できる事から | 今日のしっぽ村

今日のしっぽ村

東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。

しっぽ村活動ブログをご覧の皆様

こんばんは。



昨日は夏の3連休の最終日でしたね。


早朝にしっぽ村と業務提携している

圃場に行き、草刈りをしてから

しっぽ村に行く気でしたが、、、


(先日はマイ草刈機でお手伝い)






でも今回は、


見事に寝坊しました


しっぽ村獣医のたむらです。




結果的には

雨も降っていたので草刈りも中止、

しっぽ村スタッフは犬猫のお世話や、見学に来て頂いた方の対応、TNR現場調査、

業者さん対応などなど、とてもバタバタしておりました。

 



そんな中、しっぽ村診療所では

はるばる沖縄から来た新入ワンコたちより、


チワワのビッケちゃん(推定8~10歳、フィラリア陰性、狂犬病予防注射済)




避妊手術、歯のスケーリングと抜歯をしました。

 



(歯はもともと歯周病でほとんど抜けていましたが、残っていた歯も歯石の塊で、スポスポ抜けていきました。)


ビッケちゃんは

沖縄県での繁殖行者の廃業で

保護犬となった子です😢



 

さらに、ケージの隙間から見事に脱走するのが上手な




い、いない‼️



ひょこりだとー?




しっぽ村に来たばかりの新入りの白黒猫


ぐーたろうの去勢手術を行いました

(推定4-6歳、エイズ白血病陰性)

 



(麻酔から覚ましたあとに写真を撮ったら、どアップ写真しかとれず。)

 


ぐーたろうは

顔、首回り、耳など傷だらけで、おそらく外の世界で喧嘩ばかりして

ケガしたりして、痒くなって自分でも引っ搔いて、を繰り返していたのでしょう。

 


毛刈りと消毒、お薬も塗って、すぐ取ってしまいそうだけど包帯も巻いてみました。



逃げようとするけど、こちらに攻撃することはない優しい子です。


皮膚の状態が治ってきますように。

 


そして、糖尿病のあばちゃん

(エイズ陽性、猫白血病も陽性)



食欲はあるけれども、

最近はくしゃみ鼻水が悪化し、

猫風邪で調子がイマイチでした。


血液検査後では重度な貧血、

超音波検査機械をお腹を当てると

脾臓に腫瘤があることがわかりました。

 


(超音波を当てているときに巨大な、20㎝くらいの黒いゲジゲジが排水管

から出現、ぎえええええええ!!!!と叫ぶ中、

たまたまこの日いた旦那が退治してくれた)

 


あばちゃんは、いろんな病気を抱えながらも、本人は意外とケロッとしていて、毎日のインスリン注射もおとなしく打たせてくれます、ゴロンとお腹を見せて頭なでなでさせてくれる、健気な子です。

 


この子にとっての最善な方法はなにか、スタッフとも話しながら決めていきたいと思っております。

 


また、個人的な話になってしまいますが、

私の実家の犬、ロコくんも(ミニチュアダックスの16歳、公園に放浪していたところを保護された子)



口に悪性の腫瘍を抱えているのですが、

そろそろお別れが近い気がします。

 


でも、体調が悪い中、

頑張ってごはんを食べてくれているのです。

 


動物は、いつでも、どんな状況でも、

自身の疾患について考えることはありません。


ただただ懸命に生きています。


人の意識で左右されることの多い

その生涯、


本当に心打たれることが多いですよね。

 


微力ながら、動物愛護活動に関わることができて

幸せです。



ロコの話しは、また改めてご紹介できたらなぁと思っております。

 


さて、来週は久々に

頭数が20頭を超えそうな現場での

猫の捕獲と去勢・避妊手術、保護を控えております。


児童や生徒の夏休みも控え、

忙しい日々が続きますが、

皆様も体調にはお気をつけてお過ごしくださいね。

 



田村