イトオカシ -5ページ目

イトオカシ

姉、時々、妹。
姉妹のフィルターを通しての記録

(2005年1月~2019年8月まで、ヤプログにて。
2019年8月~アメブロにて。)

4日目。旅行記もこれで終了。

今回の旅プランは3泊5日(機内泊1日)なので、この日がベトナム滞在最終日。

最終日の朝食オーダーは、米粉のチョコバナナパンケーキ。もちもちでパンケーキ感は低め。

 

 

どのお料理も美味しくて、つい写真を撮ってしまった。

 

 

この朝食のテーブルにつく直前に、娘が鼻血放出。

鼻の粘膜弱めで、幼少期よりたびたび鼻血を出す娘。小学校でも中学校でも経験があるので、本人は落ち着いており、心配するスタッフに「bloddy nose」と答えられていたけれど、今回は結構出ていて私の方が焦った。結局20分ぐらい出てた・・・。

 

ちなみに、かかりつけの耳鼻科の先生に何度か鼻血について聞いたけど「出る子は何度でも出るけど、何度出ても大丈夫。3時間ぐらい止まらなければ心配してください」って言われてから、ちょっと安心できるようになった。

 

おしぼりに加え、ガーゼと共にビタミンCタブレットを持ってきて下さり「ナースを呼ぼうか?血管を丈夫にするから水にこれを溶かして飲んでね」と。優しい。。

 

 

 鼻血ブーが止まり、朝食を終えた後、娘と夫は昨日に引き続きプールへ。私は、誰もいないジムへ。

 

 

 清潔で広々としたジムで汗を流すこと30分。

 

 

朝昼兼用でゆっくりご飯を食べた感じになったので、ランチは抜いて、14時から3回目のマッサージへ。

 

この日がチェックアウトだったけど、

ダナン発20時40分の国内線でホーチミンへ

ホーチミン発1時の国際線で関空へ

という航空券だったので、ホテルのレイトチェックアウトを依頼して、18時まで部屋滞在。

 

18時ごろ、ホテルの車でダナン空港へさぁ出発というタイミングで、またしてもベトナム航空から、国内線が1時間遅延というメールが・・・

ということは、また往路のように、乗り継ぎ時間がタイトになるってこと!?入国審査じゃないから、出国はまだまし!?

最後までハラハラ。

ダナン空港への到着が早すぎることになるけれど、とりあえず空港に行って話をしてみようと夫と相談。

 

ベトナム航空のカウンターで、往路のハラハラを伝え、復路もそうなったら辛い・・・と訴えてみた。

応対してくれたスタッフの女性は何かを調べてくれたうえで「あなたみたいな人がほかにも18人いるから大丈夫」と慰めてくれたけど、私たちがあまりにも不安そう顔をしていたからか、「うーん、ちょっと待って。前のフライトにしたげるわ。」とさらさらっと1本前のフライトNo.を書いて、ポンっとハンコ押してくれた。それだけでなんとフライト変更完了!!

私たちの航空券は、フライト変更には1人2万円掛かるので、なぜこんなことが可能だったのかは今でも謎。

日本の窓口だったらきっと無理だと思うのだけど、ここはベトナム。そして、たまたま権限があるスタッフさんにめぐりあったのかな・・・

その魔法の航空券でチェックイン手続きを終えた後、娘が「あの人に、もっかいお礼言いたい。日本から持ってきてたお菓子あげに行くわ!」というので、再度カウンターに戻ったら、もう彼女はいなくて。不思議な、でも、ありがたい出会いだった。

※娘には「毎度こんなことが起こるとは思わないでください」と釘を刺しておいた。夫は、海外出張時にたびたびトランジット失敗して、ホテル泊などしているので今回がたまたまの奇跡だと。

 

案の定、ダナンからホーチミンに飛んで、ホーチミンでの出国はまたしてもの長蛇の列。

どんなけ並ばせるねんっていうレベルで人・人・人。でも、疲れるだけでハラハラはしなかった、なんてったって、1本早いフライトに乗せてもらったから。

 

 

夜中便なので、国際便への乗り継ぎ時間もつい寝てしまうぐらいだけど、なんとか目を開けるために空港で最後のフォー。

 

 

関空までへの数時間は爆睡。
早朝日本着で、何がリゾート旅行??ってぐらいハードな日程だけど、非日常の魅力には代えがたい。
日本だと、起こることが大体想像できるし、たとえ想像と違ったとしても、良くも悪くも大したことがないのがほとんど。
一方、海外では環境が全く違うので、何が起こるか予見不可。
もちろん想像以下のこともあるけれど、想像以上に良いことや驚くべきことも起こりうるのは前述のとおり。

この刺激を求めてまた旅に出たいと思います。

3日目。

 

朝食には、毎朝1皿オーダー料理がお願いできる。この日はアボカドときゅうりのサラダにしてみた。

後ろに写っているカフェラテが濃くてちょうどよい苦みで、毎朝ごくごく飲んでしまった。

 

 

こちらは、オープンキッチンでシェフにオーダーしたフォー。ベトナム料理が口に合いすぎて何でも食べられる。

 

 

昨日はホイアン観光したけど、本日はダナン市内へ。ホテルにgrabで配車してレッツゴー。

途中、ドラゴンブリッジを通過。夜のファイアーショーは混むと聞いて行かなかったので、昼間に通れただけで十分。

 

 

20分ほどでホテルから市内の繁華街へ到着。まずはハン市場へ。ホイアンでも市場に行ったけど、ダナンでもチェックしておきたくて。蒸し暑くてさすがにここで食べ物を買う勇気はないけど、また刺繍ポーチを買い足した。

 

 

ベトナムは、世界2位のコーヒー豆生産量なので、コーヒーショップもチェック済で、「KITE Coffee」へ。

オーダー時に味の違いを質問してみたけど、英語が通じなくて、翻訳アプリでベトナム語を見せてコミュニケーションを図った。スタッフの方優しくて、コーヒーミルから豆を取り出し、香りを匂がせてくれた(でもそれだけで分かるほど鼻が利かない・・・)。

香ばしさと苦みが特徴のロブスタ種が私たちの好みだってことはなんとか分かったので、豆もテイクアウト。

スーパーのコーヒー豆より高いとはいえ、250gで600円前後は破格。いま、カルディでさえも200グラム1000円近くするからね・・・

 

 

またまたgrabで移動。大型スーパー「GOダナン」へ。

万引き防止のため、リュックに結束バンドをつけられ(帰る時には切ってもらえます)、お買い物。

買いたかったカシューナッツが意外と高くて断念。ココナッツクラッカーや、ベトナムシングルオリジンのチョコレートなどを会社へのお土産に購入。

 

 

またまたgrabを配車して、ランチへ。

「フォーティン」へ。その名の通り、フォーのお店。東京にも支店を出しているハノイの有名店のようだけど、ダナン市内にも支店あり。ランチタイムが終わる10分ぐらい前に滑り込み。

 

 

売り切れているメニューもあったけど、牛肉が入っているこちらをオーダー。

フォーってどちらかというと、あっさりしたお味のものが多い印象だけれど、こちらは濃厚な牛骨スープ。

日本では1000円で提供されているものが、ベトナムでは500円強だったかな。

 

 

ダナン市内は基本的にお買い物だけしかしなかったので、14時半ごろにはホテルへ帰着。

夕方のマッサージまで時間が余っていたので、メインプールへ。

 

 

このインフィニティプールもTIAホテルの魅力の1つ。美しいし、私たちが滞在している間は混んでいなかった。

GW期間は、日本人6割と仰っていたので日本の方はたくさんお見掛けしたけれど、それが気にならない方ならこちらのホテルは本当にお勧め。

 

 

プールで身体を動かした後は、またしてもマッサージを受けてすっきり。

夜ごはんは、ホテル内のレストランで軽く。キムチが添えられている石鍋チャーハンみたいな。何料理かちょっと謎だったけど、美味ではありました。

 

 
さぁ、明日は帰国日。とは言え、夜便なのであと少し旅行記続きます。

 

 

2日目ランチ後、さらにもう1件の元商家「クアンタンの家」へ。

約300年前の建造でホイアンの中でもかなり古い建屋。

 

 

前家・中庭・後家からなる典型的なホイアン平屋様式。京都市内の町屋みたいな構造に思えた。

壁面の装飾、かまど跡などをガイドブックに従ってチェック。

 

 

中庭には欄間があり、細かく美しい装飾が施されている。

ここでは、奥で作られているホワイトローズを食べられるようで、観光客がお食事中。

 

 

 

建屋を見学していたら、奥でおもむろに作られているホワイトローズ。

日本だと、きっと衛生状態がーーーとか言われそうなノリで外です。多分、虫とか普通に止まってる。

でも、普通に注文して先ほどの欄間でみなさん食されています。こういうの見ると、娘の常識も少しずつ広がっていくんじゃないかな。

 

 

京都・嵐山の人力車的な。シクロ(三輪自転車)というらしい。名物なだけあって、運転手さんもめっちゃいる。

アジア人と思しき観光客の団体が、1人ずつ乗車して「やっほーい!」みたいに順次発車していくのがかわいかったの思わず撮影してしまった。

 

 

観光チケット5枚つづりがまだ余っていたので、「伝統芸能パフォーマンスセンター」で、ベトナム少数民族を題材にしたダンスや音楽を鑑賞。小さなホールなので、満席。どういうものかわからない場合、わざわざお金出してまでいっか・・・と思いがちだけど、観光チケットでいけるので、気軽に参加できたのはよかった。

でも、ここもエアコンあってないような蒸し暑さ。30分弱だったけど、暑かった・・・

 

 

17時にホテルのバスが迎えに来てくれるので、その前に有名なバインミー屋さんへ、夜ご飯のテイクアウトをしに行った。

「バインミー・フーン」

ひっきりなしに客が訪れていたし、列にも並んだ。ウーバー的な配達員のおじちゃん達もたくさんだったので、地元民にも愛される名店のよう。

 

 

洗濯かごのようなものに入っているパンで作成されます。

ちなみに、家族3人ともベトナム滞在中1度もおなか壊さなかったのでご安心を。

ドンは桁数が多いけど、「ゼロを3つ消して、6を掛ける(円高で実際は5.7掛けるぐらいだった)」とすぐに円の値段がわかる。左端のバインミー、1つが200円前後で食べられるのがわかるはず。

ホテルに持って帰って食べたけど、写真撮るの忘れてた・・・野菜たっぷりお肉もたっぷりで美味しすぎ。

 

 

ホイアンから帰った後は、18時からマッサージタイム。

旅行記①で書いたとおり、TIAウェルネスリゾートの特徴の1つが、毎日80分のマッサージ。私たちは3泊するので、3回のマッサージが受けられる。

初日は到着が遅かったので、2日目のこの日からスタートして、3日目、4日目(チェックアウトの日)と3回しっかり受けてきました。

部屋でガウンに着替えて、スパ棟の待合いゾーンに赴き、マッサージ前後にお茶を頂いて、各部屋へ。

夫は1人部屋。私と娘は2人部屋へ。

 

 

ネットで宿泊予約した段階で、希望日・希望時間・施術内容を問うシートが送られてきて、予めアレンジしていたので、すべて思い通りのプランでお願いできた。当日予約だと時間や内容に制約がかかってくると思う。

全87室のヴィラで、子供抜きとしても100人以上の宿泊者が毎日マッサージを受けるということは、常時数十人の施術者を抱えてるのかなという印象。

3日間、すべて違う方に施術してもらったけど、正直、人によって上手い下手(というか未熟練)はあったし、施術後は「はい終わり!スリッパこっち!」ぐらいしか英語を話されないので、余韻も何もあったものではないが、オールインクルーシブでこのようなサービスを受けられるということの方が価値あり。娘も、こそばかった~と言いつつ、初めてのマッサージを楽しめたもよう。

 

★おまけ

ホイアン市場で購入した刺しゅう入り巾着。私と娘の友人用。

あってないような値段付けなので、お願いできる限り値下げをしてみたら、当初価格の3分の1ぐらいの価格で買わせてもらった。めちゃくちゃかわいい。ちなみに、ダナン市内にある日本人オーナーのお土産屋さんでは、大きい方が1枚700円前後で販売されていたけど、私は200円しないぐらいで購入できた。雑多な中からこういうの探し出すの大好きな方は、地元の市場に行かれることを強く勧めます。

 

 
3日目に続く。

 

2日目の続き。

 

ホイアンは、ランタンが灯る夜に散策するのもノスタルジックで美しいとのことだけど、私たちは夜が弱いので昼間で。

黄色の壁やちょうちんが目を引く街並み。

治安は比較的いいとガイドブックに書いてあったけど、その印象通りかな。

海外では日本より気を張るけれど、この旅では特に危険を感じることはなかった。

 

 

観光地なだけあって、どこを撮影してもいいように花が咲き誇る。

 

 

ただ、暑い。爽やかな季節の日本からやってきたので、ギャップが埋められない娘は「暑い暑い」と言うので、街歩きの前にすぐカフェへ。ベトナムは、コーヒーが有名だけど、カカオも取れるようで、産地をミックスせずにベトナム産カカオのみを使用したチョコレート屋さんがいくつかある。「メゾン・マルウ」もその1つ。可愛い店構え。

 

 

エアコンがよく効いている店内で、チョコレートドリンクを飲んで生き返る娘。私と夫はベトナムコーヒー。

ベトナムのレストランや観光地は、エアコンが効いている店というものが少なくて、これだけ涼めるのは珍しかった。

そのぶん、値段も高くて完全に観光客向けだけど、今はそれでいいです。

 

 

ちょっと元気になったので、街歩きへ。

ホイアン内数か所で観光チケットが販売されており、5つの観光地をまわれるチケット(約750円)を購入。娘は13歳だと伝えると、その年齢は無料なので買わなくていいと言われた。

 

まずは、古い家屋の見学へ。ホイアンは、17世紀に海洋貿易で財を成した商人たちの家が残っており、観光チケットで見学可能。

こちらは、「フーンフンの家」

入り口から吹き抜けになっていて、扇風機は回っているけどエアコンがないので生暖かい風しかきません。

 

 

2階のベランダには、ベトナム人にとって繁栄を意味する鯉の木彫りが施されていた。

 

 

2つめは「タンキーの家」築200年。

柱や家具に、貝を使った螺鈿細工が施されてあるのが特徴的であった。

 

 

度々、洪水の被害に遭ってきたホイアン。

日付の印があるところまで浸水したとのこと。

 

 

毎回、家の中水浸し・・・と思ったけれども、そこには生きていくための知恵が。

2階へと続く格子窓から、1階にある家財を引き上げて避難させるという構造。

人間って強いわ。長い間生きてきただけある。

 

 

遅いランチには、「モーニンググローリー」というホイアンの有名店へ。

何をオーダーしても美味しかった!カニと野菜のラタトゥイユみたいなものが揚げワンタンに乗った一品。

 

 

ホイアン名物の、ホワイトローズ(米粉の皮でエビを包んだ蒸し餃子)はもちろん食べました。

ベトナム料理口にあうわ~

 

 

豚肉の何か(名前忘れた)。シンガポールのチキンライスみたいなごはんが一緒に出てきて、これまためちゃくちゃ美味しかった。

観光地価格ではあるけれど、日本で食事するよりは断然安いし、日本人の口にあうのでお勧め。

 

 
2日目の後半は続きにて。

 

2日目の朝。

TIAリゾート内、計算された景観美。自然の海を借景に、手入れが行き届いたお庭の生き生きとした緑。枯れているグリーンとかお花がなかった。

 

 

どこを切り取っても絵になる。

唯一残念なのが、隣に立っている建築途中で止まっているようなリゾートマンション。TIAのせいではないだろうけど、これがなければ景観100点だったのにと思うのはオーナーだけではないだろう。

 

 

他にもキュンとしたのはスタッフの方たちの統一された制服。グリーンを手入れされる方は、グレーの風通し良さそうな作務衣みたいな服に笠。コンシェルジュ、レストランスタッフ、スパ棟のセラピストとそれぞれ統一されたセンスの良い制服を着用されており、ゲストにとって役割も分かりやすい。

 

 

ウェルネスリゾートと銘打ってるだけあり、朝ごはんはフルーツたっぷり野菜たっぷりのヘルシーフードもあれば、フォーやメイン料理のオーダーもできる。同じようなコンセプトの沖縄のテラスクラブアットブセナより、娘も喜ぶラインナップだった。

 

 

TIAリゾートのある場所から、古い街並みや建築が世界遺産登録されているホイアンまで、車で約40分。配車サービスのgrabを利用しても1500円ぐらいで行けるけど、TIAが1日2便の無料シャトルバスを用意してくれているので11時の便を予約。タクシースタイルのgrabより、大きめのバスの方が乗り心地も良く、快適に連れて行ってもらった。

 

ホイアンに到着したら、まずは調べていた貴金属店で両替。ATMでキャッシングしようかと思っていたけど、ベトナムでは貴金属店での両替がレートが良いらしく。調べてなかったら、こんなところで両替していいのか分からない店構え。

 

 

米ドルからも円からもドンに変えられる。お店の人も慣れているので一瞬で両替。ドンの桁数が多過ぎて、瞬時に計算できないけど、予め計算しておいたので、ボラれていないと分かったのですぐに交渉成立。

 

 

東南アジア特有の暑さ(30度ぐらいに湿気)、ドリアンの臭いに娘は「日本がいい、、、」とすぐに文句言い出したけど、そりゃそうでしょう。日本人にとって、日本より快適な国なんて少ないに決まっている。

 

 

物売りやボート営業も商魂逞しいしついてくるし。娘のアジア旅行の記憶はシンガポールとタイなので、ベトナムはもう一つ強烈かもね。

 

 

とはいうものの、人は慣れます。

そして強くなる。

 

続く。