姉です。
私は物持ちがいい方で、「気分転換に買い替える」ということはあまりしない。
娘の育休から復帰する時に購入した(つまり約13年前)ゴヤールのサンルイが、毎日お弁当やらなんやらを入れて使いすぎて持ち手あたりのところが破れかけて、もうだめかな・・・と思うものも大事に持っている(さすがにもう軽いものしか入れられないが)。
お財布も然り。数年おきに買い替えるということを想定していないため「どれぐらい長く綺麗に使えるように工夫するか」に主眼を置いて使う。今使っている5年ぐらい前に買ったロエベのお財布も、カバンに直接入れず、布袋にさっとしまうようにしているので、傷もなくつい最近買ったもののよう。
そんな私だけど、さすがに汚くなったものを後生大事に・・・ということでもないので、10年以上前に購入した定期入れ(夫と色違いで買ったイルビゾンテの赤レザー)とはサヨナラすることにした。
通勤時の定期入れなので、自分しか目にしないもの。ただ使いやすさを追求するならば、リールがついている実用的なものをカバンにぶら下げてたらいいのだけど、それはなんか違うなと。妹は、ゴヤールのカードケースにマーカージュを入れて、何年経っても見るたびに可愛いと思うらしい。私もそういうのが欲しい。散々いろんなものを見て調べた結果、自分の「好き」が詰まっているものを見つけた!
シャネルのグレインドカーフスキン(いわゆるキャビアスキン)のカードケース。
カーフスキンに加工を施すことで、ちょとやそっとの傷が目立たくなる。カジュアルとリッチの中庸のような。なるほど、マトラッセのキャビアスキンチェーンバッグが時代を超えて名品と呼ばれる所以はこれか。
私の物持ちの良さを考えたら、定年まで使えそう。
わりとカードを入れる場所が多いのだけど、この切込みから何かが見えてる状態より、このデザインのまま見ていたいなと思って、定期1枚を、真ん中の深いところに入れているだけ。贅沢な使い方だとは思うけれど、毎朝毎夕可愛いなと思いながら電車に乗ってます。