ここ二回に渡ってレビューを書いて見ましたが中々難しいものですね。しかし、なんとなく今までの記事と少しだけ書き方の意識を変えて見て気付いたこともあります。今回は備忘録も兼ねてレビューを書いて学んだことをお伝えします。

 

 今までの記事と今回のレビュー記事の変更点として、構成を統一してみました。

 全体のテーマ、構成・概要、自分視点の要点、まとめ、という形です。特に最初からそうしようと思った訳ではなく、自分なりにレビュー記事とは何かを考えた結果の作り方です。後々試行錯誤してブラッシュアップさせていこうと思います。

 

 この作り方のメリットはサクサク書ける事ですね。構成をいちいち考えながら書くという事は結構余分なリソースを割いていることが分かりました。今までもある程度は考えているつもりでしたがまだまだでした。

 

 今後他の書籍の記事も増やす予定なので、レビュー記事の括りで構成が統一されていた方が読みやすいだろうと思って今までより意識して構成を一致しさせましたが、自分にとってもメリットの認識が深まりました。

 

 また、今回は実際に読まないと十全に理解できないが、読むことで何が得られるかが分かるように書くことを意識しました。

 

 これが中々難しいんです。そもそも一冊の本の情報量をブログで要約しきれるはずもないのですが、如何に根本を捉えるかという事と自分の中でもっとも役立った情報を上位3つ挙げるという事に重きを置きました。

 

 そのためにもう一度読み直す訳ですが、誰かに紹介すべき良いところを厳選しようとしながら読むことで、結果としてより深く理解が進んだと思います。他者の視点を意識することで新しい発見があるのです。

 

 レビュー記事を書こうとすることで理解が進むのには他にも理由があります。

 

 記事の目的も書籍を買ってもらうためと言うと聞こえが悪いですが、最終的には私の説明で理解するよりも実際に読んだ方が絶対に良いんです。元の情報から読者の方が得るものは私と違う可能性のほうが高いからです。

 

 そして出来ることなら、実際に書籍を読むのに加えて私の記事を読むことでより新しい理解を得てもらいたい。そのために工夫することも一種の視点変化となるのです。

 

 因みに具体的な工夫として、速読トレーニングでは全体の構成を説明し、先に得られるものに関してはここまで読めばスタートが切れるという事を示して効率的な活用法を紹介しました。

 

 書き方トレーニングでは、以前書いた近い内容の事を述べている記事も紹介し、書いてある内容以外の視点を取り入れられるようにしています。

 

 書籍の内容をどれくらい開示するのかもまだまだ工夫の余地が有ると思っているのでさらに研鑽を積み重ねる予定です。

 

 余談ですが前回紹介した書き方トレーニングでは文芸作品とそれ以外の文章の違いが挙げられているのですが、近い対比が私の書いた記事にもあります。

 

 意図して書き分けた訳では無いですが以前書いたamazarashiのライブに関する記事と今回のレビューでは何かを紹介するという点では共通しているはずなのに、かなり文体が変わっています。読み比べてみると面白いと思います。

 

 以上のように今回試しに書いてみたレビューから、書籍の内容だけでなく自分自身のこれまでの取り組みにまで視点が変わったのは良い経験でした。

 

 今後もブログの書き方に限らず様々な場面で工夫を凝らす様にしてそれを記事に纏めることでブラッシュアップを図り皆様に届けていくようにします。