公認心理師/臨床心理士の古田明子です
居住地の山梨では新学期が始まりました
8月だけど栗が!
先日、朝の情報番組を見ていたら
8月後半になると
「休み明け」「学校に行きたくない」という
ワードでの検索数が増えるとのこと
そのため大手検索エンジンでは
家庭や学校以外の「第3の居場所の探し方」
という特集を組む予定だと言っていました
不登校の子には居場所が必要である
とはよく言われますが
そもそもなぜ居場所が必要なのでしょう?
マズローの欲求5段階説によると
・食欲や睡眠欲などの生理的欲求が満たされ
・危険がない安全な暮らしが確保できていると
・人とのつながりを求めどこかに所属したいという
社会的欲求が出てくる
と言われています
さらにあと2段階続きがあるのですが
居場所を求める気持ちは
人としては根源的な欲求であると言えそうです
人間は社会的な動物なので
他者から認められることで
初めて安心できるのでしょうね
ありのままの自分で存在していいと思える
心理的に安心できる居場所、コミュニティは
子供にも大人にも必要だと思います
我が家の次男が不登校だった小学生時
辛そうな時期の後に
「毎日がつまらなく不機嫌」な時期がありました
(八つ当たりしてくるので家族は辛いのです💦)
ファンになったゲーム実況のYoutuberの
オンラインコミュニティに入った頃から
ちょっとずつ元気になってきたかな?
「あ、なんか大丈夫そう」
とホッとしたのを覚えています
お子さんのために居場所を見つけなくては!と
躍起になるとまた疲れそうですが
少しでもやってみてもいいかな?と
お子さんが思うことがあれば
その活動をしているコミュニティに
参加するのを手伝ってあげるとよいと思います
すぐには目に見える変化はないかもしれませんが
居場所があり安心できたこと
「どんな事がやりたいのかな?合うかな」と
肯定的な関心を払ってもらい
手伝ってもらった経験は
その後生きていくリソース(資源)になると思います
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おしゃべり会も保護者の居場所の一つになるといいなと思います!