将棋とシナリオは似ている | 新人ライター奮闘記

新人ライター奮闘記

自分は今、制作会社に企画要因、プロットライターとして参加しています。

ブログには、プロデューサーとの打ち合わせや企画書の書き方についても書いていきたいと思います。


また、「文章の書き方」、「企画の見つけ方」なども書いて行きたいと思います

誰しも一つか、二つ趣味と呼べるものがあります。




昔は映画を観る事、ドラマを観る事が趣味でしたが、今は仕事にしようとしているので、完全に趣味ではなくなってしまいました。




でも、そうなると、なんとなく寂しいんですよ(笑)、息抜きする時に、何もすることがない(笑)、ただボーッとジャズやクラシック音楽を聴いたりしていますが、それは趣味というよりも、単なる休憩ですね(笑)




そこで、「これは、マズイ、何か趣味と呼べるものなかったっけ?」と、いろいろ考えてみました。




そうしたら、一つあったんですよ!!



それは、将棋です



実は我が家は、代々将棋ファンの家系で、うちの父も、お爺ちゃんも、親戚の伯父さんも、みんな将棋の有段者なんです。




そんな環境の中で、僕は小学校に入学した時ぐらいから、自然に将棋を指していました。




あの頃から指し続けていれば、きっと、今頃、5段ぐらいになっていたと思うんです。




でも、途中で挫折しちゃったんですよね(笑)、理由は負けるのが嫌だからです(爆笑)




幼い頃は、対局相手に負けるのが本当に悔しくて、あの勝った相手の勝ち誇った顔が大っ嫌いでした(笑)




じゃあ、なぜもう一度、将棋の勉強をはじめたのか?気になりません?




それはですね、ある人が書いた本を読んだからなんです。




それは、羽生善治名人が書いた、





「決断力」という本です。




これを読んで、また再開しようと思ったんです。将棋ファンには説明はいりませんが、もしかしたら知らない方もいるかもしれないので、説明しておきますね。




羽生善治とは、将棋界のスーパースターです。将棋界には、七つのタイトルがあるんですが、その七つとも獲得した事があるのは、羽生さんだけです。



それは、もう、日本一、いや、世界一、将棋が強い男と言っていいわけなんです。



そんな羽生さんの本には、こんな事が書いてありました。



「才能とは、継続できる情熱の事である、才能とは誰もが思いつかなかった事をやれることではない。才能とは同じ情熱、気力、モチベーションを継続する事である」



これって、実はシナリオを書くことにおいても、言える事なんです。


僕らは、ついつい誰もが思いつかないアイディアを考える事に必死になります。




でも、本当に大事なのは、失敗作を書いても、プロデューサーにめちゃめちゃ厳しい事を言われても、書き続ける事なんだと思うんです。




それは、どんなにヒドイ負け方をしても、どんなに悔しくても、冷静に感想戦をするプロの将棋指しの姿とダブルところがあります。




負けて、やめてしまった時、その人は、はじめて才能を失う事になるんですね。




この将棋から学ぶ、勝負していく気持ちは、むしろ、大人になった今こそ身につけるべきなのではないか?




そんなふうに考えて、将棋の勉強を再開したわけなんですよ。




あとは、けっこう、将棋を趣味にしているシナリオライターが多い事も僕の背中を押してくれました。




まず、「地雷を踏んだらサヨウナラ」で有名な、丸内敏治先生。なかなかの有段者らしいです。




そして、なんと言っても一番有名なのは、新藤華人先生です。




新藤先生の将棋についての素晴らしいインタビューがあるので、少し長くなりますが、載せておきますね




「あのね、僕はシナリオを書いている時、将棋を指したもんなんです。王様を取る遊戯ですよ。この将棋というのは、人となりが出ますね。シナリオへの取り組みも出ます




(中略)勝負を最も投げないタイプがシナリオライターですね、なかなか参らない。




将棋と言うのは、序盤、中盤、終盤がはっきりあります。はっきりね。




駒の役割がちゃんとあって、それを頭に入れて組み立てるのが序盤




駒がぶつかり合う中盤、ここは考えどころで、間違えば命とりだ。




で、それを乗り越えたところで終盤だ。良くも悪くも勝負の終わりが見えてくる。




シナリオも三段階あります。発展、葛藤、結末。




これと将棋は似ているのかもしれないね。王様をどう詰ますか?。クライマックスをどう超えて、幕をひくか?面白いですよ、将棋は



新藤先生の仰る通りです(笑)、将棋から諦めない気持ちを学びたいと思います。