シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その121〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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もう何年も前のことになりますが、私は、地元のすずらん通りから、神保町の方に向かって歩いていました。
眼を上げると、救世軍本営の壁に真新しい画像が掲示されていたのです。

その絵は、デスクトップパソコンの正面に電源ボタンのシンボルがあり、なにかのメッセージだと思いました。
私はフラフラと惹かれるように本営のビルに入り、受付で訊いたのです。
「外壁の絵はどんな意味なんでしょうか?」
「さあ、私にはわかりません、二階で直接小隊の窓口に聞いてください。」とエレベータを指して言います。
私は素直に階上にあがり、そこに居る人に訊きました。
「あの、外壁の絵について、なにか教義のようなものがあるのでしょうか?」

係の人は私を応接室に通して言います。
「ちょうど小隊長が居りますので、少々お待ちください」と。

2分ほどして小隊長さんが入ってきました。
私は地元の人間で、地域の学習支援活動のボランティアをやっていると自己紹介をしてから訊きました。
「あの、外壁の絵は何を意味しているのでしょうか、電源ボタンのマークは電源の状態を変えたいという意志をコンピュータに伝えるという記号で、直接電源のON/OFFを操作できるわけではない、つまり主にすべてお任せしよう、という意味なのでしょうか?」

小隊長さんは少し記憶をさぐるように考えてから言いました。
「なるほど、そういう見方もあったのですね、でもそこまで考えてやった企画ではなかったようです、単に「新しいなにか」というだけのアピールです。

「ああ、そうなんですか、救世軍の教義には特に関係は無い、と、では救世軍そのものについて、立ち入った話で申し訳ないのですが、教義につてお聞かせください」と慇懃に問うと、小隊長さんは微笑んで、
「私の知っていることなら何でもお話させていただきます」と優しくおっしゃいました。

救世軍はプロテスタントの一派であり、「社会鍋」なんていう募金活動が有名で、その本営の小隊長はカトリックでいえば司教区の司教様みたいなもんだ、と思っていたので、実に平たい対応をしてくれるのが嬉しくなりました。
「あの、救世軍というのは何故、軍なのでしょうか、天の軍勢のアナロジーなのではないですか?」

彼は救世軍のそもそものパンフレットを渡して言います。
「救世軍はずっと前にイギリスで結成された教団ですが、布教活動はボーイスカウトに似ているかもしれません」
「天の軍勢にたとえていただくのは光栄ですが、軍と云ったのは、当時イギリスで軍隊がカッコイイと思われていたからで、実に大衆的な理由だったのです」といって笑いました。

私は、地元でも救世軍の評価はニュートラルで、ルーテル教会のような影響力は無いものの、地域の役にはたっているのではないか、と言ってから、ひとしきり矯風会の悪口を並べました。
「ああ、彼らは評判が悪いのですか」と、むべなるかな、というように言いました。

最後に「私どもに興味をもっていただけるのは大変嬉しいことです」と、話を結んだので、私はそのパンフレットを手にして本営を辞しました。

時は流れ、現在、さまざまな宗教がひしめいていますが、プロテスタントがきな臭い動きをしているように思われます。(つまりアメリカ)
「マスコミに載らない海外記事」のサイトを見ると、2020年1月8日の日本語訳記事に、Paul Craig Robertsの、「プーチン決断の時期は迫っている」というのがあります。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-af7ef2.html

Paul Craig Robertsは、その記事の結びで、

だからプーチンには危険がある。だがプーチンが責任をとり損ねる危険もある。もしイスラエルが、アメリカ軍艦を沈没させて、イランのせいにする何らかの偽旗事象で挑発して、ワシントンとイスラエルがイランを攻撃すれば、結局、ロシアは戦争させられるのだ。主導権は、プーチンの手中にある方が良い。ロシアが仕切った方が、世界と地球の上の生命のために良い。

これは原文のニュアンスとほぼ同じに見えます。

So there are risks for Putin.  But there are also risks for Putin failing to take charge.  If Washington and Israel attack Iran, which Israel will try to provoke by some false flag event as sinking an American warship and blaming Iran, Russia will be at war anyway.  Better for the initiative to be in Putin’s hands.  And better for the world and life on Earth for Russia to be in charge.

ここで訳者の引いているリンクで、1967年のリバティ号事変があります。

「リバティ号事件(1967年)」再考
http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-131.html

内容はリンクの記事を見ていただくこととして、現在の世界が由々しき状態にあることはご理解いただけると思います。

つまり、イスラエルはアメリカを共犯者に仕立てて、50年間沈黙させ、足抜けのできない手先にしようとしたと言えます。
表の外交関係だけでは、アメリカはいつ裏切るかわからないので、50年契約の保険をかけたのでしょう。

かつてイラクのサダムフセインはアメリカに気をゆるしてしまったために惨殺されました。
現在のイラクはイランとの対立を弱めており、「立場はちがうけど、イスラム同士で争うのはやめよう」とばかりに融和的にさえ見えます。

イランのアリー・ハーメネイーは、アメリカがごちゃごちゃと無益な争いを仕掛けてくるのは彼らの生き方が苦痛なのだろう、アッラーの慈悲によってすこしだけ楽にさせてやろう、と思うのではないでしょうか?

とするとエルサレムのはるか上空で光るのは占領するための5メガバイトん(ぉい)ではなく、例の丘の徹底破壊のための250キロバイトんなのかもしれません。

そんな密約が世界中であるとしたら、それをやるのはディエゴガルシアに送ったB52(古い〜、そりゃそうさ、この半世紀を精算するためなら)かもしれません。
データリンクを共有するアメリカとイスラエルは中東で唯一B52を友軍とみなすでしょうから、迎撃も出来ない、つまりB52をディエゴガルシアに配備したということだけで、ネタは足が竦んでいると思われます。(データリンクを切れば周囲からの標的になるので、これまた古いミグの餌食)

トラ公はMIGAを叫ぶことで結果的に50年前の敵(かたき)を取りメッセージをMAGAに切り替えるわけですから、そりゃわくわくするでしょうね。
でも、最終的に手をくだすのはプー様のほうが適任ではないか、と、Paul Craig Robertsは言っているのでしょう。

カルロスゴーンの件は旧日本帝国が作った満洲国のシステムをゴーンが無効化してしまったために起きた「事故」なのかもしれません。
日本政府は庶民から吸い上げた金を自分のグループに落とす仕掛けが表に出るのは嫌だった(世界中の指導者は構造を知っているでしょう)ので特捜を使って(セコい利益は旧経営陣に落とすことで)ゴーンと手打ちをしたと考えられます。
これで検察を解体して、そのファンクションは他の組織にやらせるってことで、なにもなく過ごせる!とおもったかもしれませんが、もし中東でレバノンに実害が発生するなら、アベッちだけではなく、日本の支配構造は崩壊させられることになると考えられます。
なにしろ、時期が悪りぃーやね。


もう春、世界が動く時が来てしまったのでしょうかね。

♪テニスコートに春が来りゃ、ィエイエ ィエイエイ ィエ〜イエイ、♪レバノーン、レバノン レバノン ♪レバノン娘がわんさかわんさ、わんさかわんさ、ィエ〜イエイィエイエ〜イ♪