映画と私 -600ページ目

美しきあこがれの女 その2 シャルロット・ゲンズブール


あこがれの女、今回はシャルロット・ゲンズブール。
シャルロットは、私の10代の頃の1番のアイドル。

フレンチロリータなんて言われてたときがありますが、シャルロットこそ、真のフレンチロリータ。
ヴァネッサ・パラディも捨てがたいけど、やっぱりシャルロット。
お母様のジェーン・バーキンの方が、造形的には美しいと思うけれど、
ロリータの危うさは断然上。お父様のセルジュとのデュエットなんてほんと痺れます。
「なまいきシャルロット」がそのころの代表作だけど、私が好きなのは「小さな泥棒」。
何回も観ました。映画の中のシャルロットとそのころ同じ年ぐらいだったので、
かなりあこがれました。拗ねたかんじが唯一無二。

今は、イヴァン・アタルと結婚して子供もいて、映画でも活躍して、
バレンシアガの服が似合う素敵な女性になりました。
セルジュが生きてた頃のあの危険なかんじはもうなくなったような気がするけれど、
コメディにでても、たまに悲しげなかんじがして、
やはりどこかにフレンチロリータの危うさを垣間見れるのが魅力的であります。



   

美しきあこがれの女 その1 ミア・ファロー


男前を鑑賞するのも楽しいですが、美女を鑑賞するのもそれ以上に楽しかったりします。
こんな顔になれたらと、女の人なら誰しも夢想するはず。
    
わたしのあこがれの女、1回目はミア・ファロー。
典型的な美女ではないかもしれないけれど、ホラーからコメディまで
どんな役でもこなせる、その幅が魅力的。
たくさんの作品の中で、ミアの魅力の絶頂と思えるのは「フォロー・ミー」と「ジョンとメリー」
どちらもDVD化されてないのが残念。やばいぐらいかわいいです。
ウディ・アレンの作品に出るようになってからも、
「ラジオデイズ」なんてとても40代にはみえないぐらいすてき。
告白本を書いてから、映画の出演は減ったようで、最近の作品は見てないけれど、
何歳になっても私の永遠のアイドルです。
                         

「おてんばルル」 イヴ・サンローラン

どうしても気になって、手に入れた本なのに、ずっと本棚で眠ってました。
やっとこさ、読みました。これは、20歳の頃のイヴ・サンローランの絵本のような漫画のような作品。
おてんばルルなんて、かわいいタイトルで、絵もかわいいらしいのに、中身はかなりブラック。
岡田あーみんばりです。不条理なかんじで、子供には読ませれないかんじ。
少女専門マッサージを開業したり、消防士に恋して、放火したり。
かなり奔放で、やりすぎ感が素敵です。
イヴ・サンローランのイメージが変わったけど、かなり発想力豊かで、やっぱり天才だなと思いました。