久々のクロスオーバーで鍛える抽象化のコーナーです。とはいえ今回は私が自分で思いついた話ではありません。しかし、とても良い着眼点だと思ったのでアイディアをお借りして私の解釈も交えてお伝えしたいと思います。
鬼滅の刃とニンジャスレイヤーの基礎知識は過去の記事を読んでいただけると分りやすいと思います。
さて今回の記事を書くきっかけになったネタですが、先日Twitterをぼーっと眺めている時にあるワードが流れてきたのです。そのワードは
茶柱藤木戸
これでネタが通じる人は相当ニンジャスレイヤー好き=ニンジャヘッズですね。とりあえず何事か説明しましょう。
まず初めに過去の記事に書いていない事項ですが、〇〇柱というのは鬼滅の刃側の用語です。鬼殺隊の最高位の剣士を指す言葉です。〇〇の部分には各々が司る呼吸が入る訳ですね。
鬼滅の刃側の用語はまあ分かると思いますが、茶柱藤木戸とは何を指すのか分かるでしょうか?
まず藤木戸の方はニンジャスレイヤーの紹介記事にも書いてある主人公フジキド・ケンジの事である事は分かると思います。
茶柱。これはなんなのかというと、過去の記事では紹介していなかった用語になります。ニンジャソウルに操られ暴走していたニンジャスレイヤーに正気を取り戻させた師匠が修めていた武術がチャドーという太古の暗殺術なのです。
そしてそのチャドーは「チャドー呼吸」と呼ばれる独特の呼吸法を元に力を発揮する物なのです。おわかりいただけたでしょう。チャドー(茶道)の呼吸を使う柱だから茶柱なのです。
ジョジョとのクロスオーバー記事の時と同じで鬼滅の刃とニンジャスレイヤーは、呼吸法という言葉で抽象化が出来たのです。
ニュービーなりにニンジャヘッズでいたつもりの私としてはこれを思いつけなかったのは一生の不覚だと思いました(笑)
そしてここで一つ抽象化の要素が出てくるとフレームが変わって他にも共通項が見えてくるんですね。
まずそれぞれの物語の敵です。鬼滅の刃に登場する鬼もニンジャスレイヤーに登場するニンジャも元は人間です。そしてその殆どが人間を超越したことで力に酔い、人間の尊厳というものを軽んじています。
鬼殺隊とニンジャスレイヤーでは敵を狩る存在として人数の違いはありますが、その執念は狂気じみていてそこも共通しています。
敵側も鬼舞辻無惨を頂点とする鬼達もニンジャ組織の各ボスも圧倒的な実力者による絶対的な支配体制という点で一致していたりします。
余談ですが鬼殺隊の指導者である産屋敷耀哉と、ニンジャスレイヤー=フジキド・ケンジは担当する声優が一緒だったりもします。そのあたりもよくクロスオーバーのネタとして扱われていました。
この様に、登場人物と敵の性質や関係性等において両作品は親和性が高いのです。
問題点としては世界観の違いでしょうか。過去の記事のジョジョと鬼滅の刃のクロスオーバーは世界観としては同一でも問題が無かったですがニンジャスレイヤーはそうは行きません。
ニンジャスレイヤーにも大正時代はあるようなのでいけなくは無いですがなんせ大正の前の年は江戸265年だったりするし江戸の前は平安時代だったりします。きれいに揃えるというよりはどちらかの世界観をどちらかに合わせて改変するしか無さそうです。
Twitterでネタになっていた話では主にニンジャスレイヤーの方を鬼滅の刃の世界に合わせる形で改変していました。家族を鬼に殺され復讐に燃える茶柱の藤木戸ということです。
振り返れば私が直ぐにニンジャスレイヤーと鬼滅の刃の抽象化を思いつかなかったのもクロスオーバーの作り方のスタンスの問題だったのかもしれません。
個人の好みで言えば過去のジョジョと鬼滅のクロスオーバーの様に、ほぼシームレスに繋がる物の方を追い求めてしまいます。
そのため、せっかく面白いネタが転がっていたのに世界観の改変を大きく行う必要があるこの組み合わせを見落としてしまっていたのです。
今回は抽象化のコツ以外にも、他者のアイディアを生かして視点を高くするということを学べました。
こういった趣味全開の話も、人と意見を交換することでより発想を豊かに出来ます。皆さんも趣味仕事含め色々な事象について抽象化と他者との意見交換をしてみてください。
