シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その120〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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ごく最近、(昨日かな?)こんなことを言われました

「日本人の先祖の一部は ユダヤ人というのを信じておられるのでしょうね。」

困ったなぁ、ぜんぜんちがうんですけどぉ・・・

そりゃ、ね、911の頃、(311じゃないよ、)そんな話を吹き込まれたとき、一瞬、調べ回ったことはありましたよ、大きな陰謀があると、ユダヤを疑うのは世界的な傾向ですが、昭和の時代、「日本人とユダヤ人」という本が出た頃は日本人の先祖はユダヤ人なんてのが常識だったし。
なんでもくっつけたりはがしたりするのが日本の文化なのは事実だし。
でもね、人の性質は遺伝じゃなくて、周囲からの影響で決まるのです。

以前、「〜その63〜」で鳥居の話を書いたとき、三囲神社(みめぐりじんじゃ)を見にいったのです。

三圍神社(三囲神社)
東京都墨田区向島2-5-17

ここには三柱鳥居(みはしらとりい)があります。
その時、ああ、これはユダヤ人、秦氏だな、と感じました。三越のライオンも居るし。


三井さんとの関係も否定できません。

砂漠の民だったユダヤ人が井戸を掘り当てた時の喜びを思い浮かべてください。

なんだ、なんだ、やっぱり日本人の先祖じゃねぇか! と、あわてないでください。


これは祇園祭のときに披露される胴掛の絵
シルクロード研究家の平山郁夫氏(故人)によるものです。
日本人とシルクロード・・・
こんなエキセントリックな話を、テレビで、「古式ゆかしい祇園祭」なんて流しながら、なんの解説も加えない、ということはマスコミは、日本人=砂漠の民のイメージを植え付けているってことじゃないですか?

そりゃ、近現代の秦氏はなにか活動をしているかもしれません。
でも、失われた10部族のひとつ、弓月氏(ゆづきし)は秦氏の先祖で、日本に渡来して京都の太秦に住んだのは否定できないでしょう。
しかしですよ、秦氏が日本列島に来たのはAD5世紀のことなんですよ。
でも、それだけなんです。

一方、私の守備範囲であるホツマツタヱ、それも1アヤ〜28アヤはBC220年、斉の徐福(じょふく)が渡来したことに端を発する大規模水田稲作文化の歴史なんです。
この双方の間には何の関係も無いばかりか、間には朝鮮半島との関係も挟まっているのです。

このへんの理解には、徐福の来訪を面白おかしく表現した「〜その92〜」が役に立つでしょう。

さらに、おせっかいにも専門外に口を出しておくなら、スファラジムとアシュケナジムの血縁関係が無いことは当然ですが、私の提唱しているサイバネティクス応用は「人は類似した人的環境により同一の結果を起こすことがある」によれば、ユダヤ教を共有しているハザール人もパレスチナに後から入植したイスラエル人も等しくユダヤ人なのです。
反対に、同じ砂漠に住んで血縁があっても、宗教を異にするパレスチナ人は全く異なったライフスタイルを持っているのです。

世界的な陰謀の存在は否定しませんが、こんな貧しいスピンにのせられないでください。

あなたがたはその家族、(戸籍制度があるのは日・韓・台の三国だけだそうです)家の連鎖の影響を受けて育っているのです。
海を隔てた多民族と、似ており、そして異なっているのです。

人を毛嫌いするのは、個別の性質に基づいてください。
でも、できれば、それを乗り越えてください。
私は、霞が関の悪徳役人でも差別はしません。

ト 聖なる俗オヤジだったのか・・・

ヱ ォィ、影響受けるんじゃねぇよ。



さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのヱが対応します。
http://hot-uma.bbs.fc2.com/