今日は朝から金文三昧。

 

いつものように、

8時から12時、13時から16時半までパソコンの前に座り続ける。

 

 

こんなどこにも行かない日も、

 

我が家の近所の

施設に入っている実母に会いに行くのに、

 

化粧を施さねばならず、普段着でいくことも許されない。

 

その理由はただ一つ。

 

 

 

化粧をしないで行き、普段着で面会に行くと、

 

母が騒ぎ出すからである。

 

 

母は日本画家であった。いや、日本画家である。

足の悪い母は施設に入っていても、いつでもポジティブ。

継続中という意識そのままである。

 

 

 

 

あなた、目の下にくまがあるわよ。

 

ちょっとあなた、目の下、蚊に食われているわよ。

 

ねえ、化粧水をもっと付けた方がいいわよ。

 

ねえ、まさか、そんな恰好で生徒さんの前に立っているわけではないわよね。

酷いわよ。汚いわ。

 

 

 

 

母が蚊に食われていると指摘するのは、シミである。60近いのだから、シミの一つや二つはあるのだ。

 

 

 

シミ一つ見逃さず、

じっとわたしの顔や服を見て騒ぎ立てる。

 

 

 

 

そのため、化粧をし、日頃外に出る服で、イヤリングを付けて、

指輪をはめて行くのだ。

 

 

 

 

施設の方は、思っているだろう。

 

 

「あのご家族の方、いつでも綺麗になさっているわね」

 

と。

 

 

 

 

面会のためだけに化粧をせざるを得ない

甲骨文、金文オタクの安東麟でした。

 

本日もあと、2時間で金文を終了させて、面会のために化粧をする・・・

 

 

 

 

東京は昼を過ぎて冷たい雨。

 

2026年3月25日

 

 

 

小雨の音に、

 

玄関から顔を出すと、茶トラが倉庫の上にいた。

 

 

「すみません。

 

ここ、冷たいんですけど。」

 

 

 

という顔をして、

 

倉庫の上の、段ボール箱の、

 

小さな柔らか布団が敷かれたところに

 

細く、細く、座って、段ボール箱から顔を出して、

 

こちらを見て、訴えるような茶トラ。

 

 

 

「はい、寒いですね、ホカロンをどうぞ。」

 

 

いま、茶トラが寝ている布団は、以前わたしが来ていた冬用の服。

 

 

服の下にホカロン。

 

わたしの手が近づいてくると、怖いため、いつでも段ボール箱からすぐさま出る。

 

これぞ、野良猫。近づき過ぎず、かといって遠からず。

 

 

 

おそらく、いまごろは、

 

雨音を聞きながら、

 

暖か段ボール箱の中でぐっすりだろう。

 

 

自分の寝床がある生活になって、良かったね。

 

 

 

 

そして、良かったことといえば、わたくしも。

 

明後日の目黒学園カルチャーでの

西周金文の『小克鼎』の資料作成において、「辟」字がどうしても分からなかった。

 

午前中は金文資料ではなく、落合淳思氏の『漢字の成り立ち』の御著書チェックを行っていた。

いつものように、エクセルに打ち込んでいく作業をしていたら、

 

 

 

落合先生が語っていた。

漢字の成り立ち193頁

 

 

 

 

 

あ~、でも、「辟」のこの丸い部分を足首と記すけれど、

 

古代人は、

 

足ならば、なぜ「止」の字にせず、

 

足の形をお絵描きのような、〇の形にしたのだろうか。

 

 

 

 

 

これは、国学大師の一部

辟字形演变字源_汉字「辟」_辟的甲骨文_辟的金文_金文编_甲骨文编

 

 

 

 

あれ、やっぱり分からなくなってきた。

 

辟の形は、人の跪いた姿と刃物の形と〇。

刃物の形は、「䇂(けん)」→「辛」へ変化。

 

 

 

雨音を聞きながら、西周金文に首をひねる安東麟でした。

 

 

 

息子が数か月に一度帰ってくる。

 

 

若さゆえ、

歩く速度も速く、

玄関前にどかどかとやってきて、

鍵を開けるのも音が大きい。

 

 

 

先日は、

 

寝ている茶トラの段ボール箱を覗きに行って、

 

茶トラに向かって

 

「おめえ、飼われてんじゃねえよ」

 

「野良猫のくせに緊張感なく、真ん丸になって寝てんのかよ」

 

と言った。

 

 

 

次の日の晩、茶トラは来なかった。

 

異変を感じ、危険を感じ、嫌悪感があったのだろうか。

 

 

 

本日、

 

息子が帰る朝はいつものように丸くなって眠っていた。

 

 

「茶トラ、明日からはこれまで通りの日常だからね」

 

と言うと、

 

目をつぶったまま、少し首をあげて、

 

ニャー

 

と答えた。

 

 

玄関先でバタバタせず、誰も話さず、話しかける時は優しい声でという、静かな日常。

 

三階で、好きな音楽を聞きながら、モニター画面を見続けるという、日常。

 

 

早く日常を取り戻したい茶トラとわたくしであった。

 

 

 

甲骨文オタクの安東麟でした。

 

 

 

 

 

 

 

大阪に単身赴任の末、

 

結婚した我が息子が、

 

サッカーの卒団式に出席するため東京へ。

 

今回は、関東のMちゃんと一緒に帰ってきたのではないというが、

金色の指輪が二人の幸せを物語っている。

 

息子の部屋を我が物顔で使用していたわたくしは、

 

以前と同様、リビングの机の片隅に。

 

 

 

首に持病があるため、息子の部屋では、

パソコンをモニターに繋いで、その大画面を正面に毎日作業していた。

 

 

モニター拡大の文字に目が慣れてしまったのだ。

 

 

パソコンの文字が見えない。

 

 

 

 

甲骨文の拓本などは、拡大して眺めることが可能なため、まだもどかしさはないが、

いま、打っている、この文字すらも、

 

小さく感じる。

 

 

 

 

 

夫「今度はいつ来るの?」

息子「五月。ゴールデンウイークだね。」

 

私「えっと、何時に帰るの」

息子「はい、12時過ぎには帰りますからね、少々お待ちを」

 

 

 

 

先ほどの会話・・・

 

 

 

 

早く日常を取り戻したい

甲骨文マニアの安東麟でした。

 

 

 

 

猫もいね~のに猫餌置いてんじゃね~よ

 

 

 

と、昨晩東京に帰ってきた我が子が、

 

今朝、

 

玄関の靴箱の下の猫餌を見て言った。

 

 

 

 

 

玄関横の倉庫の上の段ボール箱を指さすと、

 

茶トラが

 

伸びをするために段ボール箱から顔を出した。

 

 

 

顔を出さなければ、段ボール箱は倉庫の中身同然、

外に置くものが入っているように見えるのに。

 

 

 

 

野良猫いんのかよ

 

野良猫飼ってんじゃね~よ

 

 

と言い、

 

茶トラのそばに行って

 

 

茶トラ久しぶり~

 

お前、飼われてんのかよ

 

 

 

 

そう言い残して、出ていった。

小学生のサッカーの指導者として卒団式出席。

 

 

 

茶トラは、もう一度伸びをしてから、

 

 

段ボール箱内の、丸い植木鉢の暖か布団の中で丸くなった。

 

 

うるさいな

 

 

と思ったのだろう。

 

こちらに顔を向けず、眠ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日も甲骨文三昧

 

「甲骨文は傷か字画か分かりませんね。

 

そのために、同字比較をして確認するのです。

 

同字比較は、これらの文字です。

 

同字比較を行いましたので、

 

この甲骨文は、おそらくこの字形でありましょう。

 

判断した文字がこれで~す」

 

と言って、笑顔で出す資料を作っている。

 

たった一文字を導き出すのに、

 

同字比較資料を作るため、時間がかかる。

 

 

ほぼ毎日、

 

焦点の合わなくなる目に目薬をさして、

 

首には恥ずかしい頸椎カラーをして、なぜか背筋をぴーんと伸ばしている。

 

甲骨文は拡大して、

トレース。ただし、トレースしようと思っても、真っ黒でよく見えない。

 

そこで、同字比較資料を眺める必要がある。

 

だから、生徒さんのためだけではなく、トレースをする我のために同字比較資料を纏める必要があるのだ。

 

 

 

実は、甲骨文だけではなくて、

 

他の書体も同じように、同字比較を行う必要があるのではなかろうか。

 

書く前に、

 

筆を持つ前に、

 

調べて、しらべて、ずっと調べて、

 

答えを探していくのが、そもそもの書道の在り方なのではないだろうか。

 

 

手軽に書くよりも、

 

疲れて、くたびれて、

ヘロヘロになって導き出した答えこそが

 

結晶になって、良き作品が仕上がるのではないか。

 

 

 

 

 

「血のにじむような努力によって資料を作っています」

 

と言いたいところだが、

 

 

家人のいなくなった家で、

 

YouTubeの音楽を流して、

 

甲骨文を心から楽しんでいるため、

 

ヘロヘロではあるが、気持ちは明るい。

 

 

「明」の同字比較資料が出来上がったことも大変嬉しい。

 

 

 

夕方で疲れてきた甲骨文オタクの安東麟(あんどう りん)でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

首に持病があるため、痛みが生じると、

 

整形外科で購入した首巻きをして、

 

パソコンの前に座っている。

 

甲骨文や金文をトレースをし続けた結果の障害である。

 

頸椎カラーという名称であることをネットで知った。

 

 

頸椎カラーを付けて、良い姿勢で、パソコンの前に座り、

 

頸椎カラーを付けて、良い姿勢でトレースをし続けている。

 

数日前から、首にクリームを塗って

そこに小さくサランラップを貼ってから、

頸椎カラーをギュッとしめている。

 

フフフ。

 

恥ずかしい格好であるが、首の皺を防いで、なおかつ、首の保湿が可能となった。

 

恥ずかしい格好ではあるが・・・。

 

また、今日も甲骨文に取り組む安東麟(あんどう りん)でした。

あら、どうしたの

 

 

 

小學堂は『安父鼎』の拓本を提示するが、『安父簋』としても提示。国学大師も古今文字集成も『安父鼎』の文字を『安父簋』として提示。

 

 

あら~、どうしたの~。

 

 

安東麟

秦の始皇帝研究の権威である鶴間和幸先生は

 

いまなお、燃えています。

 

一般の方向けに、

 

漢代の正史『史記』のほか、秦・漢代の新たな出土文物をご紹介してくださるのですが

 

3月と4月の二回に分けて、秦の始皇帝が使者を崑崙山に使者を送り、霊薬を探させたことが記録された刻石について話されます。

 

 

4月13日 ココネリ 13時30分~15時30分です。

 

初回体験無料ですから、どうぞ。事前に幹事の安東までご連絡をください。

 

 

 

尕日塘(ガリタン)秦刻石・崑崙采薬石刻」の説明です。

 

前回話してくださった時には、いまだ拡大された写真もなく、

 

トレースだけだったため、わたしも報告者のトレースを見ながら、

秦代の文字と照らし合わせて資料を作りました。

 

ただ、下に添付した記事を参照しますと、以前とはまったく異なる新たな発見が出来ているようです。

 

安東も以前作った資料を破棄して、

 

もはや新たな拡大写真資料をもとにトレースさせていただきました。

 

次回は、鶴間先生とともに、安東トレースを発表させていただきます。

 

 

ガーリータン秦刻石_百度百科

 

 

 

 

 

 

以前「藥」字とされた文字の上には草冠は付かず、

 

「樂」であり、藥と樂は通用したため、藥の意味として「樂」字が使用されているとあります。

 

 

わ~。

 

 

鶴間先生が興奮するの分かるわ~。

 

崑崙に薬を取りに行った翳という人物が彫ったのかしら。

 

前回、鶴間先生は泰山刻石や琅邪台刻石の説明をして、崑崙の刻石に話を持っていったので、わたしは、

度量衡の文字との対比をしたいと思っています。

また、史記を読む会の前日になったら、必死で資料を纏めます~。

 

甲骨文も好きだけど、小篆の刻石も、

戦国時代の大篆(籀文)も調べるのが大好きな

安東麟でした。

 

 

 

数年前から、

 

いや、数十年前から、

 

文字変遷資料を作り続けてきた。

 

 

安東麟の名字だから、「安」はしっかり調べてきた・・・そのつもりだった。

 

 

今朝から、甲骨文。

 

 

甲骨文に「安」の文字が出てきたので、もはや「安」に関しては資料は出来ているだろうと思い、

 

鼻歌を歌いつつ、人関連が入っているUSBを挿し込んで、

 

女関連を眺める・・・。

 

 

あら。わたしには完成という熟語はないのだろうか。

 

甲骨文から順に調べて添付した文字は、まあ、中途半端。

 

 

 

もっとしっかり調べてくださいよ~と過去のわたしに、いま、完成させたわたしが優しく喝を入れた。

 

これは、忘備録。夜ご飯を買いに行って、作って、夫と会話してテレビを見て長風呂して寝たら、忘れるため、

スクショして資料に添付しておく忘備録はとても大切。

 

 

 

 

 

小學堂甲骨文 台湾中央研究院 https://xiaoxue.iis.sinica.edu.tw/jiaguwen 

國學大師http://www.guoxuedashi.net/ 集成番号入れると拓本見られる。

史語所數位典藏資料庫整合系統https://ihparchive.ihp.sinica.edu.tw/ihpkmc/ihpkm_

『殷周金文集成(修訂増補本)』中国社会科学院考古研究所編 中華書局 二〇〇七年

インターネットアーカイブ 殷周金文集成 : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive(集成の6なし)

 

 

「安」には点があるのか、ないのか、

 

あ~、楽しい。

 

甲骨文が大好き 安東麟(あんどう りん)でした。