEなどの「抗酸化ビタミン」を積極的にとることが必要なんです。

そこでビタミンA(β‐カロテン)やビタミンCなどが豊富な緑黄色野菜と、ビタミンEを多く含むオリーブオイルを組み合わせれば「抗酸化ビタミン」をしっかり補給できますよ。

さらに、チーズからは、興奮や不快感を鎮めるトリプトファンも補えちゃうんです。

ストレス対策におすすめの料理5.フルーツボウル

いちご・キウイなどのビタミンCが豊富な果物・ナッツ類・アサイー・ヨーグルトを合わせ、メープルシロップをかけたデザートもお勧め。

フルーツからは、ストレス時に消耗しがちなビタミンC、ナッツ類からは、自律神経を調整するビタミンE、アサイーからは、ビタミンB群・ビタミンE・カルシウム・マグネシウムなどストレス対策に有効な栄養素をとることができます。

またヨーグルトのような発酵食品には、腸内環境を整える効果があり、ストレスによる腹痛や下痢を防ぐ助けになります。

さらに、メープルシロップは、カロリー低めでミネラルがたっぷりなのでイライラして、無性に甘いものが食べたいときに使うのもいいかも。

最後に

ストレスがたまると、体の中の栄養素が消費されて体調を崩しがちです。

適度なストレスは、必要とも言われてもいますが溜め過ぎはNGです。

ストレスが多い現代社会、適度に休息も設けるようにして、がんばり過ぎに注意してくださいね。

最近では運動と脳に関する研究が進んでいます。

最新の研究では、運動を取り入れることによって脳細胞が増えたり、脳内物質の分泌が活発になるなどして、記憶力・認知力・実行力が向上することがわかってきています。

運動はダイエットや筋力を保つだけではなく、脳のコンディションを整えるためにも効果があるようです。

では一体、どんな運動をすれば良いのでしょうか?

  1. 有酸素運動で記憶力を高める
  2. 運動で「幸せホルモン」を増やしてポジティブ思考に
  3. やったもん勝ち!脳のパフォーマンスを上げる運動
    1. 1.ジョギング・ウォーキング・サイクリング
    2. 2.よく噛んで食べる
    3. 3.呼吸(深呼吸を繰り返す)
  4. 最後に
    1. 関連

有酸素運動で記憶力を高める

「脳に良い運動」って、ウォーキング?

それとも、スクワットがいいのでしょうか?

エネルギー代謝の種類で運動を区別する時に、酸素を使って糖質や脂質をエネルギーに変える「有酸素運動」と、短時間で強い負荷がかかり、エネルギーを作るのに酸素がいらない「無酸素運動」があります。

脳にもたらす影響としては、有酸素運動は脳の神経伝達物質を増やしたり、脳の血管や新しい細胞を生み出す効果があると言われています。

日本で行われた研究では、ウォーキングやヨガなどの軽い運動をわずか10分程度行うだけで、脳の学習・記憶をつかさどる海馬が刺激され、記憶力を高められるそうですよ。

忙しい方、体力に自信のない人でもすぐにできる運動です。

記憶力や実行力など脳の機能別にどんな運動が効果的かという研究も進められており、今後明らかになってくる結果にも注目ですね。

運動で「幸せホルモン」を増やしてポジティブ思考に

たくさんある脳内の神経伝達物質の中で、記憶力や感情に関係する「セロトニン」や「エンドルフィン」は、運動で分泌量が増えたり、活性化されます。

「セロトニン」の活性化には、ウォーキングやジョギングなど「一定のリズムを刻む運動」が効果的と言われています。

セロトニンは脳内の情報伝達のバランスを整える神経物質で、脳内のセロトニン量が増えると心が落ち着いてさわやかな気分になり、集中力も高まります。

不安や抑うつ感なども改善され、元気が出てポジティブな気分になると言われています。

「エンドルフィン」も脳内の神経伝達物質の一つで、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られます。

やったもん勝ち!脳のパフォーマンスを上げる運動

1.ジョギング・ウォーキング・サイクリング

ゆっくりで良いので、10~30分間行いましょう。

おすすめの時間帯は朝。

交感神経が活性化され、心拍数が上がり血行が良くなり、脳への血流もアップ。

交感神経が優位な時間が増えると意欲的になり、ポジティブな思考になりやすいで、仕事などで座りっぱなしの方は、こまめに立ち上がって歩くことで運動効果が上がります。

西オーストラリア大学などが中高年を対象に行った研究では、一定時間の間にウォーキングをしたグループの方が座ったままのグループよりも記憶力や実行力が高いということがわかったそうです。

1時間に1度は立ち上がったりトイレに行くなどを心がけると仕事効率がアップの期待が高まりますよ。

2.よく噛んで食べる

よく噛むことも脳の活性化につながるとの研究が進められています。

食事の際は30回以上噛む、ガムを噛むなどすると、脳の前頭前野や海馬にも刺激が与えられ、記憶力や認知力が高まると言われています。

朝は朝食をしっかり噛んで食べて、午後に仕事中に眠くなったり頭が働かないなと感じたら、出来るならガムを噛んでみてください。

食事をする際は噛む回数を数ると、噛むことに意識をむけられるのでより効果的です。

3.呼吸(深呼吸を繰り返す)

忙しく動き回っていたり、仕事や作業に集中していると、リラックスしているときと比べて呼吸の回数が少なくなったり、呼吸が浅くなります。

「息をつく暇がない」「息抜き」などの慣用句の表す通り、呼吸は私たちの心理状態とも深いつながりがあるんです。

深呼吸を繰り返すことで副交感神経が活性化し、心身がリラックスし、ストレス解消に役立てて仕事の効率アップにつながりますよ。

また腹式呼吸を意識すると、「ドローイン」というエクササイズもあるように、横隔膜を意識してを動かして深呼吸を繰り返すことによりインナーマッスルを鍛えることもできます。

最後に

運動をすると脳の働きを良くするだけでなく、心身の健康にも役立ちます。

頭の働きや体調を常に良い状態に保つ努力をし、自分で自分のコンディションをコントロールして、様々なことに前向きに取り組みに役立立てみて下さい。

 

 

 

 

 

 

野菜を食べた方が良いとわかってはいるが、不足している野菜を毎日今より増やすのは、難しい感じる方も多いのではないでしょうか?

しかし今よりも上手く野菜を取り入れると、カロリーコントロールしやすくなったり、ビタミンやミネラルが摂れ体の調子が整いやすくなったりとメリットがあるんです。

今回は野菜を手軽に増やすコツをご紹介します。

  1. 野菜を手軽に増やすコツ
    1. 野菜を手軽に増やすコツ1・冷凍野菜をストックする
    2. 野菜を手軽に増やすコツ2・おかずやスープを作り置きしておく
    3. 野菜を手軽に増やすコツ3・カット野菜を利用する
    4. 野菜を手軽に増やすコツ4・温野菜を取り入れる
    5. 野菜を手軽に増やすコツ5・朝食に野菜をプラスする
  2. 最後に
    1. 関連

野菜を手軽に増やすコツ

野菜の目標量は1日350g(副菜5皿分)とされています。

生野菜だけで食べようとすると多い野菜もコツをつかめば、今より多くの野菜を摂取できますよ。

忙しいときでも実践しやすい、野菜を手軽に増やすコツをご紹介します。

野菜を手軽に増やすコツ1・冷凍野菜をストックする

ブロッコリーやほうれん草、オクラ、かぼちゃ、里芋などの冷凍野菜は、日持ちするうえに包丁いらずで使えるため、手軽に野菜を増やせます。

あと1品足りないときに電子レンジを使って調理したり、汁物にちょい足しして具だくさんにしたりと、さまざまな活用法があります。

また最近では、冷凍野菜が数多くスーパーでも買えるようになっていますので、その冷凍野菜を活用するのもお勧めです。

野菜を手軽に増やすコツ2・おかずやスープを作り置きしておく

お浸しや和え物、炒め物などの野菜を使ったおかずや、具だくさんのスープを作り置きしておくと、食べたいときにすぐに食べられて便利です。

またレタスやキャベツなどをまとめてカットしておき、サラダとしてすぐに食べられるよう準備しておくっていうのもいいと思いませんか。

ただし気温が高い時期は作り置きしたものが傷みやすくなるため、必ず冷蔵庫で保存し、早めに食べきるようにしてください。

野菜を手軽に増やすコツ3・カット野菜を利用する

スーパーやコンビニで手軽に手に入るカット野菜は、加熱用であれば炒め物やスープに、生食用であればそのままサラダとして食べられます。

忙しいときでも簡単に野菜メニューができるため、手軽に野菜を増やせます。

野菜を手軽に増やすコツ4・温野菜を取り入れる

野菜を生で食べるより、加熱して食べる方がカサが減るためたっぷり食べられます。

野菜の量を増やしたいときは、炒め物や煮物、スープ、鍋ものなど、温野菜を取り入れましょう。

野菜を手軽に増やすコツ5・朝食に野菜をプラスする

少し面倒ですが、ご飯やパンなど簡単になりがちな朝食に野菜をプラスすると、1日トータルの野菜摂取量を増やすことができます。

作り置きしたスープや常備菜を取り入れたり、電子レンジで簡単に温野菜を作ったりと、忙しい朝でも取り入れやすい方法を探してみてはいかがでしょうか。

最後に

まず自分の野菜摂取量が足りているかどうか、食事記録をつけてみてチェックすることをお勧めします。

体の調子を整えて毎日元気に過ごすためにも、野菜たっぷりのバランスの良い食事を心がけてみませんか。

こんな経験ありませんか?

気付いたら冷蔵庫の中で野菜が変に柔らかくなっていた、傷んでいた、腐ってた…

なんて経験をした方はたくさんいるはずですよね。

毎日取り入れたい野菜は、少しでも長持ちさせて最後まで使い切りたいのが人情だと思います。

今回は野菜が長持ちするアイデアを紹介しますので、ぜひ試してみて下さい。

  1. 冷蔵庫でも野菜が傷む理由は?
  2. 野菜が長持ちさせるポイント
    1. 冷蔵が必要な野菜は購入後すぐに冷蔵庫(野菜室)へ
    2. 乾燥させないようにする
    3. 鮮度保持袋を使う
    4. 冷蔵庫に入れない方が良い野菜は常温で
    5. 冷凍出来る野菜は新鮮なうちに冷凍する
  3. 最後に
    1. 関連

冷蔵庫でも野菜が傷む理由は?

野菜が傷む理由には、野菜に付着している微生物の増殖、老化ホルモンとも呼ばれるエチレンの生成などがあります。

微生物が増殖してしまうことで腐敗が進むことや、エチレンにより野菜が成熟されてしまうことで野菜が傷んでしまうのです。

また野菜の鮮度が落ちる要因として、乾燥してしまうこともあげられます。

意外と冷蔵庫内って乾燥しているんですよ。

野菜を長持ちさせて最後までおいしく使い切るには、これらの影響を少なくすることがポイントです。

野菜が長持ちさせるポイント

野菜を冷蔵庫で保存する際のポイントと、冷凍保存の方法についても紹介します。

冷蔵が必要な野菜は購入後すぐに冷蔵庫(野菜室)へ

野菜を劣化させてしまう微生物は、温度が低い場所では増殖がゆっくりになります。

買ってきて室温に置いたままにしておくと、微生物が増えやすい環境に放置してしまうことになるんです。

冷蔵が必要な野菜やカットされた野菜は、購入後なるべく早く冷蔵庫(野菜室)に入れて保存するのがポイント。

乾燥させないようにする

冷蔵庫内は乾燥しやすいこともあり、野菜の新鮮さが失われてしまう一因があるんです。

冷蔵庫内で乾燥しないよう対策することで、新鮮さを保てます。

たとえばネットに入ったオクラや、大根まるごと1本などの包装されていない野菜は、ポリ袋に入れたりラップで包んだり、新聞紙やキッチンペーパーで包んだりしてから冷蔵庫に入れるのがポイント。

また水分の多い白菜、きゃべつなどは、芯の部分に濡らしたキッチンペーパーをあて、ラップで包むことで乾燥を防げます。

このように、野菜によって保存方法を工夫して、乾燥させないよう対策して野菜を少しでも長持ちさせることに役立ちます。

鮮度保持袋を使う

「鮮度保持袋」といわれる野菜の保存用袋を使うことで、エチレンによる野菜の老化を防ぐのに役立ちます。

製品により仕組みはさまざまですが、袋がエチレンを吸着分解するほか、野菜が適度な湿度になるよう工夫されているものもあるようです。

使い方は簡単で、買ってきた野菜を鮮度保持袋に移し替えるだけなんです。

これだけで保存期間を延ばすことができるなんて嬉しいですね。

「鮮度保持袋」はスーパーや100円ショップなどで比較的安価に手に入りますので、ぜひ手に試してみて下さい。

冷蔵庫に入れない方が良い野菜は常温で


冷蔵庫に入れない方がいい代表的野菜、フルーツは以下のとおりです。

  • トマト
  • きゅうり
  • なす
  • さやいんげん
  • さつまいも
  • ショウガ
  • バナナ
  • レモン
  • グレープフルーツ
  • パイナップル

これらは、冷蔵庫に入れると、味や食感が落ちてしまったり、傷みやすくなったりすることがあります。

そのため、常温で保存するのがおすすめです。

また、冷蔵庫に入れても問題ない野菜でも、冷蔵庫に入れると栄養価が下がってしまうものもあります。

例えば、ほうれん草やブロッコリーは、冷蔵庫に入れるとビタミンCが減少してしまうため、常温で保存するのがおすすめです。

野菜の保存方法は、野菜の種類によって異なります。

そのため、野菜の保存方法について、詳しく知りたい場合は、インターネットや料理本などで調べてみてはいかがでしょうか。

意外と勘違いしてることに気づくかもしれませんよ。

冷凍出来る野菜は新鮮なうちに冷凍する

意外と多くの野菜は冷凍保存ができ、冷蔵保存に比べると長持ちします。

保存期間は1~2か月程度が目安です。

野菜をまとめ買いしたり、たくさん貰ったりした場合は、新鮮なうちに冷凍しておくと便利ですよ。

冷凍できる野菜として白菜やきゃべつ、小松菜、にんじん、きのこなどは生のまま冷凍できます。

切ってから冷凍用保存袋に入れて冷凍すれば、使いたいときに使いたいだけ取り出せて便利なだけでなく、そのまま使えるので調理時間の短縮にもつながります。

ただし、残念な事に保存期間が長くなるのですが冷凍するとシャキシャキ感がなくなってしまいます。

冷凍した野菜はスープや煮びたし、煮物などの料理に使うなどにしてはいかがでしょうか。

最後に

野菜は工夫次第では何もしないより長持ちしてくれます。

手間は掛かりますが、野菜を長持ちさせる事は食品ロス対策としても役立ちます。

もう気づいたら傷んでいた!なんてことが減らせるよう、できそうな工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

香りの効果が期待されるハーブ。

手軽な利用法としてハーブティーが有名ですが、実はいつものお料理をワンランクアップさせる食材、害虫対策、鳩対策にも大活躍してくれます。

ハーブの種類別の効果と活用法をご紹介します。

  1. ハーブ種類と活用法
  2. ハーブの効果・料理法
    1. ローズマリー
    2. ミント
    3. バジル
    4. オレガノ
    5. タイム
    6. フェンネル
  3. ハーブの防虫効果
  4. ハーブの鳩除け効果
  5. 最後に
    1. 関連

ハーブ種類と活用法

ハーブには、料理に使われるもの、お茶に使われるもの、精油として使われるようなものなど、さまざまな種類があります。

料理によく使われるハーブには、バジル、パセリ、タイム、ローズマリー、セージなどがあり、これらのハーブは、料理の風味付けや色付けに使われます。

お茶によく使われるハーブには、カモミール、ローズヒップ、レモングラス、ペパーミントなどがあります。

これらのハーブは、リラックス効果や美容効果があると言われています。

精油としてよく使われるハーブには、ラベンダー、ローズマリー、ユーカリ、ティーツリーなどがあります。

これらのハーブは、香りを楽しむだけでなく、リラックス効果や殺菌効果があるとされています。

 

ハーブの効果・料理法

ローズマリー

青い花が美しいシソ科のローズマリーには、殺菌効果や血行促進の効果があるといわれています。

香りが強く、肉や魚と一緒に調理すると風味がつき臭み消しにもなります。

ミント

メントールの爽やかな香りには抗菌効果や健胃効果、鎮静効果が期待できます。

お菓子の香りづけや、デザートの飾り、またはラム肉などのクセの強い肉料理のソースにもよく合います。

バジル

「ハーブの王様」と呼ばれ、爽やかな香りでサラダやドレッシング・炒め物・煮込み料理とオールマイティに使えるのが特徴です。

香り成分は揮発性のため、お料理の最後に加えるとフレッシュな香りを楽しむことができます。

オレガノ

独特の香りはクセのあるラム肉やいわしなどの青魚料理に使うとよいでしょう。

トマト料理やチーズとの相性も良いので、ピザやパスタにもおすすめです。

タイム

肉の生臭さを消すとともに、殺菌、防腐効果が期待できるといわれています。

若干の苦味が特徴で、煮込み料理やソース類の風味づけにもおすすめです。

フェンネル

日本では「ういきょう」として知られるハーブで、「魚のハーブ」と呼ばれるほど、魚料理との相性が良いのが特徴です。

消化促進効果や食欲増進効果が期待でき、穏やかな風味なので葉や茎の部分はサラダにも使われます。

ハーブの防虫効果

ハーブには、虫が嫌がる成分や香りが含まれています。

そのため、ハーブを栽培したり、ハーブの精油をスプレーしたりすることで、虫除け効果が期待できます。

虫除け効果のあるハーブには、次のようなものがあります。

  • ラベンダー
  • ローズマリー
  • レモングラス
  • ペパーミント
  • タイム
  • ユーカリ
  • シトロネラ
  • シナモン
  • レモンバーム
  • カモミール

これらのハーブは、虫除けスプレーやサシェ、虫よけ線香などの原料として使用されています。

また、ハーブを栽培することで、虫を寄せ付けない効果も期待できます。

ハーブは、自然由来の虫除け剤として人気があり、化学物質を使用した虫除け剤に比べて、安全で効果的です。

また、虫除け効果だけでなく、リラックス効果や美容効果など、さまざまなメリットがあります。

ハーブを虫除けとして活用してみてはいかがでしょうか。

ハーブの鳩除け効果

平和の象徴と言われる鳩も人によっては、害鳥です。

実は鳩は、人間にとって害になる鳥です。

鳩は、糞尿を落とすことで、建物や家具を汚し、病気を媒介することもあります。

また、鳩の鳴き声は、人間の生活に大きな支障を与えます。

またの名を空飛ぶゴキブリとまで言われています。

鳩を寄せ付けないためには、さまざまな方法がありますが、その一つがハーブを利用することです。

鳩は、ハーブの香りを嫌うため、ハーブを植えたり、ハーブの精油を散布したりすることで、鳩を寄せ付けない効果が期待できます。

鳩除け効果のあるハーブには、次のようなものがあります。

  • ラベンダー
  • ローズマリー
  • レモングラス
  • ペパーミント
  • タイム
  • ユーカリ
  • シトロネラ
  • シナモン
  • レモンバーム
  • カモミール

これらのハーブを植えれば、鳩を寄せ付けない効果が期待できます。

また、ハーブの精油をスプレーしたり、ハーブを乾燥させて撒いたりすることでも、鳩除け効果が期待できます。

ハーブは、自然由来の鳩除け剤として人気があり、化学物質を使用した鳩除け剤に比べて、安全で効果的です。

また、鳩除け効果だけでなく、リラックス効果や美容効果など、さまざまなメリットがあります。

ハーブを鳩除けとして活用してみてはいかがでしょうか。

最後に

ハーブは、料理、お茶、精油など、さまざまな用途に使用できる万能なものです。ハーブの種類はたくさんあるので、自分の好みや目的に合わせて、お気に入りのハーブを見つけてみてください。

そして活用法を知れば、グッと身近な食材にもなるばかりではなく、害虫対策、鳩除けなどにも効果が期待できます。

ぜひ日頃の生活にとり入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

夏の体調不良の対策は食生活で!

その他

暑い日が続くと食欲が低下したり、体が重くだるいと感じることはありませんか?

こうした夏場にみられる体調不良は、生活環境や食生活などが関係すると言われています。

今回はそんな夏に増えがちな体調不良対策について、知っておきたい食事のポイントについてです。

  1. 夏場のだるさや疲れやすさの原因は暑さだけ?
  2. 夏の体調不良を予防するポイント
    1. 夏の体調不良を予防するポイント1・こまめな水分補給
    2. 夏の体調不良を予防するポイント2・夏野菜を食べる
    3. 夏の体調不良を予防するポイント3・温かい汁物を食べる
  3. 夏の体調不良に特にとり入れたい栄養素があった
    1. 疲労回復に「ビタミンB1」
    2. ストレスに「ビタミンC」
    3. たくさんの汗に「ミネラル」
  4. 最後に
    1. 関連

夏場のだるさや疲れやすさの原因は暑さだけ?

夏の体調不良に起こりやすい原因は、次のことが上げられます。

・冷房の効いた部屋と外の温度との寒暖差
・気圧の変化や高温多湿な夏の気候
・暑さでに睡眠が十分にとれない睡眠不足
・汗をたくさんかくことで起きる水分不足
・冷たいものを食べすぎによる胃腸への負担

その症状として、なんとなく体がだるい、疲れやすい、食欲不振などの体調不良が現れます。

心当たりありませんか?

夏の体調不良を予防するポイント

さまざまな原因の予防策として、十分な睡眠や温度調節などが上げられますが、今回は夏の体調不良を予防する食事について取り上げてみました。

夏の体調不良を予防するポイント1・こまめな水分補給

たくさん汗をかく季節には水分補給が大切で大原則です。

だるさや疲れを感じる前、一日を通して喉の渇きを感じる瞬間がない程度こまめに水分をとりましょう。

特に、起きたとき、寝る前、スポーツ中やその前後、入浴の前後、野外だけでなく室内でものどが渇く前に水分補給をするがポイント。

夏の体調不良を予防するポイント2・夏野菜を食べる

きゅうり・トマト・すいかなど、夏が旬の食べ物は、汗をかくことで失われがちなカリウムや水分を含んでいます。

抗ストレスビタミンのビタミンCも豊富に含まれるので、暑さにストレスを感じる方は、夏野菜を意識してとるようにすることもお勧めです。

夏の体調不良を予防するポイント3・温かい汁物を食べる

冷たい食べ物は胃腸を弱らせる原因に。夏でも温かいものを食べるようにしましょう。

お味噌汁なら汁に溶け込んだ栄養素もそのまま食べられます。

例えば、豚汁なら疲労回復を助けるビタミンB1が、あさりやしじみ汁なら肝機能を高めると言われるタウリンが含まれます。

夏の体調不良に特にとり入れたい栄養素があった

夏の体調不良対策には、3食バランスよく食べることが基本ですが、特にとり入れたい栄養素を3つご紹介します。

疲労回復に「ビタミンB1」

ビタミンB1は、疲労回復に役立つ栄養素と言われています。

にんにくやネギに含まれるアリシンと一緒にとると体に吸収されやすくなります。

例えば、豚肉をにんにく醤油で炒めたり、冷ややっこの薬味にネギをのせるなど工夫してみましょう。

《多く含む食品》 豚肉・うなぎ・大豆製品

ストレスに「ビタミンC」

夏は、暑さや寒暖差などでストレスを感じやすくなります。

ビタミンCは、ストレスを感じると消費されるビタミンなので、この時期には特にとりたい栄養素の一つです。

さらに抗酸化作用を持つビタミンA・ビタミンEと一緒に食べるとそれぞれの栄養素が持つ働きを高める相乗効果が期待できます。

《多く含む食品》 ゴーヤ・トマト・キウイなどのかんきつ類

たくさんの汗に「ミネラル」

たくさんの汗をかくと水分の他にカラダからナトリウムやカリウムなどのミネラルも失われます。

水分と塩分補給についてはよく耳にしますがミネラルの補給にも気を使いたいものです。

ナトリウムは塩分で、カリウムは主に野菜や果物・海藻類に含まれます。

夏に食べる機会が多くなる麺類のトッピングにほうれん草や海苔をのせて、ミネラルをとる工夫をしてみましょう。

《多く含む食品》 ほうれん草・モロヘイヤ・海苔・バナナ

最後に

コロナ対策に着用している夏の屋外でのマスク着用も体調不良の一因になる場合があり、懸念されています。

マスクを外しても良い場面では無理をせず、外して過ごしましょう。

暑さが厳しい日は、適度に体を休めながらしっかりと食事から栄養をとって、夏の体調不良にならないよう上手く乗り切りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野菜は家庭の食卓には欠かせない食品の上、健康維持の為にも多く提供したいものです。

ただし、野菜の価格は天候に左右されるのが多い上、季節の違う野菜も一年中食べられるようになって、その野菜を生産する時に必要な燃料費にも影響を受けてしまいます。

 

昨今さまざまなものが値上げされ、家計への負担が大きくなってきました。

食費は、節約をしながらも、栄養不足にならないようにしたいですよね。

特に、野菜はビタミンやミネラル、食物繊維の供給源となるので、私たちの健康に大きく関わっています。

そこで安くても栄養価の高い野菜をご紹介します。

  1. 安価で栄養価の高い野菜
    1. 安価で栄養価の高い野菜1・豆苗
    2. 安価で栄養価の高い野菜2・大豆もやし
    3. 安価で栄養価の高い野菜3・かぼちゃ
    4. 安価で栄養価の高い野菜4・小松菜
    5. 安価で栄養価の高い野菜5・にんじん
  2. 最後に
    1. 関連

安価で栄養価の高い野菜

安価で栄養価の高い野菜1・豆苗

豆苗は、中国原産のエンドウの若芽で、日本では1970年代に中国から伝来し、現在ではスーパーマーケットで手軽に購入できるようになりました。

豆苗は、β-カロテンやビタミンC、ビタミンB群、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。

β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。

ビタミンCは、抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の予防に効果的です。

ビタミンB群は、エネルギー代謝や神経系の働きを助ける働きがあります。食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。

豆苗は、アク抜きの必要がなく、炒め物やスープ、サラダなど、さまざまな料理に使うことができます。

また、生で食べることもできます。

豆苗は、栄養価が高く、調理が簡単なため、健康的な食生活を送りたい人におすすめの食材です。

■おすすめの食べ方
・豆苗サラダ
豆苗は、生のまま食べてもおいしい野菜です。β-カロテンなどの脂溶性ビタミンを含むので、オリーブオイルなどを使ったドレッシングにすると吸収率が上がります。

・豆苗とにんにくの油炒め
にんにくと一緒に油炒めにすると風味が増します。シンプルに塩コショウでもおいしいです。

安価で栄養価の高い野菜2・大豆もやし

大豆もやしは、大豆を発芽させて育てた料理用野菜で、発芽した大豆を日陰に置き、根が長くなるまで水をやることで育てられます。

大豆もやしはアジア諸国で広く栽培され、消費されています。

大豆もやしは、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。

また、食物繊維も多く含まれているため、便秘の解消や腸内環境の改善に効果的です。

大豆もやしは、サラダ、ナムル、炒め物、スープなど、様々な料理に使用することができますしまた、大豆もやしをそのまま食べても、栄養価の高い健康的な食事になります。

■おすすめの食べ方
・大豆もやしのナムル
さっとゆでた大豆もやしを、胡麻油と塩で和えただけの簡単料理です。作り置きをしておくと、付け合わせにしたり、丼ものにトッピングしたり活躍します。レンジでも簡単・時短で作れます。

安価で栄養価の高い野菜3・かぼちゃ

今回おすすめするのは西洋かぼちゃです。

1年中スーパーで買え、子どもからお年寄りまで食べやすい野菜でありながら、栄養価も高い野菜です。

かぼちゃにはビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維が含まれています。

■おすすめの食べ方
・かぼちゃのレンジ蒸し
一口大にカットして電子レンジで蒸したあと、温かいうちにバターで和えるだけの簡単な一品です。お好みで少し塩を加えると甘しょっぱくなり、箸が進みます。

安価で栄養価の高い野菜4・小松菜

小松菜はビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄分を含んでいます。

特にカルシウムは野菜の中でもトップクラスの含有量で、ほうれん草の3倍以上含まれています。

小松菜を食べるときはビタミンDを含むきのこ類などと一緒に食べると効率よくカルシウムを摂ることができます。

■おすすめの食べ方
・小松菜としらす干しときのこのおひたし
茹でた小松菜としめじなどのきのこを、ポン酢で和えます。さらにしらす干しやちりめんじゃこなどをプラスすると、カルシウムの摂取量がアップします。

安価で栄養価の高い野菜5・にんじん

1年中手に入れることができ、さまざまな料理に使うことができます。

にんじんにはビタミンA(β-カロテン)、カリウム、食物繊維が含まれています。

特にビタミンA(β-カロテン)が豊富で視覚や目の健康を守る働きがあります。

にんじんは皮にも栄養があるため、一緒に食べるのがおすすめです。

■おすすめの食べ方
・にんじんのフライパンロースト
にんじんは、ゆっくり加熱すると甘味が増します。好きな切り方でカットして、油をひいたフライパンで弱火でじっく焼いてから、塩やしょうゆを少々加えるだけのシンプルな味付けでもおいしく食べられます。長めの千切りで、作り置きにしておくと、そのままでも付け合わせになりますし、卵焼きに入れるなどほかの料理に手早くプラスできて便利です。

最後に

野菜は旬や地元野菜、冷凍野菜などを買うと値段を抑えられることがあります。

また、最近では食品ロスの取り組みをしているところも多いので、そういったサービスを利用するのもおすすめです。

食費を抑えながら、栄養価の高い野菜を選べるといいと思いませんか。

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