親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~ -13ページ目

親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

親子心理研究所は、不登校、登園・登校しぶりの子の生きる力について考える心理師のチームです。
月に1回~2回、オンラインでお話会をします。
お問い合わせはWEBサイトにお願いいたします。 https://andfinallydare.jimdofree.com/

皆様、初めまして。

公認心理師の【ふーこ】と申します。

 

私は、高齢者分野で11年弱、相談員や管理者を経験し、ご利用者様やご家族様の相談支援を行って参りました。

また、職員のメンタル相談や支援も行って参りました。

 

今年の4月より児童発達支援・放課後等デイサービスの療育施設へ転職をし、概ね3歳〜12歳までの療育指導員として日々奮闘中です。

 

高齢者分野から児童福祉分野へ。

似ている部分もあり、独自のものもあり。

 

高齢者分野では必要不可欠な絶対的エースである《ケアマネージャー》。

色んな取りまとめをして下さる心強い味方。

児童福祉分野において、そのような取りまとめをしてくれる事業所(人)の少なさにまず驚きました。

大多数の保護者の方はご自分で療育施設をお調べになって、空きがあるかどうか、見学できるかどうかを直接療育施設にお電話を下さいます。

高齢者分野ではそのようなケースは非常に稀でありますので、本当に驚きました。

 

取りまとめ役がなかなかいない中、保護者の皆様・お子様の通っている学校(園)・療育施設等で連携を図ることが非常に困難なのではないか。

多職種連携が叫ばれてる中で、なんとも歯がゆい気持ちで毎日を過ごしております。

不登校で悩まれていらっしゃる保護者の方もきっと心細い思いをされてるのではないか…。

 

私がこちらの親子心理研究所に参加しましたのは、そういった背景もあり、日々頑張っていらっしゃる保護者の方がホッとできる、そして誰かと繋がれて少しでも心の休息ができる、ひとりぼっちじゃない!と感じられる、そんな場所になれたら素敵だなと思ったからです。

 

児童福祉分野ではひよっこですが、精一杯頑張りたいと思っております。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 


不登校・行きしぶりのお子さんがいる保護者と心理師のお話会をします!

【7/16、7/26】アドバイス禁止! 不登校・行きしぶりの子の保護者さんと心理師のおしゃべり会

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心理師の霜丘麻依です。
教室外登校の子どもたちのの続きです。

最近では、オンラインで授業を受ける、時々おたよりなどを取りに来る、
というパターンの子が増えてきているようです。

一人一台、学校からPCまたはタブレットが貸与されるようになり、
家庭でネットワークにつなぐ運用がうまく行われていると
学校にはこれないけれどもオンラインでなら授業を受けられそう、
という子どもたちにはうまくはまることがあるのですね。

(出席扱いになるかどうかは学校長判断のようです)

学校にこれなくなった時の緊急対応、一時的な措置としては、
オンラインで教室とつながるのは悪くない感じです。

また、少し長い間学校にいけていなくて、
でもそろそろ行きたいな・・・という時の「助走」という位置づけで
オンラインでつながって、今の教室の雰囲気を知ることが
気持ちの準備につながったという話もありました。

ただ、やはりずっと、オンラインのみで授業を受けるということに対しては
子どものモチベーションは維持しづらいことは多いかなという気がしています。

何しろ、教室で普通に授業が行われているところを
一台のPCで映して、その画像と声を届けているわけなので、
基本は黒板を映しっぱなしでそれ以外の活動の様子はわからないことがほとんどです。
授業のすべてが伝わるわけではないので、
教室にいるのと同じように参加できるということではないのですね。
ネットワークの調子などにも影響されるので、快適ではない部分も多そうです。

家にいながらでも、教室と少しでもつながっているほうが子どものため、
という時期に、補助手段としてこの形を使いながら、

その子に合った勉強方法を探したり、

ほかの居場所ともつながっていくのがよいのだと思います。
 

 


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心理師の霜丘麻依です。
今日は、教室外登校の子どもたち①の続きです。


①の記事でも書いた通り、教室外登校は、
学校の取り組みとしてもまだ過渡期でもあり、
わたしが知るだけでもいろいろな形で行われています。

教室外登校で毎日くる、という子はさほどいなくて、
たいていは1週間のうち1日から数日、
時間も1時間から午前まで、

あるいは他の子と会わないように放課後に少しなど、限られた時間です。

それでも、まったく学校に行かないよりはよい、
という子たちが、学校といろいろな交渉の上で
それぞれの形にまずは決めて、定期的になっていくようです。

学校にきて、何をやっているかも、
その子それぞれで異なります。

うちの長女も中2から中3は、
職員室前の廊下のヘルプデスクという半円の机に週1~週2いっていましたが、
本人はほとんど絵を描いていたそうです。
PCでずっと好きなことをしている子、
塾の宿題をやっている子、
先生からプリントをもらったり学校のワークブックをやっている子などいろいろでした。

学校の行事に、出れそうと思ったら出たりもします。
長女は、宿泊行事は全部パスしていましたが、
お友達に誘ってもらって職業体験と体育祭は出ました。
本人は当時さほど乗り気ではなかったのですが、
やはり何かしら体験しているのとそうでないのは違うので、
本当にありがたかったです。。。

そうそう、
学校の教室には入れないけれど、
塾に通っているという子はわりといますね。

教室外でも、ほんの少しでも学校につながっていることで、
先生たちも気にかけてくださいましたし
受験について相談したりもしやすいということはメリットだったのかなと思っています。

 

学校ができる限り柔軟に対応してくださることを願いつつ、

保護者としても、

子どもの状態をよく把握しながら気長にできることを一緒に見つけていけるとよいのかもしれないですね。

 

 


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