子どもが本当に求めていること | 親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

親子心理研究所 ~不登校、登園・登校しぶりの子の「生きる力」を考える~

親子心理研究所は、不登校、登園・登校しぶりの子の生きる力について考える心理師のチームです。
月に1回~2回、オンラインでお話会をします。
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【子育て支援でまず伝えること】

 

臨床心理士/公認心理師の加藤千幸です。

今回は私がこれまでの子育て支援で最初に伝えていることを書きます。


子育て支援で、特に幼児期や児童期のお子さんをもたれる親御さんから受ける相談は「子どものこんな困った行動にはどうしたらよいか」というものなのですが、継続して支援が出来そうな場合にはすぐにはその解決方法の話はしません。


そのかわりに伝えていることは、お子さんがいい子にしているときや「ねぇ見て!」と言うときに短時間関わるということです。『1人で大人しく遊んでいるのに声をかけていいの?』という声が返ってくることもありますが、いいんです。

これは、望ましい行動を注目することで増やすという意味合いがあります。

親からの注目は子どもにとってご褒美の1つです。

望ましい行動をしても注目が得られないままに、困った行動への対処をしてもまた新たな困った行動が生じかねません。

最初にこれを伝える理由がここにあります。
 

『そんなこと言っても、家事で忙しい』という声も聞かれますが大丈夫です。

関わりは1回30秒でも十分です。

『いまは花の絵を描いてるんだね~』

『車を走らせて遊んでるんだね』

『今から洗濯物干すから、またあとで続き見せてね』とこんな感じでいいのです。
 

子どもにとって大切なことは、年に1回のディズニーランドといった特別な時間ではなく、日常のなかで与えられる肯定的な関心なのです。

 

 


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