能登半島地震災害支援活動
2月12日〜2月15日
この時季にしては気温も高く
天候にも恵まれた活動期間となりました
災害の爪痕がそのまま残る地域に
心は痛むばかりです。
この瞬間に、果たして
私たち人に
何か出来る術があっただろうか。
私はつい、
発災時にここにいた(住んでいた)とした
自分を想定してしまうけれど、
今はただ、一日も早い復興を願い
私たちに出来るサポートで
そのお手伝いをさせていただきたいと思うところです。
余震や雨、雪にも阻まれ
支援活動に必要な状況確認、ニーズの汲み上げに時間を要する現状
水道をはじめ、交通、ガス、通信といった
主要ライフラインの一部は依然として復旧工事が急がれる地域での活動
現場での機動力は落ちてしまうものの、
物資輸送と現地での宿泊
そしてトイレ問題をカバーすべく
出動車両は、今回もしっぽ村1号を選択
自身及び他者のレスキューに対応出来るよう
機材と備品&食糧を積み込んだ移動宿泊車でしたが、道路の起伏からくる衝撃からか
発電機のガソリン全量が車内に流出する騒ぎはあったものの
あきらさん!
ラーメン食べてないで
先ずは現状回復を急ごう❗️
と言うトラブルもありましたが、
皆様からお預かりさせていただいた物資
無事に受け入れ先へと搬入させていただきました
活動協力団体
CDCAさんからお預かりした
物資管理リストの設置も
管理者側と相談の上
設置させていただきました
また、しっぽ村の
この度の能登半島入りの
最大のミッションでもあった
継続的なサポートを必要とする
犬や猫 そして飼い主さまからのニーズの汲み上げ。
先ずは能登町から
町役場を訪れペットと飼い主のサポートを行なわせていただきたい旨
住民課、危機管理課の職員にご相談させていただきました。
復旧の対応に追われ
ご多忙な折り、対応いただきありがとうございました。(申し訳ございませんでした)
ペットとの避難状況把握や再建支援についての要望等は
担当部署からの周知に手を煩わせないよう、
各避難施設を訪れ状況把握をすることとしました。
その他自主避難所を訪れることは
一日ではできませんでしたが、
この日は3地区16箇所の避難所を訪れ
私たちに出来るサポートとニーズの汲み上げを掲示物と共にお伝えして参りました。
避難されている方々のプライバシーからも
写真投稿を控えさせていただきますが、
(実際には撮影してません)
16箇所の避難所で犬や猫と一緒に避難所内での生活をされる方、同伴避難が可能な犬猫は4世帯4頭だけでした。
犬や猫を飼われている方々は多くおられるそうですが、ほとんどの犬猫は自宅にお世話に帰る、または車内で生活しているとのことでした。
ペットに対しての支援を求めて良いものか、
または求める先があるのかどうかがわからないとの声が多く聞かれました。
※県獣医師会や県内の動物病院等において
ペットの往診や一時預かりは実施されております。
また、動物愛護団体による同伴避難、一時預かり、物資支援等も実施されております。
今回訪れた避難施設で
受付け担当者に
「犬や猫のペットと飼い主さまへのサポートを行なわせていただきたい団体の者です。」
とご挨拶をした際、
担当職員の皆様が
ペットと飼い主の支援について、快くご対応くださいました。
過去の災害を教訓に、
支援の形のひとつとして
必要である事が認識されているのが現状だと感じたのは私だけではないはずです。
次回は、3月4日〜3月7日
能登町活動を予定しております。
ペットと飼い主さまの生活再建のお手伝い
必要なことが、必要な方、必要とする犬や猫へ確実に行き届くよう
次回は
更に一歩進める時間となると思います。
しっぽ村の取組む
能登半島地震災害支援活動と
災害動物支援活動を応援くださり
ありがとうございます。
しっぽ村
深津