姉です。
今年のゴールデンウィークもまだ国内。次からは海外に出たいところ。
関空からPeachにて、初めての新潟へ。GWに関空へ車で行くのはリスクあり、二度としない(時間が読めないし焦った)。
到着してレンタカーですぐに向かったのは、新潟名物・タレカツの名店「政ちゃん」。
何が新潟名物なのかは分らないけど、名古屋の味噌カツと一緒で、名物といったら名物なんでしょう。
薄いトンカツにタレがかかっており、食べやすいお味。
目的地まで田園地帯をドライブ。新潟は長細く、米所であり、豪雪地帯であることを実感しつつ。
今日の宿にほど近い、越後ワイナリー。私はアルコール全く飲まないけど、夫は大のワイン好き。左側のフラットな屋根が開閉式となっており、雪の季節には雪を建物の中に引き入れ、雪室を作っているこちらのワイナリー。雪室熟成ワインが目玉商品で、それを購入していた。雪室も自由に見学可能だったけど、ほんとに2メートルとかそのぐらいのレベルで雪が蓄積されていて、普段雪の降らない地域に住んでいる私達からしたら驚きでしかない。
ワイナリーの後は、地元のスーパーを回ってお土産を購入し(新潟と言えば「サラダホープ」というおかき!)今日の宿”ryugon”へ。
越後湯沢地域に位置する、いわゆる古民家ホテル。50年前から旅館として営業されてきた「龍言」に、武家屋敷とか豪農の館を移築して2019年にリノベーションされたものらしい。NIPPONIAもそうだけど、こういうスタイルのホテル、増えてる。あまり深く考えず、新潟一筆書きできるようなルート上にある宿を押さえただけだけど、いつも泊まるようなシティホテルとは趣が異なり、なかなか面白かった。
祖母の家がきれいになった、みたいな雰囲気。
なんせ、古い民家を移築してるので、隅々までピカピカな訳はなく、確実に古いし、水回りは狭い。が、自分の趣向に合わない宿だからといって、酷評するのはお門違い。部屋はもちろん、廊下も畳敷きなので、スリッパなしでうろちょろできるのは楽ちんだし、部屋は広い。
共有部には、雪国ならではのわら製品が飾られていた。
わら靴、かんじき、みの?今はさすがに使っていないとは思うけれど、教科書で見たような物が展示されていて娘も興味津々。新潟と言えば八海山、なので日本酒や梅酒が自由に飲めるように置かれていた。
いろり。祖母の家は本当に古かったので、こういったものもあまり目新しくはないけれど、若い人や海外の方には受けると思う。
ディナーは、レストランの個室にて。
テーマは雪国ガストロノミー。平たく言えば和食。そこに、山菜やきのこといった山の恵みや発酵食品、日本海のお魚が取り入れられた創作料理。旅先の外食としてはお野菜食べたなと思うほど、山菜たっぷり。娘のコースも、ほぼ大人に準じたものだったので、ちょっと食細めになってしまったことだけは致し方ないかな。
鱒でよもぎ豆腐を包んだものだったはず。美味であった。
新潟和牛がとても柔らかく素晴らしいのだけど、もうこの歳になると、和牛の脂がウッとくる。これの半分で十分!
どれもそれなりに美味しかったけど、食事の最後に出てきた、魚沼産コシヒカリ(確か、塩沢地区限定米)を土鍋で炊いたものが一等賞であった。