夏らしい暑さに戻った
今日の清川しっぽ村から
お届けさせていただく記事は、
『外で暮らす猫の過剰な繁殖を抑制しましょう』
というお話です。
清川しっぽ村では毎月20〜30頭の猫の不妊手術を実施してます。(保護猫を含む)
多くは「TNR活動」となりますので、
………………………………………………………
※TNRは以下の頭文字を取った用語で、不妊手術を施す目的での一時保護(捕獲)から元の生活圏に戻すまでの一連の流れを現します。
Trap:トラップ
捕獲器などで野良猫をつかまえる
Neuter:ニューター
不妊・去勢手術を施す
Return:
リターン 元の生活場所に戻す
…………………………………………………
保護して新しい飼い主さんを探す
譲渡し活動とは一線を画す部分が多くなります。
一時収容設備のある保護施設
清川しっぽ村も、保護スペースと管理・飼養の行き届く範囲を考慮すると収容可能頭数は限られてきます。
猫の受け入れ保護依頼は件数変わらず、毎日4件〜5件が2ヶ月間続いています。
収容可能スペースが10倍になったとしても
受け入れを続けると、
アッと言う間に満員御礼となるはずです。
TNR活動は
保護施設であっても、術後のリリースが付随した活動だと考えるしかないのです。
緊急性や状況を考え、場所の確認できる現場へは足を運んで調査を重ねますが、
4ヶ月齢ほどでしょうか、
春に産まれた幼い子たちが目立ちました。
この子たちの今後を心配しての保護依頼、
近隣さんからの苦情を心配しての保護依頼、
そして 苦情元からの保護依頼。
理由は様々です……
もちろん、産むことや 産まれることが悪いことではなく、産まれたからには不幸せな境遇は回避させてあげたい、読者の皆さまもその願いは同じだと思います。
今こうして、
目の前で健気に生きる命について
目の前で健気に生きる命について
その存在を否定することは
誰にも出来ないことです
保護できれば、保護して
新しい家族を探してあげたいけれど
キャパオーバーはすべての命を危険に晒します
ほんの少しを救済し、
多くの尊い命をあきらめながら
動物愛護活動に心を尽くす毎日です。
一方、
この子たちが居着く生活圏では、糧を得ることが出来る場所が必ずありますので必ずごはんをもらう方がいます
すべての現場では必ずごはんあげさんとお話をしますが、多くの方は このままでは
大変なことになると感じておられます
目の前で生きる命を 尊く思うように、
将来 この環境で産まれる命のことを一緒に考えてお話してみると
想いは同じなんです
建物単位、地域単位でコミュニティが作られることが望ましい、
地域での活動だと思います
猫の未来を見据えた活動が実施できることに
喜んだ7月。
暑い時季です
現場の調査や捕獲準備に加え
不幸な命が増えないよう
外で暮らす猫の過剰な繁殖を抑制することは
大切で必要な活動だと考えます。
TNR活動7月
調査や捕獲にご協力いただいた
ボランティアTさん
(同市内在住)
地元力に感謝いたします。
ありがとうございました
清川しっぽ村