君は「最高の離婚」を観たか? | 新人ライター奮闘記

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自分は今、制作会社に企画要因、プロットライターとして参加しています。

ブログには、プロデューサーとの打ち合わせや企画書の書き方についても書いていきたいと思います。


また、「文章の書き方」、「企画の見つけ方」なども書いて行きたいと思います

凄いテレビドラマを観てしまった。


皆さん、観ましたか?木曜、10時、フジテレビ、「最高の離婚」。



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脚本を担当しているのは、「Mother」、「それでも生きていく」で有名な坂元裕ニさんです。

坂本さんが、90年代のトレンディドラマ時代からテレビドラマ界を引っ張ってきた自他とも認める一流の脚本家であることは、「Mther」や「それでも生きていく」で証明済みです。


しかし、今回の「最高の離婚」第一話を観て、坂元さんの本当の凄さって、実はそれだけじゃないような気がして来たんですよ。

解りやすく言うと、坂元さんの書く作品は、どこを切ってもテレビドラマになっていて、それが坂元さんの真の凄さなのではないか?と僕は感じたんですよね


「んっ?どういう事?」と思われた方のために、これから熱く説明させて頂きます(笑)


昔、ベテランの脚本家先生がインタビューの中でこんな事を言っていました。


「映画はサイレント、無声映画としてスタートしているので、現代になっても、音やセリフに頼らない表現方法を模索して行かなければならない。」

しかし、テレビドラマはすでに音、セリフがある状態から誕生しているために、逆に音、セリフを意識することが重要だと思う」


確か、「映画とテレビドラマの違いは何ですか?」という質問をされたベテラン脚本家先生の答えが、前の文章だったんですね。


その時は、若気の至りで、「はぁ?難しく考えすぎじゃない、面白ければどっちでもいいじゃん」と思っていたんです。

でも、「最高の離婚」第一話を観て、「いや、そんなに間違った事は言ってないなぁ」と思ったんですよね。


というのも、「最高の離婚」第一話、登場人物が喋りっぱなしなんです(笑)

とくに瑛太さん演じる、濱崎光生は、ひたすらグチグチ、ウダウダ言い続けているわけなんですよ(笑)


まず、あのドラマの作り方は、映画では通用しません。

でかいスクリーンの中で、ただひたすら話し続けている人を観ても、間が持たない。

セリフが多い映画脚本を書いたとしても、たとえば、脚本家、古沢良太さんが担当した「キサラギ」みたいに、サスペンスだったり、ミステリーの要素が根強くないと、間が持たなくなってしまうのではないか?と思うんです。


けれど、「最高の離婚」は、「面白いキャラクターといいセリフがあれば、ドラマは成立するんです、なんか文句あります?」とでも言うかのように(笑)、堂々とキャラクターとセリフだけで勝負している、そこが凄い。


僕は、あるプロデュサーが言っていた言葉を思い出しました。

「テレビドラマはお茶の間のもの」


まさにその通り。

僕は勝手に、坂元さんは「映画的でもない、小説的でもない、演劇的でもない、自分はテレビドラマそのものを作るんだ!」と、心に決めて脚本を書いているように思えて仕方がないんです。

そんなドラマをしっかりと作ってしまう、坂元さん、あなたはカッコイイ(笑)


どうやったら良いセリフが書けるのか?という疑問に答えられる人は誰もいないと思いますが、きっちりと登場人物の履歴をつくって、その登場人物しか言わないセリフを探して行こうと思います。


「最高の離婚」の登場人物たちも、異常じゃないか?と思えるほど、みっちりと登場人物の履歴をつくっていました。

濱崎の趣味、盆栽、スポーツがダメで競馬好き、家族構成、妻との出会い、元カノとの距離感、思い出、潔癖症みたいなところ、胃薬を飲んでいる、仕事は自動販売機の営業、偏屈で理屈っぽい性格。


どれも驚くほど、しっかりと作られてましたよね?

「ここまでやらなきゃダメなのか?」と、ため息が出てしまいますが、シナリオライター志望者の皆さん、お互いに頑張りましょうね(笑)


まだまだ語りたい事はありますが、このへんにしておきます(笑)

テレビドラマの中のテレビドラマ、「最高の離婚」、ぜひ観てみてください。